駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

延びたのは人間の寿命だけではない

2023年10月10日 | 身辺記

              

 

 パチッと音がして閃光が走ったかと思うと居間の天井の電球が切れた。特殊な電球のせいか、この前変えたのは六、七年前のことだ。随分長持ちする。六十年前の昔懐かしい橙色の光を放つ電球は半年持たなかったような気がする。祖母に頼まれ「はいはい」と兄が変えていたのを覚えている。切れた電球は振るとカサカサと音がしたものだ。

 さて困るのは、居間はちょっと変わった造りで天井が高く普通の二段の脚立では手が届かない。長い脚立が物置にあるのだが、登る方が後期高齢になってしまいどうもおっかなびっくりで、摑まるところのない長い脚立に登り上を向いて電球を変えられるか自信がない。切れたのは三個のうちの一個なので、すぐ変える必要はないのだが早晩他の電球も切れるだろう。老夫婦二人暮らしなのでどうするか思案中である。いつもは夫を叱咤激励する老妻も電気屋を呼びましょうなどと言っている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 難しい予想 | トップ | 二時間の壁が破られそう »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

身辺記」カテゴリの最新記事