高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

デンドロビューム

2007-02-18 06:27:42 | 山野草
古くから我が家にあるデンドロビュームで、数年に1度植え替えはするが、ほとんど手をかけていない。春から秋までは庭の片隅に放置され、冬場に思い出したように家に入れてやる。そのお礼か、毎年綺麗な花を咲かせてくれる。

デンドロビューム/ラン科/デンドロビューム属。
アジアやオセアニアを原産とするラン科の多年草である。
花期:1~4月。
【山野草の索引へ】
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橋本の河津桜は満開

2007-02-17 09:26:22 | 四季
昨日のテレビで、東伊豆町の河津桜とスイセンがほゞ満開、そして今朝の朝日新聞では、河津町の河津桜が四分咲きで、満開の菜の花と競演していると報じていた。橋本の河津桜も負けてはいない。今月6日頃に咲き始めたのが、こんなに満開になりました。
庭のスイセンはまだ咲いてないので、部屋に飾ってあるパンフラワーでご容赦を。

         
           (サクラの拡大)            (スイセン)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネコヤナギ

2007-02-16 02:19:36 | 樹木
むかし雪解けの越後の川添えに、やさしい毛に包まれたネコヤナギを見て、春の訪れを感じていた。自宅の庭にかなり大きな木があったが、春しか関心を持たなかったので、いつの間にか枯れてなくなってしまった。
多摩丘陵や高尾山では、自生しているのをみることはほとんどなくなった。コンクリートの護岸工事が進んだ都会の川辺には、もはや自生しているところはなくなったのだろうか。


        (蕾の拡大)

猫柳/ヤナギ科/ヤナギ属。
山地の渓流沿いなどに生える落葉の低木。雄雌異株で、春の葉の展開に先立ち花序を出す。
名前の由来:花序のふさふさした感じが、猫のしっぽに似ていることからこの名が付いた。
花期3~4月。
(国分寺市の都立殿ヶ谷戸庭園)

【山野草の索引(樹木)へ】
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フクジュソウ

2007-02-15 09:52:55 | 山野草
正月飾りのフクジュソウはすでに咲き終わったが、公園などに植えられたフクジュソウはこれからが本番である。
相模原北公園、国分寺市の都立殿ヶ谷戸庭園では見ごろを迎えていた。



 
(上は相模原北公園、下左は殿ヶ谷戸庭園、下右はパンフラワー)

パンフラワーとは、パンくずを利用したメキシコで始まった手芸で、現在はパン粉の代わりに工芸用の粘土で形造り、絵の具で彩色して作る。

 

昨年の2月、早春の秩父に、フクジュソウの変種である「秩父紅」を見に行った。オレンジ色の花が実に綺麗である。(埼玉県秩父市の秩父紅)

福寿草/キンポウゲ科/フクジュソウ属。
縁起の良い名で、正月用の花として栽培されることが多い。
名前の由来:花がめでたい感じから。
花ことば“成就”
花期:2~4月。
【山野草の索引(2)へ】

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殿ヶ谷戸庭園のモッコク

2007-02-14 10:55:57 | 四季
JR国分寺駅に近い都立殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)には、モッコク(木斛)の木がたくさん植えられており、別名モッコク庭園とも呼ばれている。
モッコクは、ツバキに似た光沢がある厚手の葉を持つ樹木である。
この殿ヶ谷戸庭園は、後の満鉄副総裁の江口定絛氏が大正4年(1915)に建てた別荘で、昭和4年(1929)に三菱財閥の岩崎彦弥太氏が買い取り再整備した。
これを東京都が昭和49年(1974)に買収し、昔の地名の殿ヶ谷戸を付けて公開した。
多摩丘陵の湧き水をふんだんに取り入れた公園で、300本を越えるモッコクが圧巻である。


(公園入口の両側にはモッコクの巨木)

木斛/ツバキ科/モッコク属。
中国原産のツバキ科の常緑高木で、葉の美しさと樹形の良さから庭木として植栽されるほか建材にも使われる。
葉は厚く細長い、葉柄から枝にかけて赤紫色で、初夏の頃に白い5弁の花を付け、秋には球形の果実がはじけ中から赤い種が飛び出す。
名前の由来:ラン科のセッコク(石斛)の花の香りに似ていることからこの名が付いたなどの説がある。
花期:6~7月。
(国分寺市の都立殿ヶ谷戸庭園)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殿ヶ谷戸庭園と鹿おどし

2007-02-13 10:28:18 | 四季
JR国分寺駅から歩いて2分のところに、都立殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)がある。
以前は三井財閥の岩崎家の所有だったが、現在は一般に公開され、園内では湧水の池、武蔵野の樹木や野草を見ながらの散策が楽しめる。
この時期には、ロウバイ、ウメ、フクジュソウ、セツブンソウ、オウバイ、マンサクなどが咲いている。
池を回っていると遠くから「鹿おどし(ししおどし)」の音が聞こえてきた。支点で支えた竹筒に水を流し、一定量になると水の重みで竹筒が回転し、水を吐き出す。そして反転する時に竹筒で石を叩く仕掛けになっている。
僧都(そうず)とも呼ばれ、もともとは動物を追い払う農具であったが、今では日本庭園に欠かせない。

  
(殿ヶ谷戸庭園入口)       (鹿おどしの説明)                     

  
(冬囲いした庭園)          (湧水の池)

  
(武蔵野の面影)          (満開のロウバイ)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリズルラン

2007-02-12 10:15:13 | 山野草
ランナー(走り茎)が伸びて、その先に折鶴のような子苗をつけて繁殖するのがオリズルランである。最近は公共施設でよく目にするようになった。

        

折鶴蘭/ユリ科/オリズルラン属。
南アフリカ原産のユリ科の多年草で、明治の初期に渡来し、ランナーで繋がった子苗がかわいいことから、家庭や公共施設に置く観葉植物として人気が高い。
名前の由来:根元から伸びたランナーにぶら下がった子苗が折鶴のように見えることからこの名が付いた。
花期3~4月。

【山野草の索引へ】
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニシキギの紅葉

2007-02-11 00:48:06 | 樹木
冬場に庭木や公園で、コルク質の翼を持っった枯れたような奇妙な樹木に出会うことがある。この木は紅葉の素晴らしさから、ニシキギ(錦木)の名前をもらっている落葉の低木である。国分寺市の都立国分寺公園を散策すると、いたるところにニシキギが植えられている。


(ニシキギの紅葉)

       
(茎が平らに見えるところが翼である)

錦木/ニシキギ科/ニシキギ属。
山地に生える落葉低木で、剃刀のような形からカミソリノキや、種子が有毒なことからシラミコロシの別名がある。ニシキギとシラミコロシが同じ木とは、落差の違いに驚く。
名前の由来:秋の紅葉した姿が錦織に見えることからこの名が付いた。
花期:4~5月。
(都立国分寺公園)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キルタンサス

2007-02-10 10:14:07 | 山野草
細長いラッパのようなかわいい花を付けるのは、園芸品種のキルタンサスである。
ギリシャ語の“曲がった花”の語源から名前がついたという。
ニラやタマスダレに似たような葉で、冬の屋外でも咲いている寒さに強い植物である。

ヒガンバナ科/キルタンサス属。
アフリカ原産のヒガンバナ科の球根を持った多年草。園芸植物として種類も多い。
花期2~8月。


【山野草の索引へ】
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマブキの実

2007-02-09 09:47:31 | 樹木
庭のヤマブキに4つひとかたまりになった黒い実がたくさん付いている。赤い実のナンテン、センリョウ、マンリョウなどが、すべて鳥に食べられているのに、ヤマブキだけが残っている。
万葉集や源氏物語にもでてくるヤマブキは、古くから日本人に愛された花の一つである。
江戸城を築城し、歌人としても有名な大田道灌が、埼玉県の越生付近でにわか雨に遭い、農家でみの(蓑)を借りようとした。農家の娘はだまってヤマブキの枝を差し出した。
道灌は怒って帰ったが、あとで自分の無知を恥じることになった。それは古くから次の歌が知られていたのである。
「七重八重 花は咲けども 山吹の みの一つだに なきぞ悲しき 」

ヤマブキには実がならないと誤解されているむきがあるが、庭のヤマブキには実がたくさんついている。実がならないのは八重のヤマブキなのだ。
鳥も道灌の故事を知っているのか、ヤマブキの実を食べようとしない。食べるところがないのか、実に不思議だ。
庭には一重と八重そしてシロヤマブキが植えられているので、今年はよく観察することにしょう。

【山野草の索引(樹木)へ】
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする