AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

バンドやろうぜ!

2012年03月18日 | ♪音楽総合♪
いつも集っている午後の旧練メンバー間で、突如バンド結成案が浮上。
といっても遊びでスタジオに入ろうかといった段階のものだ。
そこで何をコピーするのかというと、なんとフリーである。
ギターのツレが最近やけにハマったらしく、バンドで演りたくなったらしい。
あと、これぐらいなら俺らでもできるんやないかと。
(グランド・ファンクなども候補に挙がったが、この年であんなワイルドな音は出せんだろうということで却下)


フリーは実は私が大学の軽音に入ってコピーしたかったバンドのひとつだったんだが、その頃部内ではメタリカとかエアロスミスとかが流行ってて、とてもじゃないけど「フリーやろうぜ!」なんて言いだせる雰囲気ではなかった。
まぁ私が気が小っちゃく、影響力もなく、率先力もなかったからだけど。

フリーは基本ブルース調のハードロックで、歌、演奏ともにエモーショナルで少しアドリブ感があり、ライブやヴァージョンによってはテンポや尺がけっこう変化するので、どのテイクがコピーするのに一番適しているのかと迷うわけだ(自分らでアドリブる自身はない)。
そこで、参考がてらに今まで全然触れてこなかったライブアルバム『FREE LIVE!』の紙ジャケリマスター盤(切手シール付)を急遽ヤフオクで取り寄せた。

これは先日なんでかライブアルバムと勘違いして落札してもーた『FREE AT LAST』



音源はフリーが絶頂期にあった1970年のもので、このリマスター盤にはボートラとして+7曲追加収録されている。
聞くところによると、70年のサンダーランドにおけるライブでは、いきなり演奏中に女性ファンがステージに上がりコゾフに抱きつくというハプニングが起こったらしく、1曲目の“ALL RIGHT NOW”からギターがかなり怪しいことになってる。
サイモン・カークのドラムもあぶなっかしくて、リズムもけっこうグダグダ。
このライブ音源を聴いて、彼はかなり“その場の思いつきドラマー”であり、あまり参考にならないことが判明した。だったら俺も思いつきで叩こうかと。

このアルバムの中では、やはりポール・コゾフのギターがかなり冴えまくっていて、とくに#7“THE HUNTER”、そしてボートラの方の#13“MR BIG”のエモーショナルな中間ギターが秀逸。
彼がミュージシャンズミュージシャンと呼ばれる理由がこのライブ盤を通してなんとなくわかったような気がする。テクニックがあるだけでは醸し出せない、コゾフが弾くからこそのシブ味あるセンスの塊のような(逆にセンスしかない)ギターフレーズ。ギターのツレが演りたい衝動にかられた気持ちもわかろうというものである。
しかし、彼がコピー候補に挙げとった曲って・・・・・ほとんどこのアルバムの曲からやないけ!
さすが午後の旧練一のライブ音源イーターである。

あと、アルバム本編の最後に収録されているアコースティッキーな未発表スタジオテイク“GET WHERE I BELONG”も、ロジャースの達観しきったような穏やかな歌声が心に響く名曲。



今日の1曲:『MR. BIG』/ FREE
コメント
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