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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【シトロエンC5】なんだかんだで、癒し系なわけです。

2009-04-04 | シトロエンC5。



仕事は相変わらず忙しいです。


公私ともどもいろんなことが押し寄せていて、
精神的にもちょっと参っているのも確かです。


そんなとき、フランス車に乗っていてよかったな、って思うのです。

疲れていても、いや疲れているからこそ、
なんだか乗りたくなるのです。

むしろ疲れて帰って、名古屋とかまで「GT」したくなる。


それって、たぶん普通でしたら考え付きませんよね。

フランス車オーナーの多い読者のみなさんならわかると思います、この気持ち。

そう、なんだか、麻薬のように、ieはC5に乗りたくなる。
果てなく、遠くまで行きたくなります。


サーブが1年しかもたなかった理由をいろいろ考えてみたのです。
クラシック900はいいクルマです。
マスプロ製品ではあるけれど、絶対的に台数の少ない、手作業で作っているような
「職人の手作り」みたいなクルマです。


でも、無性に乗りたくなったり、遠くまで行きたくなったりはしませんでした。




そう思うと、フランス車ってほんと不思議です。
クルマの遠出は疲れる、って思っている人に教えてあげたい。

ドライブするという行為はストレスの発散になりますけれど、
でも安楽なフランス車に、疲れた時に乗ることは、
ストレスの発散以上に、「癒し」。
クルマの運転が、心を平穏にする効果があることの驚き。








2001年デビューの先代C5は確かに新世代のシトロエンの旗手であったかもしれません。
シートの出来も、乗り心地も、確実に過去のシトロエンよりも劣ります。

ですが、先日シトロエンのディーラーに行って、
ひととおり現行のシトロエンに着座し、正直
「硬いなあ...(座り心地が悪いわけではない)」と思って
自分のC5に戻ったとき、

「.....ああ......」

って、思いました。
沈み込み量は少なくなったけど、明らかにやさしいのです、アタリが。
ふかっと体が沈み、止まる。
むかしのルノーのシートみたいに、
そこから「シートがウォーターベッドのように体に合わせて来て、
まるで体とシートが一体になったようになる」感覚は、さすがに薄れていますが。

でも、くるまれる感じ、包まれる感じ、体がシートに解放される感じは、
確実に、まだ、ある。





そうなんですよね、結局、なんだかんだで癒し系なんです。
初代C5も、まだまだ、やっぱりフランス車なのです。見事なまでに。




>>また論争を招きそうですが(汗
先日、ちょっとした用でト○タのノ○というワンボックスミニバンに
1日で60キロくらい乗ったのですけど、10分で腰が痛くなった。
座っていたくなくなるような椅子。
背もたれを倒せば首が据わらず腰&ケツが前に出て、
立てれば今度上半身の体重が腰の奥底の「ズーン」とする部分に乗る。

>>なんだか腰が妙に気になって、運転が疎かになっちゃいました。
ファミリーカーとは思えない荒れた乗り心地、過敏に過ぎるアクセル。
直進性は良かったんですけど、いやはや、たった60キロ運転して、疲れた。

>>その点、C5なら、いまからでも日本海を見に行ってもいい。
そんな気にさせるのです。
しかも、それは大きなクルマだから、ではなく、シュペールサンクも、
縦サンクも、それが出来た。すごいことだと思うのです。




>>なつかしや、2台体制だったころ。このころ、バカラは親父のクルマ。
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18 コメント

