AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

Coccoライブ宵の内

2022年05月30日 | コンサート
Coccoのワンマンライブは、2019年オリックス劇場での『Star Shank ツアー』以来、約3年ぶりである。

まぁ約2週間前にOTODAMAで観たばっかだったが、Coccoはやっぱフルで観なきゃね。


一応今年25周年だから、なんか盛大で特別なツアーになるのかなーって思ってたんだが、ZEPPツアーと、会場の規模を縮小してきたのには面喰らった。
しかも座席指定だ。収容人数がだいぶ制限されてしまう。

一般発売でチケをとるのは絶望的であり、先行で申し込んだところ、幸運にも見事当選!!
やっぱ私はCocco運がいい!と、チケ発券日がくるのを楽しみにしていた。

そしてライブ日の2日前にコンビニで発券したところ、なんとG列!
てことは8列目かぁ~、なかなかいいんじゃなぁ~いって悦に浸ってたんだが・・・・

よーみたら2階席やんけ!



すでにCocco運を使い果たしてしまっていたか・・・・・
いや、Coccoのライブを観に行けるだけでもラッキーだと思わなければいけないのかもしれない。
しかし、先行のチケって2階席まで確保してんの?そりゃ一般発売なんかで獲れへんハズやわ。


ライブ当日は15時くらいに大阪難波に着いたんだが、そっからZepp Nambaまで徒歩だとかなりの距離があった。
この会場は電グルの25周年記念ライブ以来で、そんなことすっかり忘れてた。

着いた。なんか味気ないハコやなぁ。



たまにいてはるんかな笑。



物販の先行は14時開始だったが、まぁ1時間遅れなら十分お目当てのグッズは買えるやろうという私の考えは、仏壇に供えてある砂糖菓子ばりに甘すぎた。

ゲェーっ!会場の周囲をグルーーーっと囲んで延々と続く列!
エゲつな・・・・


それにしても、Coccoのファン層てなんでこんな若い子が多いのか。


パラつく雨と激しい強風に耐え、ちょっとづつしか進まぬ行列にイライラしながら約一時間並んだ挙句、15時50分になりあえなく先行物販は〆切。
会場の中にすら入れなかった。
そして、ここからは普通に開場に切り替わるわけだが、今回の私の落ち度として、開演時間を把握してなかったこと。
まぁ早くて18時くらいだろうと勝手に思い込んでたんだが、なんと17時だった。
いや、日曜でもないのに早すぎるって!!これもコロナ禍のせいなのか・・・・

ライブ始まるまでどっかで茶でも飲んでゆっくりくつろぐ時間もなかった。
グッズも気になったが、腹ごしらえもしてなかったので、開場の行列から離脱してコンビニへ。
それにしても、会場周辺はほんま何もないところやなぁ~、座るところすらない。

結局会場入りするときも行列に並ばされ、物販も2階まで行列が伸びていた。
もう行列に並ぶのはこれ以上ごめんだと、座席へと赴いた。


OTODAMAでの真正面ポジとは打ってかわって。
こんな遠方からCoccoを観るのは2000年の大阪城以来かな。



とりあえず、今回のセトリをば。

01.White dress
02.ひとひら
03.コバルト
04.True Lies
05.アイドル
06.ラブレター
07.ままいろ
08.結い
09.恋い焦がれて
10.女一代宵の内
11.PROM
12.潮満ちぬ
13.新曲
14.夜喪女
15.Rockstar
16.光溢れ
17.7th floor
18.嵐ヶ丘
19.L-O-V-E(?)
20.星の子ら


いきなり前作『クチナシ』から「White dress」がきたのには意表をつかれた。
まぁ、昨年は『クチナシ』ツアーがなかったので、前作の曲もそれなりに演るだろうとは予測していたが・・・

今回は『プロム』ツアーと銘打ってはいるが、『プロム』+『クチナシ』曲初お披露目ツアーの様相を呈していた。
なんと、コロナ禍前に出た作品の曲はいっさい無しという強気の?セトリ。
「強く儚い者たち」すら演らなかった。


