チュチュ ♪
ォォォォ ・・・・
―― ・・・
暖かい・・・
トレーラーのキッチンは、暖かい空気が流れてる。
午前4時で、ノロマさん達がクレープをつくったらしいので休憩に来た。
私は冷凍庫から持ってきた、薄いカップのアイスを持ってきた。
「・・・」
黒猫はいろいろ食べていたから、もういらない様でカウンターの上で大人しく座ってる。
私はチーズが好きじゃない。
ピザは別。
アイスも、ミルク感の強いのはたべない。
パク
スプーンでたべる。
シュワッとしておいしい。
♪
プルームさんも休憩に来ていて、ノロマさん達とクレープをたべてる。
「・・・」
「キュ♪」
ポメラニアンと耳ネコはまた起きていて、床をウロウロしてる。
私のイスの近くに来た。
ポメラニアンが歩いて来て、耳ネコがそれを追ってる。
パク
ミャ
捕まえる。
ポト
カウンターの上に移動させた。
「♪」
「ミャ」
2匹が並んで窓をみてる。
ガラスに映っているのをみてるのかもしれない。
「・・・」
ヒュッ
黒猫の前足が動き出した。
2匹の注意を引こうとしているのかもしれない。
パク
おいしい。
ステンレスのスプーン。
あまり大きくはない。
ヒュ ヒュ
・・・黒猫は2つの前足を動かしてる。
ダンスかな。
パタ
ニャ~ ♪
カタタ ・・・
風で窓がゆれる。
「・・・」
黒猫は2匹に見せたかったのかもしれないけど、どっちも窓をみてる。
「ミャ♪」
「キュ♪」
2匹は窓を見てうれしそう。
コト
食べ終わったから、スプーンを置く。
カタ
またゆれた。
並んでそれをジッとみてる。
黒猫は座ってる。
私も窓をみる。
大タープの下は、雨が落ちてこない。
でも雨の音は聞こえる・・・・
――
ァァァァァ ・・・・・・
――― ォォォォ