近くを歩いていると青紫色の5弁の小さな花に出会うことがある。先日東京薬科大学で学習してきたので、キキョウ(桔梗)に似ているので、キキョウソウ(桔梗草)とわかった。
この植物は閉鎖花を付けるようだが、花後に閉鎖花を付ける植物が多い中で、キキョウソウは先ず閉鎖花で子孫を確保するようである。似ている帰化植物にヒナキキョウソウ(雛桔梗草)があるようだが、いままで気付いたことはない。
道ばたや荒れ地などに生える一年草。別名ダンダンキキョウ(段々桔梗)。
北アメリカ原産の帰化植物で、葉は円形~心形で鋸歯があり、茎を抱くように離れて互生する。花は葉腋に数個の花を付け、花冠は5深裂し、花色は紅紫色~濃紫色である。初めは閉鎖花を付け、5月下旬頃から通常の花になる。
名前の由来:花は小さいがキキョウに似ていることからこの名が付いた。
花期6~8月。
(多摩丘陵)
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