パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

いつもと違う休日

2009年10月31日 22時07分36秒 | Weblog
大げさな言いようだけれど、単に電車に乗って
名古屋に出かけただけの事

仕事、少年サッカー、だらだら
この繰り返しばかりで少しストレスがたまり気味だったので
名古屋市博物館で開催中の妙心寺展に足を伸ばした

いつもと違う風景は、いろんな事が新鮮に感じられるが
今日一番の発見はiPodファミリーを使っている人が
半端じゃなく多い様に思われた事

最初が出発駅!
たった3.4人乗っただけなのだが
30代くらいの女性が例の白いケーブルを引っ張りだした

自分も退屈だったら電車の中で聞くつもりで持参していたが
なんとなく同じ行動をする気になれずバッグに入れたまま

途中の駅から乗り込んでくる人の中にも
あの白いケーブルがチラチラ見えた

「多いなあ!」
改めてそんな風に感じたのは、名古屋についてから
地下鉄車両、自分の周りに当たり前の様に3人ほどが
自分の世界に入り込んでいた

確かに黒いケーブルのもの、
イヤホンが黒くて青い線の入ったものを聞いていた人もいたけれど
圧倒的に小数派

最近はシェア争いでソニーも頑張っている
と報道があったが
実際の町中を見た感じでは、まだまだ随分差がありそうな感じ

一日で一番印象に残った点が
こんな事なのは少々情けないけれど
普段の生活では気づきもしない事だから
休みの一日のストレス解消には
それもよし!かな
(妙心寺展については機会があれば後日に)
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子供心に、ありがたかった事

2009年10月30日 22時14分32秒 | Weblog

  瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ
  いづくより 来りしものぞ 眼交(まなかひ)に もとなかかりて
  安眠(やすい)し寝(な)さぬ(802)
反歌
  銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも(803)

年齢を重ねて、よく言われる様に、
夜中に目を覚ます事が多くなった
(歳のせいだけでなく、ストレスで眠りが浅いから?)

そんな時は無理に寝ようとしないで
眠くなるまで枕元の本を読む事にしているが
昨日手にしたのは「万葉集」の文庫本
適当にめくって、良さそうなものを見つけられればラッキー!

そこで目にしたのが上記の山上憶良の歌

年初めNHKの万葉集がらみの番組で
日本人の一番好きな万葉集の歌は?
のアンケートで2位だったか3位に入っていた
(1位は額田王の、あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る)

この山上憶良の歌
最初に知ったのが、確か中学の時の国語の時間
その他の歌に混じっていたのだが
たいした古語でもなく、分かりやすかったので覚えている

というより、なんだか嬉しかった
中学と言えばまだ子供みたいなもの、
その時に
大人たちは自分たち子供を宝物よりも大事に思っていてくれている
そのことが大きな安心感を与えてくれた
守られているようで
子供心にもありがたかった

いつの世でも、今でも
子供たちに対する思いは大きな違いはない
と思いたいけれど
若干の疑問符をつけてしまうのは何故なんだろう?

今の子供たちも、大人の心根に
ありがたい!と感じる事があるのだろうか?




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しまった!

2009年10月29日 20時37分49秒 | Weblog
先ほどせっかく目一杯、考えて書いたつもりのブログの文章

さて、アップしようとしてキーを押してしまったら
なんという事、ショック!
全部まっさらに消えてしまった

そんなはずは!
冷静を取り戻す事ができず、バタバタしても後の祭り

このパターン、結構何回かやっているのに
反省がないと言うか
学習能力がないと言うか
情けない

いや、その前に今日は悲しい!
そう言えば、今日の牡牛座の運勢
下から2番目だった
あーあ!
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マイ フェイバリット ソング

2009年10月27日 22時25分28秒 | Weblog
昨日のベートーヴェンに続いて
ノンジャンルで自分の好きな曲をあげてみる
(現時点 何年後には変っているかも)

「グリーンスリーブス」(あるいはボーンウイリアムズによる幻想曲)
「アニーローリー」
この手の民謡は大好き
「ロンドンデリー」も「庭の千草」も訳もなく
まるで自分はかの地で育ったのではないかと言うくらい

そういえばビートルズの(ポールの)バラードは今聞くと
民謡のような気さえする

次いでガラッと変って
「影を慕いて」 古賀正夫の名曲
静かに感情が盛り上がっていき、絶叫にはならない頂点
歌詞がなくても胸がかきむしられるような気がする

「平城山」
この曲も柔らかな盛り上がりが好き

後はちょっとずるいけど
「モーツァルト」と言う存在

孤島に1曲だけもって行くとしたら
自分は絶対モーツァルトの「魔笛」

どうでもいいことの羅列でした

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ベートーヴェン お気に入り3曲(そこから連想することなど)

