なじみの山野草の販売業者が、珍しい山野草だと見せてくれた。名前を聞くのも、見るのも初めての植物である。四国、九州、愛知などのごく一部の深山に生えるというから、もちろん多摩丘陵に自生してはいない。
ワタナベソウ(渡辺草)と聞いたとき、これは発見者の名前だと思ったが、案の定その通り、発見した高知県の小学校教諭渡辺先生の名前である。私が発見すれば、学会では無名であるが、「寅太草」と付けるのであろう。
山岳地帯の湿った林の中に生える多年草。
モミジの葉のような大きな葉から茎を伸ばし、薄いクリーム色の花を付ける。ヤワタソウ(八幡草)に似るが、葉や花びらの切れ込みが本種の方が深い 。
名前の由来:植物研究家の渡辺協氏が、最初に発見したのでこの名が付いた。
花期:6~7月。
(多摩丘陵)
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牧野の図鑑は勿論私の持っている図鑑には、影も形もありません。
ネットで調べましたら、ありました、ありました。
箱根の湿生花園にもあるんですって…。
生きているうちに会ってみたい花です。
hanatetsuさん情報では箱根湿生花園にも有る様なので渡辺さんを探してみましょう。「渡辺さぁ~ん。何処にいるか答えて下さぁ~い。」
明日から寅太草を探して、高尾に出かけねばなりません。
でももうみんな見つかり、新種は発見されないでしょう。
花びらを1枚取って変種の画像を作るしかありません。
新種発見は草の根を分けても
渡辺さんは箱根湿生花園にいましたか。
生きてるうちに会いたいとはおおげさですが、そんなに高くないので、山野草業者から手に入れておけばよかった。
名前が付いてなければ、本にはほとんど出てないので、名前は絶対わかりませんね。
どこにでもある名字、どこにもない花
箱根湿生花園の常連ですから、きっと見つかります。
そこで大きな声で呼んでみて下さい。
至るところから返事が返ってくると思います。
渡辺さ~ん