今の職場に中国人が数名いる。
そのうちの1人の女性に私はえらい好かれてしまっていてよく話をする。
なんだか「告白か!」みたいに「大好きです!」だとさ。笑
彼女はチャットよりCALLを好むから電話して会話することが多い。
私が仕事のことで確認したいことがあって質問すると、
ちょと待ってなぁ、えっと、、、(英語の周知資料を読み上げてる声が電話越しに聴こえてきたりする)
私はいつもこのタイミングで、
「なぜに関西弁!?」
と、心でツッコミを入れ、微笑ましくて笑顔になってしまう。
アグネスチャンみたいな日本語を喋り、時に入る関西弁が妙にツボ!笑
可愛いなぁ、私も真似しようかな。
なんて思ってしまう。笑笑
その彼女とも随分と気さくに雑談が出来るまで距離が縮まっている。
一昨日は、
「日本人とか日本文化を世界一尊敬しているんだ、世界一素晴らしい人種だし国だよぅ!ホントだよぅ!!
世界のどの国より一番!!絶対にそう!!!」
と、一生懸命訴えてきた。
しかし「それなのに」と続く。
「なんか一部の日本人になんていうの?
「あなた何か原稿読んでるだけですか?」って言いたくなる人いるよー、あれ、すごくイヤ!
会話が続けにくいです。
会話したいの?したくないの?何なの?って、わからなくなる。
でも○○さん(私)は会話がすごく普通でいっぱいお喋りが出来るし、キャッチボールがちゃんとできるから、私ホントに大好きな日本人の中の一人になってます!
これからも一緒に頑張りましょう!」
なんて言ってきた。
私は、「わー、(会話が何か読んでるだけみたいな人のことを)中国人も気がついてるか!」と思い、
「ごめんなさいね〜、日本人代表して謝りますわ。
なんかこの30年間で日本人はかなりおかしくなってきてるの。
皆さんが認識してる日本と少し狂ってきちゃってるのよ。
日本人のわたしがいうからホント。」
って、砕け気味に言ったら、
「日本人にはあります。
自分は損しても相手を尊重する。
相手に先ずはつくす、ですか?
ありますよね?
そこが私はリスペクトしてることのひとつなんです。
世界の国のどこにもいない、そういうことが教わらなくてもできる人たちって。
それが「あれ?全くない人がいる!」って気がついて凄くショック受けています。」
「をー、日本のことわざの「損して徳取れ」っていう精神もそのうちのひとつね。よくご存知ね?」
「はい、知ってます。
日本文化はホントにリスペクトしているから、本とか漫画とかドラマ観たり、そういうこともして、勉強してます。
ホントに好きなんです。」
来日して8年という。
ここまで喋れてコミュニケーション取れてすごいよ?と言ったらこう言った。
「でも日本語で(頭に来たときに)喧嘩してやりたい時に出来ないのが悔しくて!
そこまで日本語が喋れないのが悔しくて!」
思わず笑ってしまった。
「そんな時はいきなり中国語でまくし立てればいいよ。
「あ、なんか、怒っている、何か異論があるんだな?」ってのは伝わるから!
みんな黙るは黙ると思うよ?
そうしてからゆっくり日本語で喋ったら?笑」
そう茶化したら、
「それはちょっと〜」とはにかんだ。
なかなかパワフルでオモロい中国のオネーサンです。