A’s h.m.

暮らしの中のhandmade&homemade

少しお出かけ

2006-08-22 | おでかけ

入院の話を少しずつ書いています。
普段私は、旦那様の事を「コウさん」って呼んでいます。
前々から思っていたんだけど、
話を書くほどに「旦那様という言い方はちょっと違うなー」
という思いが強くなってきました。
そこでこれからは、普段呼んでる通り「コウさん」と書くことにしました。
ということで、
これからの話の中に出てくる「コウさん」は夫のことだと理解して下さいね。
↑自分で書きながら、チョットハズカシイノダッタ…ゞ( ̄ェ ̄;

*****

さて、私と違ってコウさんはものすごーく健康に気をつける人なのです。
春に人間ドックに行って全部異常なしだったのだけど…
「腸の調子が良くない気がする」と、腸の検査をすることにしました。
それが昨日でしたが、前日の朝から丸一日かけて、
検査前の食事セットという、レトルトで出来た一式を食べて準備をするのです。
徐々に腸の中を空っぽにするためですね。

朝からおかゆ、昼はもっと米の少ないおかゆ、クラッカーのおやつがあって、
夜はコーンスープみたいなのを飲んで、
夜と寝る前には下剤…という試練を乗り越えて昨日検査に臨みました。
当日の朝も、下剤の座薬があったのですよ(笑)

そして、一時間ほどしてコウさんから電話が。
「今終わったんだけど、何ともなかったよ」
「じゃぁ、腸の調子が悪かったのは何でなの?」
「気のせいみたい。先生はストレスだろうって!」って声がすごく元気。
でもまぁ、良かった。何ともなくって。
本人も納得して、すっかり腸もいい調子のよう。

前日はおかゆばかりで、よっぽどおなかが空いてたみたいで、
検査が終わったら行くためにレストランの予約をしてたのです。
検査の前から、大丈夫だと思ってたってことかな。
仕事も一日お休みを取っていたので、
家にいた息子も一緒にすぐに三人で出掛けました。


5月に行った赤坂のレストランへ。
相変わらずのものすごいボリュームです。
前菜の写真は暗くてダメでした~。

これは私のメインの牛の黒胡椒ソテー。
付け合せの野菜もおいしいです。






そして、デザートは7種類のケーキとアイス。
息子に
「全部食べられる?」って聞いたら、
「甘いものは別腹なのよね~~」って…
アンタは女の子かいな~;
コウさんは甘いものを食べないので、
息子がコレを二人前食べてました。



おなかもいっぱいになって、二時半ごろだったので、
「表参道に行きたいな」って言ったら、
「病み上がりの人が何言ってんのっ!」って二人に怒られました。
そうだそうだ忘れてましたっσ( ̄∇ ̄;
せっかくここまで来たのになーって言いながら渋々地元へ帰ったけど、
やっぱりちょっと疲れたかなぁ。

*****

カテゴリーに「病のはなし」を作りました。
(もうちょっと良いネーミングはないものかー?あったら教えてっ)
フォントの色を変えています。
↓最初の一話UPしましたので、よろしかったらどうぞ。


入院までのこと Ⅰ

2006-08-22 | その他

最初に。

これは私の経験なので、
同じ病気の方でも症状や治療は人それぞれだということをご了解くださいね。
こんな病気もあるんだなぁ…って知り、
読んだ方がご自分の体を気をつけてくださるようになれば…と思い
記させていただきます。

:::::: :::::: :::::: 

一番最初は、一年以上前のこと。
息子の眼科検診で医大に行くことになって、
一緒に行くついでに、自分もがん検診してもらっとこうかな~って、
軽い気持ちで同じ日に予約しました。
息子は異常なしですぐに終わったのに、その後ついでの私の方が
「ちょっと卵巣が腫れてるようですね。MRIで検査してみましょう。」ということに。
全く思ってもみなかった先生の言葉にそれはそれは驚きました。
そして再度一週間後にMRI検査をして、そのまた一週間後に結果を聞きに再々度医大へ。

がん検診は異常なしでした。
MRI検査の結果の方は。
正常な卵巣の場合、親指の先くらいの大きさということですが、
私のは右側だけ3~4cm腫れているとのこと。
でもまぁ少しなので、今すぐどうこうする必要はなく、
このまま様子をみますので半年に一回定期的に来て下さいと先生がおっしゃいました。

その時「このままにしておいて大丈夫なんでしょうか?」って先生にお聞きすると、
「このくらいの大きさなら気にすることは無いでしょう。
小さい子宮筋腫もあるけど、30代ならけっこう持ってる人多いですからね~」って感じだったのです。
「ちょっとちょっとっ?!子宮筋腫もあるのーっ?」って驚きましたよー。
子宮筋腫って…
まさか自分が持ってるなんて夢にも思いませんでしたから。
そっちの方が「何かショックぅぅ…;」って思ったけど、
よくあることなんで心配なしっていう先生のお話に、すっかり安心していました。

でも今思えば、安心なのは検診を受けたそのとき現在であって、
それからも生きている以上、体の状態も少しずつ変化するのです。
「これ以上大きくならないように気をつける事はありますか?」という質問には、
「原因が分からないのでね…何もないのですよ。」というお答えに、
「じゃぁ、普通に生活していればいいんだ」って思ったのですが…
本当は私、「でも半年に一回は必ず検診に来てくださいね」という、
先生のこちらの言葉を、しっかり受けとめておかなければいけなかったのです。
なのに、「なーんだ。大した事じゃないんだ」って自分の良いように解釈し、
安心しきってしまったのでした。

先生に言われた半年後の頃は、
ちょうど息子が受験の年で、毎日のように塾の送り迎え。
検診の事などは、頭の端にようやく引っかかっている位で、
予約して出掛けるほどの重要性を感じることはありませんでした。
予約しても、何時間も待つのは絶対だし…
「今はそれどころじゃないし、全部終わったら行けばいっか…」くらいの気持ちです。

そして忙しかった春が過ぎ…
やっと自分の時間も持てるようになって、ジムにも行き始めた今年5月の終わりころ。
少し前から、下腹部が出てきたような気がしてたので、
これはマズイ…と、バーベル持ってガンガン腹筋背筋したり、
走ったり、エアロビしたりしてましたが一向に効き目なし?
おっかしいなーって、仰向けになっておなかの出たところを押さえてみると、
何だか今まで触ったことのない硬さのモノがあるような気がしました。
それも、遠くの方に何となく…程度です。
そこでやっと、
「えっ、これ何?そういえば、検診行くの忘れてた…;
 明日は仕事だし、取りあえず帰って来てから予約の電話入れよう」
って思ったのです。

Ⅱへつづく