笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

両刃の刃

2009-09-05 23:27:32 | Weblog
 きょうは、道新カップの決勝トーナメント。自分たちが今までやってきたことがどれくらい出せるのか、楽しみだった。
 1回戦は、サーブで攻めて、自分たちのリズムで試合ができたと思う。試合での波を的確にとらえ、山をしっかり乗り越えて、安定感のある試合だった。次の試合につながるような形で終えることができた。
 2回戦は、第1シードのチームである。底力、安定感のあるチームで今夏の全日本大会にも出場したチームである。試合前、子供たちには、相手が強かろうが、自分の弱さに勝つこと、波をとらえ、山を一つ一つみんなで乗り越えることを伝えた。第1セットは、その言葉通り、子供たちはねばって、あきらめずにボールを拾い、つなげ、チームが一つになって戦っていた。サーブでも相手を押していた。結果的にセットを取ることができた。今までで最高のゲームをしていた。続く第2セットからは攻撃の芽を摘まれ、思うようなバレーをさせてもらえなかった。また、サーブミスも響いた。全く波に乗れない試合だった。相手の底力に屈するように落ち着いたプレーが見られなかった。
 第3セットも相手のサーブで崩され、攻撃もブロックや好レシーブで終始相手の波にこちらが受ける格好になってしまった。これが、今のチームの力なのだと思う。
 試合で負けたのは、監督の腕の差だと思う。子供たちの気持ちをコントロールすることが私にはまだまだ欠けている。子供たちの集中力をうまく引き出せなかったと思っている。

 現時点でのチームの状態は、両刃の刃だと思う。いい形で試合を進めたかと思うと、ぱたっと波が消えてしまう。それでも、徐々に自分たちがどういうことをすればいいのか、わかってきているように思う。これからは、一つ一つのプレーの精度をもっと上げることでいいチームができあがると思っている。そして、まだまだ伸びていく要素はいっぱいあると思っている。

 明日は、いよいよ第5代表を決める決定戦が行われる。明日も相手よりも自分たちに勝つことが大切だと思っている。そして、監督としては、子供たちの集中力を何とか引き出して、応援してくれる人たちが、感動してくれたり、喜んでくれるような試合を期待したい。今の子供たちを見ていると、不安よりもどんな試合をしてくれるか、楽しみな気持ちの方が強い。日々努力。
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