仕事を辞めたらゆっくり読もう…
そう思って買い貯めていた本が
すっかり山積みになっていました。
「やっとその時が来た!」
とばかりに読み始めると、
勢いがついてしまったようで
今月は、次から次へと貪り読む日々でした。
といっても、
もともと読むのが遅いので、
小説はまだほんの5冊ほど。
そうすると、
私の悪い癖で
他のいろんな事がお留守に…
ブログ更新もすっかり滞ってしまって、
訪問してくださった方々にはお詫び申し上げます。
本を読みながら、
「あらら、洗濯ものを干さなくちゃ」
「あらら、ご飯の時間だわ」
「あらら、もう暗くなってきちゃった!」
「あらら、今日も出来なかったこと…いろいろ」
こんな毎日ヾ( ̄ェ ̄;
本を読むのはこの時間まで、
次は織りをこの時間まで…と、
きっちり時間配分をするべきだなと
反省することしきりです;
この本、
随分前に読みたくて買っていたのに、
時が経ちすぎて
今は文庫が出ているじゃないですか!
重い文芸書は
ダイニングに座って、
テーブルに本を置いて読みます。
ソファーにゴロンとしながら読むと、
ウトウトし始めたとき、
顔の上にゴチンっと本を落として、
おでこか鼻が、
血を見ることになりかねないので。
昭和初期の良い時代、
年若いお手伝いさんの手記。
田舎から東京へ、女中奉公に出たタキさん。
若いお嬢様の嫁入り前から彼女のそばについて、
お嫁入り、
子育て、
戦争が始まって、
激化して田舎へ戻るまで…
途中、淡~い恋もあったりして。
小説というからには、
何か大きくて特別な出来事が
ドーンとなくてはいけない気がしていたけど、
たまにはこういう
ほんわかしたお話もいいものです。
始終、ニコニコしながら読んでいた覚えがあります。
題名通り、
かわいらしいお話でした。
Book:「小さいおうち」 中島京子著 文藝春秋