それなりに全盛期(活動中止前)の曲も演るだろうと思っていただけに、このセトリにはちょっと驚いた。
最近の作品の曲にはあまり思い入れがなく、やはり初期の曲が好きな古参ファンとしては複雑な思いだったが、真昼のOTODAMAの時とはうってかわって、屋内での音響設備の整ったCoccoのライブでの拡張具合はやはり凄まじいというほかない。
お子様とか、Coccoのライブを初めて観た人にとっては、今まで味わったことのない強烈な体験になったであろうことは想像に難くない。

前作で聴きたかった曲はほぼ聴けたという感じで、特にヘヴィナンバー「夜喪女」~「Rockstar」の流れにやられた。
終盤で、前作のラストナンバー「真白の帆」が終わった後にシークレットトラック的な流れで始まる曲名不明のあのナンバー(L・O・V・Eが連呼されるやつ)が披露されたのには感動した。

そしてラスト、「星の子ら」が演奏され、レコーディングのよりさらに拡張されたエンディングで、Coccoが黄色のヒラヒラ衣装で(それまで逆光でそれが黄色だと気がつかなかった)バレエを舞う姿は、まるで妖精か天女のごとくしなやかで神々しく、これにはマジでやられた。

アンコールはなし。うん、これぞCoccoのライブ。


今回は照明も素晴らしく、2階席からはステージ床を彩る幾何学的な模様もバッチリ見れてよかったと言いたいところだが、これだけのド迫力のライブは、やっぱ近くで観たかった。


ライブは19時前に終了。まだ宵の口だ。
連れ添いもおらず、この後どうすればよいのだ。


次はもうちょいデカいハコでお願い。タダでさえ倍率高いんだから。



Coccoツアーグッズで散財する予定だったが、500円しか使えなかった。

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帰ってきたOTODAMA ~後編~

2022年05月21日 | コンサート
それにしても、朝一からラストまで、野外フェスでよく最後までひとりで過ごせたものだと思う。
こういう長丁場の野外フェスってのは、やっぱ誰か伴ってないと間がもたないものである。

ただ、テントは持ち込めなかったけど、まぁ半日くらいは椅子に座ってのんびりくつろぐ予定であったのが、今回は中々休ませてもらえなかった。
それだけ一日目のメンツがスゴいことになっていたのだ。


Coccoが終わってからも、TESTSETまで特に近くで観たいものないやとかっぱえびせん食いながらくつろいでると、大浴場ステージの方からなにやら聴き覚えのある歌声が聞こえてくるではないか!

大画面スクリーンを見やると、「え?まさか!チバちゃん!?」

そう、情けないことに、私はThe Birthdayがチバユウスケ率いるロックバンドであるということを、その時まであずかり知らなかったのである。
スマホで慌てて検索&確認し、椅子から立ち上がり、思わず前方まで行っちゃいましたよ。
う~ん、なんか得した気分。

ゆーてもTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTもあまり通ってなくて、ライブも観たことなかったのであるが、チバユウスケのあの唯一無二の強烈なハスキーヴォイスは昔から馴染みがあるし、忘れるハズもなかった。
いやいや、まさかチバちゃんまで観れるとは想定外であった。白髪も増えて貫録のいいロックンロールオヤジになっちゃったけど、当時のままのあのパワフルなヴォイスをかましてて凄いなと。やっぱカッコいいわ。
モヒカンのドラムの人も元ミッシェルやんな?


お次のハナレグミは遠くから椅子に座ってまったりと。


だそうです。



NUMBER GIRLは物販の行列からして、本日の目玉の一つであることはなんとなく窺えた。
好きな人よく見かけるからなぁ~
私もライブ観たことなかったので、定評のあるこのバンドは一度観ておきたいとは思っていた。

サウンドチェックから向井氏、ローディーに怒声を浴びせピリついたムードを漂わせている。
この時このバンドが博多出身であることを知った。

渦巻くノイズギターの轟音、シャウトしまくる向井氏のヴォーカル、湧き上がる客席。
なるほど、人気があるのも頷ける。
なんとなくだが、ソニック・ユースからの影響があるのかな?と、この辺の邦楽バンドに疎い私なりの短絡的な印象。あんまヘタなこと言うとファンの人に殴られそう。
いやぁ~ザッツライブ!なええもの観れたという感じ。





