エンレイソウ

小さな花に大きな襟巻きのような葉を持った面白い山野草である。特徴ある姿から、むかし襟巻きを巻いたトカゲがユーモラスに走る姿を思い出した。
かって北越戦争の責任を取らされ、断絶した河井継之助の家族を養護し、札幌農学校の校長にもなった、長岡藩士の森源三ゆかりの北海道大学のシンボルマークは、エンレイソウ（オオバナノエンレイソウ：大花延齢草）である。

　
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延齢草／ユリ科／エンレイソウ属。
山地または深山に生える多年草。
茎の先に柄のない３枚の葉を輪生し、葉の中心から花柄を１本だして、その先に花びらに見える小さな３つのがく片を付ける。
名前の由来：薬草としての効がある、あるいは開花までの期間が長いなどから延齢の名が付いたとの説がある。（注：中国では薬草として用いられているというが、日本では有毒植物として服用しないようだ）
花期：３～４月。
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