今日はとある協力会社(パッケージシステムを販売したりオーダーでシステム開発してます系会社)の担当者さんとZOOMで会議だった。
私は予定開始時間の5分前に入ったら、すでに協力会社の方が入っていらして、後の(私の会社側の)参加者が揃うまで10分程度、雑談タイムとなった。
「初めまして、よろしくお願いします」のご挨拶から、「待っているだけでは時間ももったいないので、、、」と提示してあった質問内容のすり合わせやらを先に進めていた。
その淡々と慌てず感情任せではない穏やかな話し方(演技性・パフォーマンス系じゃない系)とか、確認の取り方の間、逆質問しながらの話の整理の仕方が、
「あー、大丈夫、この方(仕事上ではすんごい久しぶりに出会った感!)」
という印象。
これが場つなぎ的な体裁合わせで、担当営業やら間接業務(しかしてきてない)の人が出席してきて、こちらの疑問や確認に応対してくれたとしても、
「疑問や確認はそこじゃないんだよね、、、(聞けば聴くだけ○的(✖️論点)が外れていく〜)」
「あー、不完全燃焼、、、(察したり想像する能力が欠けてるなぁ。ゲンナリ。)」
「勝手にまとめられて終わりかよ」
で終わってしまうことは案外多い。
今日の男性はそうではなかった。
しばらくしてうちのメイン参加者が突発のトラブル対応で参加できなくなり、突如会議を延期する展開に。
するとこの男性は穏やかな表情(演技性・パフォーマンス系ではないそのまんま系)のまま、こう発した。
「トラブルはいつも突発ですし仕方がないです。
お気になさらないでください。
つつがなく対応が終わりますように、と、お伝えください。」
私は、
「うをー、ドタキャンを目の当たりにしても気の利いた言葉を伝えられるこの心の余裕。育ちが良いのだよ、こういう人は。」
と、なかなか最近となっては出会えないタイプの方に接せられて、心がスーッと洗われたのだった。
ま、技術者でとことん追い詰められて困ってきたのを超えてきた人は穏やかな人が多い。(頑固だけど正直で真面目)
不具合に慌てない。
そういう展開を○愉しみ(✖️からかい、✖️茶化し)の気持ちで関われる境地に達している。
とことん頭の計算力で逃げ切ってきたような技術者はそうはならない。
今日のこのたった10分がとても良い時間で、貴重な時間だったな。