さて、お次は砂原良徳氏の名があるというミーハーな理由で注目していたTESTSET。
今回のOTODAMA出演が決定するまでその存在を全くあずかり知らなかったのであるが。
前列エリアの人の入りは微妙。まぁ次大トリのスーパーユニットのAJICOがひかえてるからな。

なるほど、この時間帯の出番なワケだ。



まりんの他にギターとドラムがいて、ちょっとエモいヴォーカルをかます若いにーちゃんは、遠目からも外人かハーフだろうということが窺える。
クールなエレクトロックといった趣で、今日のメンツからしてちょっと浮いた存在。
それにしても、想定以上にモダンでカッコいい!!
個人的には直球&さわやかロックばかりの一日の中で、TESTSETのライブはいいアクセントというか、スクリーンの視覚的な演出も手伝っていい刺激となってレイヴ感覚で楽しめた。

TESTSETで検索しても出てこなくて、METAFIVEの映像がでてきた。



上のは昨年のフジロックのライブ映像なんであるが、メンツもステージ演出も今回のOTODAMAと全く同じ。
で、よくよく調べてみたら、それもそのはず。

このユニットはもともとMETAFIVEに参加したメンバーたちで、そこから派生した新ユニットであることが判明。
昨年の下世話な偽善偏向騒動でMETAFIVEの活動がままならなくなり、こういう形で始動したのだろう。
いいじゃないか!!もうMETAFIVEの楽曲を披露してくれるだけでも感謝!
で、ドラムはGREAT3の人で、ギターは相対性理論の人って、これもスーパーユニットやん!


そしていよいよ大トリ、AJICOの出番を迎えた。
私も大浴場ステージの方へ移動。
前方エリアは15年前なら人気アーティストはすぐ人数規制がかけられたと記憶してるが、例年と比べてフェスの収容人数を制限していたこともあってか、一日中入場可の看板が下げられる場面はなかった。
どうせなら前で観たいと、前方エリアへ。




さすがスーパーユニットAJICO、各メンバー40~50を超えているだろうに、容姿共に全く衰えを感じさせない。
ほんまスーパーやなぁ・・・
つーかTOKIEさんの実年齢にそぐわないあのかわいらしさはなんなんだ(髪型がよかった)!?

とにかくオーラが凄まじかった。1曲目「ペピン」がきた段階でもうトリハダもの。
UAは初めて観たけど、泉大津フェニックスの夜空に響かせる圧倒的な歌声で我々を魅了する。そしてけっこう煽ってくる。
「口は閉じててもハミングはできるでしょ!」ってなかんじで。
そのせいか、なんかベンジーの存在感がちょっと薄かった。

個人的には選曲がちょっとて感じ。ベンジーファンに媚び売り過ぎのセトリというか。
「ペピン」はいいとして、正直ブランキーもSHERBETSもあんま通ってないので、そこらへんの曲を演られるとつらい。私はAJICOの曲が好きなんだ。
といっても昨年リリースされた『接続』もあまり馴染んでなかったりで。
まさか「波動」が外されるとは・・・大トリの割に持ち時間も短くて(みな平等?)
やっぱ昨年のワンマンに行くべきだった。


AJICO終演後、盛大に花火が打ち上げられた。



あ、そうそう、AJICOのステージ観てて気になってたのが、サポートキーボードの人。
なんか、見たことある人だな~と。つーか、ついさっき見たような・・・・

後日、OTODAMA関連のSNSのつぶやき閲覧してたら、やっぱそうだった!
LITTLE CREATURESのベーシスト、鈴木正人氏やないかと!
彼は昨年リリースされたAJICOのEP『接続』をプロデュースしてたんだね。





とまぁ、なんだか己の過去&最近の邦楽事情における無知蒙昧さを曝け出すフェスレポになってしまったなぁ・・・・

なさけない&はずかしい・・・・


いやしかし、20数年前に一応カジってたけどライブを見逃してた、あのオルタナ旋風巻き起こる平成の日本のロック界を代表する猛者たちが、バンドは違えど、この泉大津のもとに一堂に集まり、それを一気に堪能する事が出来たという、贅沢過ぎる一日となった。

