駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

野兎病を見たことないが野党病は

2020年06月30日 | 政治経済

              

 

 遠い昔、野兎病というのが教科書に載っていた。教授も一例しか見たことがないという有名な割には希な病気でもう野兎などいない街中で診療していると鑑別診断にも浮かばない。ところが野党病という難病があるのを知った。

 私利私欲が少なく純粋だが狭量で妥協できず、力を得るために小異を捨ててまとまることができない。よく言えば真面目なのだが、不寛容で貧しい印象がある。かといって与党も権力維持のための妥協は得意だが寛容というわけでもなく、旨い物を食べて佳いところ住んでと恵まれている印象がある。

 そうした印象はともかく、野党はまとまることが出来ないという難病に罹患しているのは間違いない。どうしたわけだろう。与党自民党も個々の議員の考え方には相当な開きとバラツキはあるようだが、なぜか選挙や議決ではまとまって行動出来る。権力というのは余程求心力があるらしい。

 では野党がまとまれないのは権力という求心力がないからだろうか、どうもそれだけではない感じがする。まとまれないという野党病の原因を究明して特効薬を差し上げたいものだが、学者でも研究者でもない私には難しい。ひょっとして特効薬はないのかも知れないと思ったりもする。

 絵というものは筆を置く頃合いが難しく、少し書き足してしまった。完成で良いか?。

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日本医師会長が変わった

2020年06月29日 | 世の中

      

 

 日本医師会の会長が激しい選挙戦の上、新人に変わった。お互いの詳しい主張は知らないが医師会も中々やるなあと思った。横倉会長はやや官邸寄りのようだが急にもう一期と言い出した以外に大きな失点はなかった?ので変化を選ぶとは思わなかった。

 中川さんがしこりを残す激戦の選挙後を上手くまとめられるか、政府に意見をはっきり言えるかが課題だが、横倉氏は接戦でも負けたのだからここはノーサイドで新しい会長を支持するように動いて欲しい。議事録を残さないで専門家と医師の指針を骨抜きにする作戦の官邸には、科学的な新型コロナ対策を表立って強く勧めて欲しい。10月以降の第二波を何としても乗り越えなければならないからだ。

 藤井七段が渡辺三冠に二連勝して棋聖奪取に王手をかけた。藤井は勝負強さでは大山羽生に及ばないのではないかと先日書いたが、勝負強さなど無用に飛び抜けて将棋が強いようだ。十七才二冠の可能性が出てきた。何処まで強いのだろう。渡辺は名人戦で粘りに粘って二連敗、その上藤井に完敗ではめげそうだが、気を取り直して頑張って欲しい。

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AIソフトの顔色を窺う

2020年06月28日 | 趣味

    

 

 囲碁将棋NHK杯戦にはまだ導入されていないが、abema中継ではAI将棋ソフトの形勢判断と次の一手が画面に出る。豊島名人と渡辺三冠の差し手がAI将棋ソフトと一致するとさすがと思ってしまう。本来は将棋ソフトの手が名人と一致した時に凄いと感嘆しなければいけないのだが、今は名人よりも将棋ソフトの方が強くなってしまっているので、こうしたちょっと残念な感嘆になる。

 それでも今のところ囲碁将棋観戦の楽しみは減っていない。特に贔屓が出ると力が入り何時間見ていても飽きない。豊島名人は嫌いではなく好感を持っているが、さばさばした渡辺が好きで渡辺の方を応援している。囲碁では鈴木歩さんが好きで(ご主人の林漢傑も応援している)、今年は活躍しそうなので楽しみにしている。

 嫌いな棋士というのはほとんど居ないが、将棋では米長丸山囲碁では王立誠坂井秀至はあまり好きではない。おとなしそうな物静かな棋士の打つ手が激しく厳しかったりするのも面白い。性格と乖離があるのか内の性格が外に出ていないのかよくわからない。

 AIソフトの囲碁将棋にも棋風といったのもがあるのだろうか、私の棋力では判定は難しいし、今のところ興味もない。面白いというか当たり前なのかもしれないが、将棋ソフトや囲碁ソフトを作る人はアマ強豪とまで行かない人が多いようで、プロのアドバイスやプロ棋譜を参考に強いプログラムを作っていったようだ。今ではソフトが自力で強くなるらしく、なんとなく不気味である。