2009年10月26日 22時14分16秒 | Weblog
一軒家なのだけれど、流石に夜は大きな音を出して
聴くわけにもいかず、もっぱら室内楽を楽しむことが多いけれど
今日は珍しくオーケストラ作品を引っ張り出してみた

パラパラとレコードを探して見つけ出したのが
「エロイカ」コレギウム・アウレウム合奏団のもの
始めの2楽章を聴いただけだったが
改めて「エロイカ」はすばらしいと再確認

伸びやかで、おおらかで、旋律もふんだんにあふれ
しか大きな複雑な展開がなされ、それでいて破綻がない
野心、若さも随所に感じられる
ベートーヴェンの交響曲の中では一番のお気に入りだ

ところでベートーヴェンのお気に入り、その他は
14番の弦楽四重奏曲嬰ハ短調
そして32番のピアノソナタハ短調
いわゆる後期のものだけど、なにかどっか別の世界に
行ってしまってるような聞き流すことが出来ないような曲

だがこの後期の曲も今の自分の年齢の時には
ベートーヴェンは作曲してしまっている
そもそもの資質、才能が違うといってしまえばそれまでだが
自分にはなかなかここまでの精神的な境地にはなれないでいる

音楽に何を見つけるかは人それぞれだけど
ベートーヴェンには確かに人をして
深く思索させる何かの力があるのも事実
そしてそれは単なる音楽に終わらず
人生の大きな経験の一つにもなりうる

残念なのは、今は教育的見地や
教養の一部としてしかベートーヴェンも
扱われないように思われること

確かに過度にロマン的な思い込みはどうかとも思うけれど
反対に軽く流すような扱いも
せっかくの本質を見逃すようでもったいないと思うのだが、、
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「大不況には本を読む」

2009年10月25日 14時11分10秒 | 
橋本 治著 中公新書ラクレ

この本は大不況に対しての効率的なマニュアル本ではない
反対に「解決法は自分で考えなさい」
と結論づけている類いの本だ

だからといって無責任な態度ではなく
むしろ真摯な、当たり前と思っている事柄の
前提から考え直すきっかけを与えてくれる
それも誤解を恐れずに言いきっているので小気味いい

「損か得か?」「儲かるか?」
等の問いを発する前に、それが「良い事か、悪い事か?」を
考える事の必要性を暗に述べている

だからこの手の本は経営者と言われる人々に
多く読まれるべきだろうけれど
おそらく残念な事に、読まれる事はないのではないか?
一つには闘争心が削がれる
現実的でなく役に立たない
こうした議論がそもそも苦手
大体の理由はこんなところだろうけれど

しかしながら、この本の言わんとする事の多くは
多分社会的に力のない人々が何となく思っていることで
少しづつでもいずれ社会変化に現れそうな事だ

モノを持てば幸せになれる
経済成長が回復すれば幸せになれる
誰彼に負けない為には、、、
そうした1方向性だけの価値観は
どうやら人を幸福にはしない

人が人として暮らしていくには
何の役に立たないものの(文学、哲学、教養)必要性があり
この役に立たないものを読む事により
行間を読む力、強いては考える力がつく
だからこれからの自分で考えなければならない時代には
本を読まなければならない
と結論づけている

しかし残念ながらベストセラーにはならないだろうな
なってほしいのだけれど
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子供っぽい好みと社会

2009年10月22日 20時40分04秒 | Weblog
以前、テレビ番組で携帯に使われる絵文字について
外国人にインタヴューしていた時
(絵文字を使っているのは日本だけらしい?)
大半の人は好意的に捉えていたが、
確かフランス人だったと思うけれど彼女は
「子供っぽい!」の一言

確かに、そう言えなくもない!

「子供っぽい」
と言えば最近のファッションの色使い
赤やピンクや黄色のコスプレファッションの類い
そしてそこから発展して生み出されるいろんなもの
それらは奇抜、というよりはどこか子供っぽくない?

子供は原色が好きで、食べ物も単純に甘いものが好き
つまり選択の幅は極めて少ない
その子供の時の発想をいつまでも続けているのはどうなんだろう

勿論、子供っぽい物でもいいものは存在する
ミロの絵などはそれこそ子供の落書きみたいで
色使いも無邪気な子供を想像させる
ところがそれらはちっとも変ではない
むしろ直感に満ちた、スッキリした印象さえする

ミロと比べて今時のファッションは同じ子供っぽいものでも
理性を感じさせないで、ただ奔放なだけ!
と文句を言いたくなっているのは
これらの趣味についていけないおっさんの戯言?

