高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

2007年桃の節句

2007-03-01 00:49:35 | 四季
3月3日は「雛祭り」、すなわち「桃の節句」である。この季節になると女の子のいない我が家でも、パンフラワーの雛人形が殺風景な玄関を飾る。
お内裏様は向かって左側が日本古来の姿かと思っていたら、京都では古式に則って右側に置くという。明治以前は左が高位(向かって右)ということであったが、文明開化により洋式化した結果、向かって左が高位になったという。
従って、お内裏様を向かって左に置くのが現代式、右に置くのが古式として、どちらも正しいのだそうだ。

長岡のグランドホテルで、牧野家ゆかりの雛人形を展示している。
幕末の藩主牧野忠訓の正室となる彝姫(とうひめ)の最初の節句に、父親の11代藩主忠恭の正室籌姫(ひさひめ)の実家遠州掛川城主太田資始から贈られたという。
雛人形は数奇な運命を辿り、現在は長岡市栃尾小貫の瑞雲寺に伝わり、栃尾市との合併を機に今回公開したとのことである。

人形師は二代目仲秀英で、人形師の最高位法橋を名乗り、都梁斎と号した逸材とのことである。古式に則った大名家の雛人形で、本来なら向かって右にお内裏様があったはずであるが、今回はどちらで公開するのだろう。お内裏様、お雛様とも昔と違う位置に座らされたら、少し勝手が違うかも知れない。
河井継之助とともに、激動の時代を駆け抜けた彝子(とうこ)の思い出の雛人形である。


(こちらは我が家のパンフラワーで造ったの雛人形)

  
(法橋都梁斎作の牧野家ゆかりの雛人形。写真は長岡グランドホテル)                     


 (パンフラワーの桃の花など) 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナズナ | トップ | タネツケバナ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
綺麗で本物みたいです。 (デコウォーカ)
2007-03-01 22:00:52
パンフラワーは本物みたいに良く出来ていますね。寅太さんの作品ですか?
返信する
根気のいる趣味 (寅太)
2007-03-02 13:42:08
デコウォーカさん、こんにちは。
パンフラワーは家内です。この近所では中高年の女性を中心に結構流行っているようです。
花が多く、花びらや葉など1枚1枚作っているので、かなり根気のいる趣味のようです。(大雑把な男性には向いていない)
返信する

コメントを投稿

四季」カテゴリの最新記事