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あの頃の (たまーる)
2009-04-04 02:34:23
ルノーのシートはもう返って来ないのでしょうか。昔に思いを馳せるのは自分が歳を取ったからなのでしょうか。でも、良いものは良い!
ああ、あのシュペールサンクのシート(僕のは布でした)が忘れられないです。
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・・・ああっっ・・・ (ちびころ)
2009-04-04 05:25:02
とてもよく解ります・・・ああっ・・・
温泉に入ってああっ みたいな快感www
僕も605のシートより昔乗っていた25バカラの
リアシートの方がずっと気持ちいいシートだと
思ってます、25のリアシートは部屋のソファーで今も活躍してます、シトロエンのシートは絶対布シートの方が気持ちいい!!!
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ちょっとそこまで→往復300km (いぬの)
2009-04-04 07:55:16
キャトルとビュイック
子供の成長にまくしたてられながらも
今年もどうにか2台体制を維持できてますが
趣味車としてオーナー像の重ならないこの2台
大事な共通項がございます
ちょっとそこまで新潟→山形県→福島県
ちょっと300km、躊躇ない事なのでございます
サンクfiveでもそうでした
ビュイックなんかはまさしく疲れてクタクタでも
さらに長距離乗りたくなる車です
親の最新トヨタ車乗るとそうはいきません
無休憩で200kmなんてとんでもありません
翌日を棒に振るようなものです
でも最新フランス車はどうなんでしょう?
日本製との明確な差異は薄れていると
自分も思います、乗員の優先順位が後へ
燃費やコストが上位にきているんですかねェ
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僕も (しんパチ)
2009-04-04 10:08:28
仕事が忙しく、なかなか車に乗る時間が取れない、、、、のに、無性に乗りたくなって困ってます。
こちらもエスパス1に比べちゃうとアレですが、十分心地よい座り心地。
ああ、また乗りたくなってきた~
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GT (savoy)
2009-04-04 20:50:38
今日たまたま450kmばかり走ってきました。
もちろん疲れるのですが、でも腰が痛いとか、
クルマにまつわる疲れは格段に少ないです。
出かける前からそれだけ走ると判っていても全然気にならない。

F車は一味違います。

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Unknown (サボ)
2009-04-04 23:42:05
ズレたコメントお許しください。
 
やっぱりこのC5って、シトロエンらしいカタチな気がします。かなり後まで引っ張ったルーフラインと車幅をめいいっぱい居住空間に使っている上、1枚目の写真で気付いたのですが、Aピラー根元を相当に外に出してますね(視界の為か、前方空間の広がり感の為?)。それを(当時流行の)スタイリッシュ&スポーティと逆行したスタイリングで包んで・・・・
 
見てるだけでも、「機能的」を超えて「癒し系」カモ♪
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Unknown (マキシ)
2009-04-05 00:28:26
ものすごい良く分かります。
どんなに疲れていても。 シートに座ると
癒されてドライブしたくなるんですよねぇ~。

社有車がエス●ィ●とス●リー●なんですが
高速道路での安定性、ブレーキのフィーリングなどメガーヌに比べるとかなり悪いですね。
シートにいたっては10分も経つとおしりと
腰が痛いです・・・
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サンクバカラいいな~ (take)
2009-04-05 11:48:19
初めて持ったF車は205GTIでした。その時最後まで迷ったのがサンク。結局、若気で速いモデルにくらっときたのですよ。
積極的に乗りたくなる理由。
伊車ならエンジンのふけ上がり仏車はコンフォート性でしょうか?
エンジンいじって足固めるのも
玉替えて足柔らかくしてシートの柔らかさ求めるのも、やってる事は逆ですが発想の原点は一緒ですよね。笑
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初めまして☆ (C4っち)
2009-04-05 21:00:13
初めまして、C4に乗ってます。
販売店勤務なのでよく旧C5にも乗るのですが、新型とこれは全く違う車ですね!

ハイドロは勿論、優雅でモダンなエクステリアと雰囲気のあるインテリア。
疲れ知らずのフカフカシートetc...

とにかく最高の『実用車』ですよね☆
是非黒バンパーモールで乗りたいです。

長文、失礼しました・・・
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むかしのルノー椅子 (ie)
2009-04-06 09:57:55
たまーるさま>
>でも、良いものは良い!
そうなんですよね。
あれは、いいものだ@マ・クベ
なわけです。
いまの硬い(しかも年を重ねる事に硬くなる)シートは、ほんとうにどうにかならないのでしょうか...10年後はどうしたらいいのでしょう(号泣

ちびころさま>
>25のリアシートは
これは最高ですよね。家具のソファよりも断然いい。
607もいいです!だけど25との比較は酷かもしれませんね(^^;

いぬのさま>
>大事な共通項がございます
以前もどこかで書いたかと思うのですが
仏車もアメ車も解釈が違うだけで、目指す方向は一緒なのかもしれないと思っています。
>最新トヨタ車乗るとそうはいきません
>最新フランス車はどうなんでしょう?
旧C5は最新ではないのですが(汗
でも十分素晴らしいです。たしかに昔にはかなわないのですが、300キロはむろんなんでもない距離です。

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