しかし、確かに今の日本はどこか全体が子供っぽい
マスコミも政治も!
これが杞憂ならいいのだけれど、、、


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浜松モザイカルチャー博

2009年10月21日 20時05分48秒 | Weblog


暑くもなく、寒くもなく、いい季節になってきた
腰の重い母もようやく活動的になって
前々から、いつか行こうと話していた
浜松モザイカルチャー博に出かけた

平日の水曜日という事で
人出はそれほどでもなかったが
写真を撮ったりするにはこのくらいが丁度いい

実のところ、母ほどには期待していなかったのだが
それがどっこい、案外楽しめた



モザイカルチャーとは
絵画や彫刻などの芸術と草本植物の葉や花の魅力を生かす造園や園芸の環境創造技術が融合した全く新しい文化創造のジャンルで、あらかじめ構築された金属フレームの像の表層部に多種、多彩、多様な生きた草本をデザイン通りに植え込んで作る人、動物、風景などの像及び群像と二次元の緑花床で景観を創造する「緑花像景アート」と定義します。
(浜松モザイカルチャー博のホームページより)



葛飾北斎、富岳36景からの引用やら



実際に存在するものを作ってみたり



ちょっと、額縁からはみ出た絵画風に作ってみたり
まだまだ興味深いものがたくさんあった

会場1周に要する時間は約2時間、過度に広すぎず、
ヴォリュームも食傷気味にならずに済む程度の陳列数

つまり、若くない見学者にとっては丁度いいスケールだった

それにしても、本当に気持ちよかった
それは珍しいものを見る事ができたから
というよりは
自然の中を、木々を、花を満喫できたから

ホント、自然はやさしく心を癒してくれる
たまには自然の中で、何も考えずボーッとする事もしなくては!
(昔は簡単にできたのに、最近はできなくなっていた)

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予想できない方に賭ける?

2009年10月20日 21時05分24秒 | Weblog
普通の庶民の感覚からすれば、入ってくるお金が少なくなるとわかっていれば
出るものを少なくする
それどころか、緊急時の為に貯めておく事も当たり前の行動の一つだ
だからこんな不景気な状況下ではますますお金は消費に回らない

話は変わって、景気対策
当たり前の様に、まずは企業が良くならなければ皆まで回って来ないと言う
(自民党のいう景気対策はこの方法)
ところで社会は急激な老齢化と少子化、そして日本国内は物にあふれている生活をしている
そんな中で、果たして簡単に企業が良くなるような方法が政治だけで見つかるのだろうかおおいに疑問だ
売り先を外国に見つけなければ成長は可能性がなさそうだし、競争力の高い製品、価格を実現するには人件費の安い外国で生産しなければならない
だが、そんな事をすれば国内が空洞化してしまう

残念なことに最初の前提、
企業が良くなれば末端までお金が回ると言うことが素直に信じられない
なぜならほんの数年前の実感のない景気拡大の時期、
庶民の収入は減り続けた
企業の内部留保や高額収入の人々は増えたと言うのに

どうやら企業の成長戦略を図るだけでは
個人消費は伸びないのではないか?
(本当は不安の解消が一番と思うが!)

だから民主党のまず子供手当等で
国民にお金を渡して個人消費のアップを図る
との考えもわからないではない
一見この方法にも疑問を覚えずにはいられないが、
前例がないだけに良い結果の可能性もあるかもしれない
(下からの景気対策、これは壮大な実験とつぶやいた自民党員がいた)

それにしても社会の蔓延する不安感、閉塞感は
理性では乗り越えられないのではないか
こんな時使うのは間違っているかもしれないけれど
エラン・ビタール 直感 本能
なまじっか、お気楽にこちらに運を任せたりした方がよかったり、、
(しないかな?)
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不安の解決方法

2009年10月19日 22時00分55秒 | Weblog
本当に景気が悪い!
会う人会う人、みんながこの先どうなるか?
の不安を抱えている

ここで問題なのは不安の原因が
単に景気の所為だけではなさそうな点
つまり、そもそも景気がよくなるからといって
自分達のおかれている商売上の立場が
前みたいによくなるかといえば
どうもそんなことにはならないらしいと薄々感じている点

社会の変化、世の中の変化は景気以上に
人の気持ちを不安にさせるのかもしれない

さて、この解決策は不安に慣れてしまうこと?



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