笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

情熱大陸

2009-10-20 22:01:59 | Weblog
 私は、テレビ番組で日曜の23時からやっている「情熱大陸」という番組を毎週欠かさず見ている。その道で活躍している人に密着して一つのドキュメント番組をつくっているので、とても参考になったり、その人の裏側なども見ることができることもあるので、とても興味深い。
 先日、三重県立相可高校食物調理科の教諭の村林新吾さんが取り上げられていた。調理クラブの顧問として、日本で唯一の「高校生レストラン」をオープンさせた人である。調理は勿論、靴の履き方から接客の言葉遣いまで、人としての道義を厳しく指導する村林さんに鍛え上げられ、部員達は全国の料理コンテストを総ナメする実力者に成長、卒業後の就職率は何と「100%」を誇るという。

 そういう先生の言葉は、教員として、またバレーボールの指導にも通じることが多々あったので紹介したい。

『たとえ50分でも座って本を読むなり、英語を勉強するなりするのはすごく大事。何もかも自分の好きなことだけしとるようでは社会に出てから持たへん。』
 ・・・例えば、バレー馬鹿は社会に出たら通用しないということかも。草野塾頭の言われる、本を読めということにつながると思う。それは自分を磨くということだと思う。

(体罰をどうおもいますか?)
『体罰、絶対ダメ。叩く瞬間は本当に腹立って叩く…。冷静に叩くことはできない。冷静に人を殴るなんてできない。出来るわけがない。「一発どついたらいっぺんに直るかな」っていう子…おるよ。確かに…そやけど、絶対ダメ!でも、言葉があるから。その子に理解できるような言葉でちゃんと喋ったったら、痛みとかより以上に分かることがあると思うよ。』
 ・・・言葉の大事さ、言葉の重みなど、理解できるような言葉を知っていること、そしてしっかり使っていることが大事なんだと痛感する。

『ある意味で人間を料理しとる、僕って。食べるわけやないけどさ。ほんと…なんちゅうの…さじ(匙)加減やな。教育も料理もな、さじ加減。だからやっぱ、手抜くとあかん。
ほんと、手抜くとダメ。』
 ・・・この先生の言う「さじ加減」というのがとても共感を覚える。教えすぎても、教えなさすぎてもダメで、ちょうどいい加減が大事なんだと思う。

 この先生は、料理を通じて人を育てている。まさに人間力である。そして、20年先、30年先を見通して、教育の本質を真に実践している人なんだと思う。私も自分を磨くことを怠らずに、教育の本質を求めていきたい。日々努力。
コメント
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