うん、ほんと行ってよかった。




帰りもまた元来た道の記憶を辿って下道オンリーで家まで帰ったことを申し添えておく。


OTODAMA土産。お菓子詰め合わせ巾着&ステッカー。



ご当地名菓子?&OTODAMAサブレ等が入っていた。



私のようなオッサンが着るにはかわいすぎるT。
コメント (2)
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帰ってきたOTODAMA ~前編~

2022年05月15日 | コンサート

毎年大阪は泉大津フェニックスで開催される邦楽フェス『OTODAMA ~音泉魂~』は、この度のコロナ禍で開催が2年半も滞っていたのだとか。
ただ、私自身このフェスに参加したのは、実に15年ぶりだったりする。


なので今回、その15年前のOTODAMATシャツを着ていった。



私が行ったのは、子供の日の1日目。

今回は久しぶりの野外フェス参加(2018年日比谷のMDT Festival以来)だったものだから、ホームセンターで折りたたみ椅子とか買ったり、なんかの特典でもらったクーラーボックスだのを用意したりなんかして(はりきってワンタッチテントも購入したが、持ち込み禁止やった!)、これはもう車で行くしかないと。

当日は朝7時半に家を出た。
泉大津など普段は全くといって縁のない処で(15年前に行ったきり)、不案内もええとこだったので、まぁ藤井寺くらいで高速に乗るつもりでその辺の地理だけは予め頭に入れておいて、会場まで車を走らせていたのであるが・・・・

GW最終日の朝だったこともあり、道はガラガラで、またしても私のやっかいな貧乏性が疼きだし、もっと先のインターでええんちゃうか~と藤井寺のインターを通り過ぎ、ナビも搭載してないのに無謀にも己の勘だけで車を走らせ、なんやかんや下道オンリーで泉大津フェニックスまで辿り着いちゃったという・・・
まぁ走行中はチビりそうなほど不安と焦りでいっぱいで、BGMで流していたShocking Blueのご機嫌なナンバーも全然頭に入ってこない状態ではあったが。


先週とうってかわって、当日は見事な晴天に恵まれた。
つか、晴天すぎるっちゅーの!日焼け止めとか用意してへんし!




物販で目ぼしいイベントオフィシャルグッズを購入してから場所とりに。
まぁフジロック級の大規模な野外フェスというわけではないので、テント持ち込み禁止はしゃーないとして、折りたたみ椅子を使っていいエリアまで定められているのは想定外であった。
そのエリアはすでに人が密集しており、いい場所は残ってなかった。




ずっと前に買った不二子F不二夫キャラのレジャーシートやっとこさ活用でけた。



だいたいフェスってのは、観たいアーティスト2~3ありゃいいってもんなんだが、初日のラインナップはちょっと凄いことになっていた。




場所を陣取ってる最中に、オープニングアクトの羊文学という若い女の子3人組?のバンドの演奏が大浴場ステージで始まった。
若い子に人気なのかな?一番手の割にはまぁまぁの人だかりが出来てて盛り上がっていた。


OTODAMAは2ステージ設けられてあって、このフェスのいいところは、ラウドパークと同じく1アーティストごと2ステージ交互に演奏されるので、目当てのアーティストがカブることがなく出演者全てのアーティストを堪能できる。
しかもステージ間がとても近い。移動もすぐできる。
ただ、今回久々に参加して思ったことは、それ故に各アーティストの持ち時間もちょっと短いなと。


まぁ昼くらいまで近くで観たいアーティストもないので早めの腹ごしらえ。
会場で買うとバカ高いので一応ドリンク数本、おにぎり2~3個は持参してきていたが、やっぱ出店のフードを味わうってのもフェスの醍醐味のひとつ。




佐賀屋の丼モノ店でからポン丼の丼抜きをオーダー。うん、美味だった。



メシを食い終わった頃に大浴場ステージでクラムボンのライブが始まったので、せっかくなので近くまで観に行った。
3年前、神戸のQフェスで初めてライブを拝見して、その時は曲全然知らんかったけど、その時にだいぶ印象に残ったのか、大体の曲が聴いたことあるナンバーになってて楽しめた。
CMでお馴染み「ウィスキーがお好きでしょ」が披露されて、「え?」となったが、最近(2020年)クラムボンのが起用されていたんだと今更知る。

なかなかダブでオシャレなアレンジ。



ベースのミト氏がMCで今回のメンツのことを言及してて「裏では同窓会みたいになってる」とのこと。
だろうなぁ~、平成のあの頃、時代を築き上げた猛者たちが「よお、久しぶり!」なんて挨拶交わしたり、ツーショット撮ったり・・・
その様子はあらきゆうこさんのSNSなんかでも窺い知ることができた。


お次は露天風呂ステージで昨年30周年を迎えたというエリート音楽ユニットLITTLE CREATURES。
リトクリ(と勝手に略)はそれこそ20数年前から存在を知ってるんだが、ライブは一度も見たことがなく(いや、あったかな?覚えてない)、Double Famousなどの別プロジェクトや畠山美由紀さんのアルバムプロデュースなどで、彼らの腕の凄さは知っていた。

前方ブロックに赴くと、悲しいかな、柵内はガラガラ。
確かにアウェイ過ぎるやろ・・・・

演者たちはこんな状況には慣れてるといった感じで黙々と演奏を始める。
確かに地味・・・だが、演奏力はハンパない。
一曲も知らなかったけど、もう演奏観てるだけで興奮を抑えきれない。
とくにリズムが素晴らしい。心地よくてオシャレで、自然と体が揺れてくる。
鈴木正人氏のベースワークが圧巻で、今回のベストプレイヤーといっても過言ではなかった。


その後、大浴場で始まったiri(イリ?)はシートに座ってスクリーン観てたけど、ヴォーカルのねーちゃん若めで、やってる音楽はジャミロクワイっぽいというか、ファンキーなブラックミュージックっぽいオシャレヒップホップって感じでええやん。


そして露天風呂ステージでGRAPEVINEが始まるや、大本命であるCoccoをいいポジションで観るべく前方ブロック入口で待機。
意外とあんま人並んでなかったが、フェスになると男子のファンも結構いるんだなということに気づかされた。


あちらのステージではくるりが始まった。Cocco待ちの人も結構ファンいるらしく「この曲きた!」って盛り上がってた。
ドラムはあらきゆうこさんだ。



それにしても、15年前は大トリを務めてたCoccoが、今じゃサブステージの昼時間に格下げとはね・・・・
なんて情けない思いを抱いていたが、15年前の露天風呂ステージってのは、大浴場とかなりの規模の差があったので、勝手にサブステージと思い込んでたんだが、最近はステージの規模はほとんど変わらなくなったんだなぁと。
だから別に露天風呂ステージがサブってワケじゃないんだと。そういう格差はなくなったんだと。

Coccoを真正面から拝めるカメラブースの凸柵の最前を陣取れた。
まさにベスポジ!



とまぁ、盤石の構えでライブに臨んだのであるが・・・・

今回のCoccoは、なんか全然ノレなかった。
Coccoのライブでこんな冷めた気分になったの初めてってくらい。

まず、今回のCoccoの出で立ちにちょっとひいた。
いや、2020年の配信ライブん時と似た黒の衣装だったんだが、なんかSM感が増したような、破廉恥さが際立ったような・・・
で、強風でそれがなびいてカサカサ肌の素足丸出しで、おまけにドピンクの靴下ときたもんだ。
真正面にいながらちょっと直視できず、目のやり場に困った。

一曲目はいきなり代表曲「強く儚い者たち」だったが、なんか横で怪しい様子のオバハンと中年夫婦がライブ中にモメ出しやがった。
中年夫婦の夫の方が非常識にもケータイのカメラ作動させて、オバハンに向かってなにやら大声でゴチャゴチャ言うてる。
ライブに集中できひんわでマジでムカついて、曲が終わったら注意したろうと思ったが、間髪入れず次の曲が始まってしまいそれが叶わなかった。
それでも男の方がまだ大声でなんかホザいとるので、ブチギレ寸前でギロリと男の方を向いて睨んだまでいったが、真正面でCoccoが歌っているので大声で怒鳴るワケにもいかず、グッと堪えるしかなかった。
その内オバハンが折れてどっかに行ってしまい、ようやく沈静化してホッとしたが、何があったかしらんけど、こんなクソみたいな奴らがCoccoファンやと思うとホンマに虫唾が走る思いだった。二度とフェスにくるなと言いたい(and Die!)。

今回はセトリもなんかイマイチで、やっぱ新作の曲はライブ映えしないし、「花柄」とかレアだったけど、なんだかなぁ~・・・
前作の曲「ひとひら」は今回ライブ初披露と思われるが、あの衣装でカチャーシーダンスはちょっとトチ狂ってる感じがした。
あと、昼間のステージってのもいけなかった。Cccooはやっぱ夜に観たい。
ラストのドゥームナンバー「嵐ヶ丘」だけはノレた。Coccoはしてなかったけどこちらは全身ヘッドバングで盛り上がった。



やうやう陽も沈んでいき、OTODAMAは後半戦へ・・・




つづく・・・・
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みどりの日

2022年05月04日 | まったり邦楽
GW前、どうしようかなと迷ってたけど、明日開催のOTODAMAに1日だけ参戦することを決意しました。

もちろんCoccoが出演するってのもあるんだけど、今月ワンマン行くしそれだけが決め手だったワケではなく、Little Creatures、TESTSETのステージなんかも興味深いし、そして、昨年約20年ぶりに再集結したAJICOが出演するっていうのがデカかった。

なので、10数年振りくらいにAJICO唯一のアルバム『深緑』をクローゼット奥の棚から引っ張り出してきて鑑賞。


AJICOは、UAと元BLANKEY JET CITYの浅井健一を中心とした男女4人で構成され、リズム隊には、近年はGOMA & The Jungle Rhythm SectionやCoccoのサポートなどでその卓越したプレイをよく拝見している椎野恭一氏、RIZEに在籍していたアップライトベースの使い手TOKIEという、いわゆるスーパーユニットバンド。




あの時代、90年代に名を馳せた日本のロックバンドが次々と解散していって、その後、そのイケてるモン同士がバンド組むっていう、スーパーバンド現象が流行ってたような気がする。
ROSSO、LOSALIOSとか、、あと特撮、東京事変は・・・・ちょっと違うか。

まぁ自分はこの頃、もうちょっと違う方面のジャンルの邦楽にハマっていた時期で、この辺のユニットの音源はあまり把握できてなかったんであるが、この現象は90年代初頭に流行った、外タレスーパーメタルバンド現象(Blue Murder、Damn Yankees、Badlands、Bad English...etc.)になんとなく似ているなぁ~なんて思っていた。


実はブランキーはベスト盤とか一応所持してるんだけど、数曲カッコいいなと思うもなんかあまりハマらなくて、UAもよく聴いてたのは『うたううあ』くらい。
ベンジーはソロの時のステージも観てて、とにかく凄くカッコいいギターを弾くなぁ~って一目置いてて、UAはSalyuと同系統の声質で割りと自分好み。
それぞれの要素は好きなんだけど、楽曲がピンとこなかったというか。

AJICOのアルバム『深緑』は、当時その両者が合わさったらどうなるのかと興味持って手を出したんだと思う。
で、アルバム全体的にけっこう気に入って、よく聴いてた記憶がある。
ただ、ちょっと全体を通して暗すぎるきらいがあり、聴いてて気が滅入ってきてなんかその内全然聴かなくなってしまった。


今回改めてじっくり聴いてみて、やっぱこのウェット感とオルタナ感はカッコいいなと。
80年代の歌謡曲、90年代初頭に流行った邦楽とは明らかに一線を画す意識の高さが、サウンド面や楽曲に表われている。




楽曲ごとにリード、コーラスが入れ替わるヴォーカル2人のローテーションの絶妙さもさることながら、バックのリズム隊も素晴らしい。
ゴーストノートをフンダンに効かした椎野氏のシャッフルビート、そしてTOKIEさんのフレットレス感バリバリの卓越したアップライトベースが楽曲全体を格調高いものにしている。
もちろんベンジーのラフで病んだギターも炸裂している。


いやいや、ほんまにスーパー。イケてるユニットってこういう人たちのことを言うんだな。
ちょっと長年こんないい作品放置し過ぎたことを猛反省。


昨年出した新曲は・・・ちょっとEDM入ってる?
これも2008年からの影響なのか。

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