笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

高め合う

2009-10-10 23:03:19 | Weblog
 ここのところ、セッターの子たちにあることを意識してトスをあげることを言っている。それは、右足の親指のつけ根の骨の部分を上げるときと上げた後も強く踏むことを意識させている。すると軸足にしっかり重心をのせることができ、ぶれないきれいなトスがいくらか上がるようになってきている。これだとうまく上がるという感覚があるからか、子供も意識しているようである。
 セッターでいうと、今はこういう身体の使い方をしようと言っているが、レシーブにしてもサーブにしても、アタックにしても正しい身体の使い方がある。正しくない身体の使い方をしていると、決してきれいな形とは言えず、どこかぎこちなく無理がある。いっしょうけんめいさは伝わるが、それが身についてしまうと後で直すことは難しい。そして、何よりも故障やけがにつながりやすい。大きなけがでなくても、いつもどこか痛みを持ちながら、練習をすることは決して楽しいものではないだろうと思う。
 今、子供たちには正しい身体の使い方や正しい動きを教えている。特に3年生はどん欲に吸収しているがなかなか難しい。ところが、6年生が自分たちなりに学んできたことを3年生や5年生に教えている。うまく伝わっているかどうかよりもそういう姿勢になってきていることが私としてはうれしい。確かに私から6年生にできるだけ教えてあげてほしいと伝えていることもあるが、それが練習の中で自然にあちこちで行われている。自分たちのできることを精一杯やっている感じがして、もっと今の6年生にいろいろなことを教え、伝えていきたいと思う。
 練習の最後の10分ほどはAチームとBチームに分けて乱打をしているが、6年生の強打を3、5年生が上げる場面が多くなってきた。とにかく正対を意識させていることがあるだろうと思うが、6年生のコースの甘さもある。お互い高め合い、磨き合ってほしいと思う。また、かかわりあい、学び合うことで一人ひとりが育ち、結果としてチームを育てていきたいと思う。日々努力。
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