ボチャ
ァァァァァ ・・・・・・・
バサン ・・・
ホースが伸びてる・・・
家トラックと家トレーラーをつないでる。
「排水を送ってるの?」
「うん・・・こっちに処理装置があるからね」
「ふぅん」
お昼ごはんを食べた僕は、チワワを連れて散歩。
「・・・」
パトロールも兼ねていたのだ。
「キュゥ」
子クマが回ってる。
ゴムさんとフワリさんと一緒に、大タープの下に出て来た。
チャポ
ァァァァァ ・・・・・・
最初の勢いはないけど、雨はずっと降ってる。
「♪」
「キキ」
フワリさんが撫でたから、チワワのシッポがほうきになる。
その隙に、リスが腕を伝ってフワリさんの肩に移動してる。
髪を引っ張るつもりかもしれない。
フワリさんの髪はフワリとしてるから、中に隠れるのかも。
ジャリ
「ごちそうさま」
「・・・うん」
男が戻って来た。
通路タープでごはんを食べていたのだ。
マーボ丼に焼き餃子。
「あとで、輪を改良してほしいんだけど」
「・・・杖の?」
「うん」
「いいよ」
ジャリ
何か言って、男は去った。
ト
シャープさんも後ろにいる。
「俺のもつくってくれ」
「いいよ」
そして去った。
「・・・いそがしいね」
「あれ、便利だからね」
パタン
「ミャ~」
ノロマさんが出てきた。
トラネコとしまネコを抱えてる。
「ごちそうさま」
「あ・・・マロックさん、このこたち荷台で世話しますから」
「・・・うん」
タ
「ネコたち分けるの?」
「たくさんいるからね」
「・・・私がトレーラーに泊まることになったので、鳥たちは広い方がいいでしょうし」
「そうですか」
ト
僕は歩く。
ノロマさんを追うのだ。
「クゥ」
チワワもくる。
リスは戻ってこない。
でも、心配はいらないのだ。
リスはすばやくて、自分で逃げてこれる。
チワワは捕まると、僕が助けに行く必要があるのである。
上からぼんやりした灯り。
ランタンライトがいくつもある。
たき火もあるし、動くと点くのもある。
周りをみれば、いくつも僕の影。
色も薄め・・・・
パチン ・・・
ザァァァァァァ ・・・・・・・・
ニャ~