 ソフトはなぜその手を打つかを説明してくれないので、ソフトで研鑽するプロはそういうものかと色々解釈して参考にしているようだ。ソフトの師匠は有効のようで、ソフトで勉強して腕を上げているプロも居る。内弟子などと言うのは遠い昔になった。

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二メートルの見直し

2020年06月27日 | 町医者診言

             

 

 新型コロナ感染を防ぐための三密は分かり易いが大まかな状況注意に過ぎず、気を付ければ三密も緩和できる。ウイルスには足も羽もなく、感染者に触らず分泌物に触れたり吸い込まなければ感染しない。欧米で言われているソーシャルディタンス二メートルはマスクをしないで咳やくしゃみをしたり唾を飛ばして話すことを考慮しているからで、きちんとマスクをして無言なら四十cmも離れれば大丈夫だ。現に日本ではきちんと二メートル離れるようにさせている店舗は少ないのに欧米ほどの感染者は出ていない。別にパチンコ店を守るわけではないが、発熱や風邪症状のある人を断りマスク手洗い機器の消毒を徹底すれば、パチンコ店でクラスターは起きないはずだ。逆を言えばカラオケや夜の接客業の再開は難しい。

 日本語には破裂音が少ないし巻き舌で大声の人は少ないので、唾も遠くには飛ばないだろう。マスクさえしていれば五十cm離れての会話は問題ないはずだ。それに日本人は学生や恋人でもなければ30cm以内に近づくことは少ないし握手や頬を寄せることもない。こうした感染経路の研究実験はされていると思うので公表して欲しい。過信するからパニックになるからと色々なデータを隠すのはやめて欲しい。石橋を叩いて渡らず、万が一に捕われる人に危機は乗り切れない。平時に頑張って頂きたい。経済活動は大切だから、守れば緩和できる三密の指針を示すべきだ。

 その点日本人は細かい規則を守るので上手く行くはずだ。新たな生活様式は確かに大切で必要だが、言葉ばかり踊らせ中身を示さない政治家は一流の振りをする二流、取り敢えず実行できる新たな感染防止策を示すのが一等の頼れる政治家だ。 

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新型コロナ専門家会議廃止

2020年06月26日 | 政治経済

              

 

 新型コロナ専門家委員会が廃止される。いつものことだが経緯がはっきり分からない。安倍首相は手の内を隠して平気で嘘をつくから、妥当な?判断でも唐突な廃止は戦略的なものに思えてしまう。

 何度も似たようなことを書いてきたが、折角の必要な政策も首相が言い出すと何か特別な意図があるのではと疑心暗鬼になってしまう。それでは政策の有用性が損なわれる。もはや政治家に一番大切な信用が失われている。既に、応援団は除いて、監督交代の民意は出ている。余人を持って代えがたいというのは自民党議員の視野狭窄による錯覚で、優れた政治家は何人も居る。なぜ優れた同僚を担ぎ出さないのだろう?。

 野党議員も同じどうでかしている。何を小人数でいがみ合っているのかね。

 須藤元気は選挙を愚弄している、議席を返上し手弁当で応援するように。自己中の国民を忘れた政治家は、一度政治家を辞めてハローワークに行って厳しい現実と向き合って欲しい。

 新型コロナ対策はアメリカブラジル方式では駄目なのが明らかになっている。日本が上手く行っているように見えるのは高い民度のお陰かもしれないが、実はアジアでは新型コロナはさほど猛威を振るっておらず、アジア人であることが幸いだったのかもしれない。アジアで流行した新型コロナと欧米で流行した新型コロナ同じではなく毒性に差があるという分析もある。

 いずれにせよこれから更に科学的な分析に基づいた政治判断が求められる。新たな専門家には山中教授にも入って頂くように、お忙しいが一肌脱いで下さると思う。学者にも実力の差があるし信用出来る人物ともう一つの人が居るのだ。

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