こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第7章・・空色の種を探す旅・・・私とルナと一緒に空色の種を探すのどかな旅に出ませんか~♪

ローカル線に乗って・・・

2017-02-14 15:39:45 | あかりの灯る空色の家

アメリカン・ブルーです。


最近、お留守番続きだったので、
今日はルナを連れて、久しぶりに土手を歩いてきました。
我が家ではまだ蕾の椿も、
遮る物が何もない土手の入り口の大きなその木は、すでに満開でした。
降り注ぐ陽の光とは、こんなにも影響するものかと改めて思いました。


昨日は、月曜日で夫が早朝に出勤するので、
私も家のことが早めに片付きます。
お天気が良かったら出かけようと思っていた場所へ、
午前8:40分、段取りよく出発できました。


 


最寄り駅のパーキングに車を置いて、仙台駅まで・・・
お土産を少し買い足し、東北本線、小牛田行きは1番線から折り返し運転。
既に通勤ラッシュも終わって、4人掛けのボックスシートに一人で座れました。
どちらが進行方向か?  そう言うことに信じられないくらい疎いので、
周りを見て、皆さんが向かっている方に座ってみました。

先月末、友人の同居のお義母さまがお亡くなりになりました。
あまりにも突然のことで、さぞかし大変だったことと思います。
二七日が過ぎて、少し落ち着いた頃かと思い、
お悔やみに伺うことにしました。


 



各駅停車のローカル線。
北へ向かいます。
仙台を出ると、目的地まで11駅。
途中、国府多賀城、塩釜、松島では海が見えて、そこから内陸へ入ってトンネルが多くなります。
警笛を鳴らしながら、カーブも多く、ローカル線らしい景色が広がります。
彼女とは仙台の街中だったり、私の家だったり・・・
また、電話で話したり、メールだったり、その交流は20代から絶えることが無いのですが、
お家を訪れるのは、一体何年振りだったことでしょう。
あらかじめ、列車の到着時間をメールして置いたところ、
「2階の改札を出たら、そこから動かないで! むかえに行くから・・・」
そんな返信で、えっ? 改札が2階にある?
そのことに驚いて列車を降りると、
いつの間にか東口なる連結道や、透明なエレベーターまであって、
仙台の東口のようなビルは無いけれど、
石巻線・気仙沼線・陸羽東線などの乗り換え拠点として、
想像以上に大きな駅だったことに改めて気づかされました。
彼女に改札で会って、案内されて下へ降りると、旦那様が車で待っていてくれました。
以前は、この東口が無かったので、駅正面からぐるっと回って行っていたのですが、
震災後、石巻方面の被災者さん達が多く家を建てたそうで、
東口方向へ新しい家がたくさん並んで、お陰で便利になったと言っていました。


長い年月、親戚の多い家でたくさんの苦労もあったかと思いますが、
一緒の職場で上司が「嫁として一番は彼女だろう!」と太鼓判を押していたほどで、
最後までその務めも果たし、今も日々忙しいと言っていました。
それでも、昨日は私と束の間の時間を本当に喜んでくれて、
「ようやく、ほっとしてゆっくり坐った気がする~」そう言ってくれました。
葬儀には欠礼しましたが、寧ろこういう時間を共にしたかったのです。


お義母様は87歳で、その日も夕食も一緒に食べて、
その後、入浴中に意識がなくなったようで、救急車で搬送中に亡くなられたようでした。
生前用意してあったらしい「誰にも迷惑をかけない様に・・・」
そんな想いがつづられたノートを見せてもらいました。
微かに認知症的なものが見え隠れしだして、これから介護を覚悟していただろう彼女。
春には、孫娘さんのひ孫を楽しみにしていたようですが、その前に旅立たれました。


いのち・・・・
それはその瞬間まで計り知れないもので、
どんなに気を付けていたとしても、
傍に居たからと言って救えることばかりではありません。
悔やまれることもいっぱいあったでしょうけれど、
時折、ぽろぽろと涙をこぼしながら思い出を話すとき、
姑ではあったけれど、
親以上に長く一緒の時間を過ごしたほんとうの「家族」だったのだと思いました。
帰りの列車は、想う所が色々あって、
考えているうちに、あっという間に仙台へ着きました。
仙台駅で買い物をしたい気持ちもありましたが、
乗り継ぎ5分で上り電車に乗れるとのアナウンス。
何かまっしぐらに家に帰りたくなって・・・
また、夫のいのちを温めて暮らそう・・・そう思いました。







今日は、バレンタインディー
チョコの贈り物が宅配便で届きました。
どれもとても美味しそうなので、後日紹介しますね。
ありがとうございます。








コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする