パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

脱価格!

2010年05月19日 20時43分51秒 | Weblog
ほとんどの小売店で、今避けたいと思っている事が価格競争
体力消耗戦、総力戦の不毛な闘いとは
もうおさらばしたいと思っている

消費者の方はどうか
確かに低価格なもの、大幅な割引価格のものが売れているようだ
しかし本当に安いものを欲しがっているのだろうか?

安い高い!は実は比較の上でしかあり得ないし
価格なんていったいどれだけが正解か分からないでいるのに
絶対金額を下げて自ら利益を削って
ただ単にその場限りの売り上げ数字合わせに見えるのは
どうかと思えてならない

安く買えれば消費者はまた別のものを買える
だから安い方がいい
しかし、消費者は欲しいものがそんなにあるのだろうか
(消費者は安いものを求めているのだろうか?)

また本当に、いいものを安く!は可能なんだろうか

まず価格ありき!
の製造からスタートすると、結局どこか手を抜かなければならなくなる
そうしてできた商品は、一見良さそうに見えても
すぐに飽きが来そうなものとなる

脱価格!
高く売れ!とか、高く造れ!
というのではない
ただモノには適切な価格というものが存在するのではないのか
それは全て市場に任せるといったものではなく
どこか理性の判断を伴ったものとなるような!

いいものを選ぶ方法や
いいものを求める様に消費者を教育する事が、
手間はかかるけれど価格競争ばかりよりは大事なのではないのか

持続可能な商売、仕事
持続可能な(長く使える)商品
それらは果たして価格競争のなかで存在しえるのだろうか?

売り手側の皆が嫌がっているのに、
過度に報道される安売り合戦
この流れは、変えられないのだろうか

皆がみんな一生懸命働いていても
少しも幸せな気分になれないのは
何故なのだろう?
どうすればいいのだろう?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする