24 黄釈天 Blog 「My Days」by Oldman(吉住)

H14-25年、400名の集団を率いて、破綻銀行相手に11年戦い完全勝利した元原告団長の下り坂人生、日々の戯言、残実録。

地区の敬老会

2023年06月30日 | 気象

2023年6月30日(金曜日)午前4時15分:[  24c/29c/100%  ]{ Getup0300 } 雨

梅雨の終盤、列島は各地で大雨のようだ。福井も昨日の朝は、日野川が増水し濁流が流れていた。南部で大雨が降ったらしい。我が家周辺や嶺北は問題なし。

夕方、掛け持ちで二つの会合に出席し、何とか今月のお役目も終わったと思えば、月末ではないか! もう、完全に前歯の下の歯が一本、限界のようだ。歯医者が抜いてくれないので、ずっと我慢続きだったが、下顎の根っこのかなりの深さまで、痛みがある。

トマトの皮が噛みつけない。1日も早く、抜いてほしいのだが、その後の処置が難しいようだ。総入れ歯の時期が迫っている。日々、老化は休みなく進む。夏休みもゴールデンウイークもないようだ。お盆休みくらい取ればいいのに、ねえ。

3100人の人口の小さな我が地区の65歳以上は1100人。そのうち、500人が後期高齢者で敬老会の対象らしい。戦後のベビーブーマー世代は、何も日本に限ったことではない。ヨーロッパもアメリカも同様だ。大勢が一斉に高齢化している。

「老い」を敬うどころではないなあ、時代遅れの廃棄処分でも不思議ではない。交通事故は加害者も被害者も老人なら、まだいいのだが、アクセルとブレーキを間違えて、コンビニに突っ込んだり、小学生の子供たちの列に突っ込んだりするのは、何とも悲惨だ。

老人会の記念品はタオル。予算が足りないので、所々穴の空いた「エアータオル」でも十分か? 自分はもらう方だが。


Tシャツ理論

2023年06月29日 | 気象

2023年6月29日(木曜日)午前6時30分:[  20c/30c/70%  ]{ Getup0530 } 曇り時々雨または晴れ

暗がりだろうが、明るかろうが、慌ててTシャツ(冬なら下着)を着込むと、実に腹立たしいことに、最近は裏返しが多い。「確率は2分の1だろうが!」と生意気なTシャツに、この世の真理を教えてやるのだが、Tシャツも数が多くて、教育が行き届かない。

仕方なしに、着る前にちょっとチェックする習慣が、もちろん、後期高齢者とはいえ、利口な私だから身に付けるのだが、チェックして「大丈夫」と着込んだときに限って、今度は前後ろが逆になる。えらく、首回りが苦しいなあ、と思いつつ、しばらく経ってから気づくのだから、人生はままならない。

さあ、夜の間はずっと本降りだった雨も、夜明けとともに止んできた。空がかなり明るい。昨日の朝は、大量の汗を流しつつ、山椒の畑の草刈りをやった。

出かけてみると、露地物の大きな苗木の一本が、大変なことになっているのを発見。大きく枝を伸ばして楽しみだったのに、その枝が2本とも引き裂かれるように折れている。風や自然の力ではない。誰かが、人為的に力を加えたせいだ。

で、ハッと気がついた。多分、猪のせいだ。露地物は長い枝を伸ばしているので、それを低樹高栽培しようと、細い紐と、針金の杭で引っ張ってある。木によっては4方向。最低2本の枝か、3本の枝を弓のように下方向に軽く、引っ張っている。

地面から出ているその紐に、多分、猪が足か体をひっかけて、驚いて暴れたのだろう。一本は引きちぎれているし、一本は、幹から剥がれようとしている。幹を残して枝を切り落とし、傷口にワセリンを塗りつけて、雨水が入って、幹が腐らないように応急手当をし、枝は、切り口を処理して、新しい場所に深く差し込んで、たっぷり水をやっておいた。

(写真は、少し、わかりにくい。また、次回)

春先ではないが、まだ暑い。この梅雨の時期に、根が出てくれたら、超ラッキーだ。ダメかもしれないが。

露地物10本の枝を固定していた紐をすべて取り除き、自由に育つよう開放した。悲劇の原因は、私のせいだ。猪の鉄さくは完璧なはずだが、最近、またどこからか、入ってくる。チップの畑に、所々、穴がある。甲虫の幼虫など、探すのだ。目下のところ、山椒の苗木に支障はないので、困りはしないのだが、どこから入ってくるのか、謎なのだ。そのうち、分かるだろう。知恵くらべのようなものである。

さあ、今日も忙しい。午前中に大事な用事を済ませ、夜は2つの会合を掛け持ち出席しなきゃ行けない。


湿度地獄

2023年06月28日 | 気象

2023年6月28日(水曜日)午前6時:[  24c/28c/80%  ]{ Getup0500 } 曇り時々小雨

昨日など、全国のお天気の気温を見ていたら、最高温度が、那覇も北海道の札幌も同じ、31度だった。金沢は33度、福井は32度、富山も32度。蒸し暑い、異様な高温は、地震を連想させる(地下が熱い)ので、福井だけかと不安になったが、列島全部じゃないか!

日本沈没なら仕方がないが、何せ今日は福井大地震の日。あれから75年が経過する。一部、地震学には「60年周期説」があるから、それから15年も経過しているが、地層の歪みが積み上がっていると考えれば、いつ地震が起きても不思議ではない。

今朝も蒸し暑い。夜の間、ずっと扇風機を回して寝ていたが、扇風機が回っていることさえ気づかないほど、蒸し暑い。しかし、今日のお天気なら、草刈りの1時間や2時間は出来そうだ。山ほど、汗が出るだろう。

里山の廃れゆく稲作農業の再生を、個人で努力しているのだが、資金不足で残り100本の山椒苗木が買えない。10トンダンプいっぱい分の土も買えない。その土を処理する小型の重機も買えない。どうする?家康。

県の土木部の職員が、県道の説明にやってくる前に、少し、今できる草刈りをするために、畑に出向くとしよう。


タチアオイ

2023年06月27日 | 気象

2023年6月27日(火曜日)午前6時:[  23c/33c/80%  ]{ Getup0500 } 曇り時々雨

「厳重警戒」!蒸し暑さがピークになりそうな予報。月末は予定なしでお気楽に過ごせると思っていたら、それどころではなくなった。今日は、ワイフの軽自動車のエアコンが効かなくなったので、ガスを入れてもらい、ついでに用事を済ませて帰宅した後、午後に少し、仕事で出かける予定。

明日は、午前中に県の土木部の道路課の人間がやってきて、県道の話。明後日は、欠席の葉書を出しておいた交通安全協会地区支部の会合に急遽行くことになった。会長が地元悪友だったので、村の係のボランティアを何年もやってきている。会合など、幹部にお任せで、会長一任の癖がある。

玄関先にやってきた新しい会長は、隣集落の同年村人。議事進行の式次第に、来賓挨拶とあって、連合会会長名がある。何のことはない、連合会が、毎年唯一多少の補助金を出しているので、「来てもらって、挨拶してもらわんと、会議が始まらん」らしい。「なんか、大事な用があるんか?」「ははは、ナイナイ! 面倒だから、幹部にお任せ、ズルで欠席の葉書出しただけや、わかった、わかった、行く、いく。迷惑はかけられん」と相なって、出席することに。

木曜日は、時間遅れで、社会福祉協議会の会合もあるが、そっちは、確か、出欠の葉書がなかったので、忘れることにしているのだが、同じ公民館で、30分違いの会合。親しい後輩の会長の顔を見たら、言い訳できなくて、そっちも顔出しする必要があるかもしれない。

まあ、明日は、福井震災の日。今月は、最後までバタバタしそうだ。

写真は、山椒畑にどこからか種が飛んできて、花開いたタチアオイ。最初は、南瓜か、スイカの苗が育ってきたのだろうと、草刈りせずに放置しておいた。それが、まさか大好きなタチアオイだったとは、びっくりだ。


パンタグラフ

2023年06月26日 | 気象

2023年6月26日(月曜日)午前5時:[  20c/30c/30%  ]{ Getup0400 }  晴れのち曇り

熱中症を「厳重警戒」の今日の福井。やっと、今月のあれこれ任務から、しばし解放される。マイペースで今週は過ごせそうだが、県の道路課が、目の前の県道に関して、3年ぶりに、その進捗の「説明」に来ると知らせがあった。

今日か、明日か、今週になるだろう。まあ、いつでも構わない。この数年、我が集落地籍で、ほぼ寸断されているような「新県道」は200mほどが、確定していない。貝塚遺跡、河川敷、日野川堤防の横断などと、短い区間に行政が細かく関与していて、実にややこしい。

河川敷は堤防がなかった頃からの耕作地。地主が存在する。最も、国が作った堤防は、ずっと前。昭和の初めごろ。

まあ、それはいいとして、わたしゃ、刈り残しがある山椒畑の草刈りが、朝一番の仕事。2時間ほど、汗水を流して、熱中症寸前に引き上げる予定。

我が畑では、たった2本の適当に植えたキュウリが、毎日食べ切れないほど収穫できる。今に、トマトやピーマン、ナスなども同様だろう。家で消費するには、本当にわずかで十分なのだが、隣集落や我が集落の老人村人は、畑が広いので、10本、20本単位で「どうせなら」と作って、「子供や孫は少しも食べてくれない」などと、収穫に溢れてしまう。親戚身内に「取りに来い」と分け与えるようだが、それも「限界」があるのが、実情だ。

玉ねぎやニンニク、ジャガイモのように長期保存ができる場合は、納屋に積み上げておくが、きゅうりやナスやトマトやピーマンなどは、生鮮食品。捨てるしかなくなるのだ。

目下、我が家は大量の傷梅がたちまち熟して家中に匂いが立ち込めている。ワイフは梅を選んで、梅ジャムと梅干しを作っているが、それでも大量に余ってきた。残りは私が完熟梅の梅ジュースを作るにしても、これまで2度炊飯ジャーで作っただけで、「もういいのでは?」とも思っているから、どうしたものか。

目下、昔工作で使った、拡大器に興味がある。知らない人も多いかもしれない。パンタグラフというらしい。簡単な木製の器具で、片方に鉛筆を使って、片方で図形をなぞると、拡大して鉛筆が相似形の図を描く装置のこと。

夏休みだからか、自分で作りたいのだ。


さあ、防災!

2023年06月25日 | 気象

2023年6月25日(日曜日)午前5時:[  19c/28c/0%  ]{ Getup0400 } 快晴

暑い日になりそうだ。午前8時には福井市内にサイレンが鳴り響く。それを合図に、各自治体、町内は避難集合場所に市民が集まってくる。つまり「避難訓練」

我が集落など、ゴミステーション前に村人が三々五々、バラバラと集まって、人数をチェックして、はいご苦労さんでした、で終了。災害が起きた時は、行政を当てにせず、自助努力で生き延びてくださいと厳しい掟を学ばせる。

それはいいのだが、自治会長は集まった人数を色分けチェックして、報告書に認め、それを地区の公民館に待機している「本部」に報告する。本部では、午前8時から10時半まで福井市の職員や消防署の担当者が、その数字をまとめ上げるなどして、あるいは、公民館前で、少し、消火訓練デモなどをやって、防災訓練終了。

私は自治会長だから、村の集まりを報告すれば終わりだが、連合会長は本部で待機のお役目がある。で、村の集まりと報告は、年上の村人にお願いして、8時のサイレンが鳴り響く前に、公民館に出向く必要がある。

まあ、これが終われば、やっと多忙な1週間、週末が終わる。昨日など、朝の8時30分から夕方7時まで、3つの案件で動き回って、くたくたになっているのだ。おかげで、山ほどおしゃべりし、山ほど体を動かし、山ほど、様々な情報が入ってきた。

それはいいのだが、何せ、後期高齢者。程々にしないと、体が壊れる。

写真は、山の中の不法投棄看板周りの草刈り作業。地区内には多数の看板がある。すべてをチェックして、周辺を草刈りした。総勢、10名参加。


岩井姉妹

2023年06月24日 | 日記

目下、日本女子ゴルフの世界を牽引しているのは、山下美夢有と岩井姉妹。双子の姉が岩井明愛(あきえ)で、妹が千怜(ちさと)。どちらも、簡単そうな名前だが、漢字は流行の当て字世代(親が)で、簡単には覚えられない。

山下は身長150センチしかないのだが、ショットは正確で、ピンまでの距離感が抜群である。もちろん、パターもうまい。昨年、最年少での賞金女王。今年も好調が続いているから、その心技体は素晴らしい。4日間大会を平気で乗り越える体力は、半端ではない。

岩井姉妹は、細い方の姉は、天才的な運動能力と感性の持ち主で、筋力が発達していて、ドライバーの飛距離は体格がっちりの横幅のある妹より飛ぶ。

彼女が優れた感性の持ち主だと証明したのは、つい先日のニチレイ最終日での出来事。セカンドが、グリーン脇のバンカーをギリギリ覗く縁のラフ、つまり草の中。打とうとしても、足場が取れない。そこで、ボールの横で、ボールに対して横を向いて立って(つまり、ピンに向かって正対する)、右手一本でクラブを振って、草からボールを脱出させた。させたどころか、そのボールはグリーンを転がって、カップインさせてしまったのだ。

実は、あまり知られていないが、パターも右手一本で、同じスタイルで打つと、入りやすい。考えてみればわかる。ボールに向かって立って、体の前で横にクラブを動かして、体の横方向にボールを動かそうというのだから、体にとって不自然な動きをしなきゃいけないし、つい、横目で見ている目標に沿って、ボールを追いかけるように頭や目を横に動かすと、ろくな結果にはならない。

目標との距離がずれる左右の視力も問題になるし、バッターボックスに立つ野球選手だって、顎の位置や顔の角度のちょっとした違いで、横からやってくるピッチャーの球筋がよく見えたり見えなかったりする。

ピッチャーに正対すれば、両目で正確に捉えることができるのだが、そんな格好ではバッターを振れない。しかし、グリーン上のパターは、やろうと思えば、ホールに向かって正対し、ボールを右横に置いて(右利きの場合)片手で、パターを前に押し出すように振れば、ボールを打つことが出来る。

やってみればいいのだ。慣れれば、実に正確にラインが見えて、左手が邪魔しない分、片手パターはパターが振り切れて、入る確率がグンと上がる。ルールブックに、そんなパタースタイルは違反だと書いてはいない。だが、世界中探しても、そんなスタイルのプロは一人もいない。

岩井明愛はその可能性を本能的に感性で証明した。

そんなことは、プロテストを受けて、プロ資格を有した選手なら、常識として、人間の体や動きと自分がやっているスポーツ競技の特色を知っているはずだと、私は思っているのだが。

ボールを打つだけが練習ではない。打たないことも練習だ。川﨑春花なども、腰を痛めているらしいけれど、全く、ボールを打たず、せいぜい、7割程度の力で、素振りだけの練習を重ねる(パター練習はやったほうがいい)ことで、腰を労ったほうがいいのだが。

オリンピックの強化選手になって、選手生命を失うようでは、元も子もない。手抜きしなきゃ!


夏も近づく

2023年06月24日 | 気象

2023年6月24日(土曜日)午前5時:[  20c/25c/50% ]{getup0400}  小雨のち曇り

今朝は、8時30分に地区の交番所前に集合。7、8人集まるのだろうか? 遠く離れた奥山集落までも、地区内の交通標識にまとわりつく雑草や葛を撤去する作業に駆り出されている。

今朝はどんより梅雨空。昨日は、久しぶりに快晴の越前海岸、越廼の日帰り温泉「波の華」にワイフと出かけ、帰りは高鷲をまわり、大安寺方面に出て、帰宅した。もう、50年以上も前から、夏の海といえば、越前海岸のこの辺り。

数え切れないほど、走ってきた。

さあ、週末だが、午後は2時30分に公民館で東京ガスとは別の風力発電事業者と会うことになっているし、明日は明日で、福井市の「防災訓練」があって、午前8時には公民館に詰めている必要がある。連合会長のお役目らしい。

まあ、女子ゴルフはアースモンダミンカップという賞金総額3億円のビック大会が千葉の袖ヶ浦で行われているが、テレビの放送はないし、昨年、予選会でー5を出して、トップ通過した藪田梨花は、144名の参加選手の中で、昨年に続いて、底辺の予選落ち。アンダーで回るどころか、パープレイなら上出来という成績。予選落ちを積み重ねている。

川﨑春花も振るわない。1年前より、はるかにゴルフが下手になっている。下手を積み重ねる「練習」をする限り、明るい未来は遠のくばかり。大勢の女子プロゴルファーが、同じ道を走っている。

楽しみな番組はないから、社会奉仕に勤しもう。


巨大ニンニク

2023年06月23日 | 気象

2023年6月23日(金曜日)午前3時45分:[  20c/27c/30%  ]{ Getup0300 } 曇り

玉ねぎやニンニクは昨年秋に植えて、雪の下でしっかり越冬し、この6月に掘り起こして収穫する。同じように、この時期に収穫するジャガイモは、ついこの春先に植えたばかり。比べたら、ずいぶん下積みと苦労を重ねて育っている。

そのニンニクと玉ねぎに、今年は異常な「巨大成長」が見られるのだ。天候のせいだとしか思えないのだが、地区集落のどこの畑も同様に「巨大」に育っている。

我が家の畑の巨大ニンニクは1つ、2つとわずかだが、奥山集落の後輩のニンニクの収穫は、独り暮らしの割に数が多い。車を止めておく納屋の中に、収穫したニンニクをそのまま乾燥させてあったので、ピンポン球より大きなニンニク株を2つ、もらってきた。

1粒が実に大きい。小さな鶏卵ほどある。それをじっと眺めながら、「どうやって食べる?」と自問自答する。当分、眺めるだけにする。

昨日は1日中、雨だったので、ガレージ2階の作業室で、使われなくなったスケルトンの扇風機を分解して、ある目的に使用すべく、やっと見事完成!と思ったら、恥ずかしくて、ここに書けないほどの根本的な大失敗をしていることに最後に気づいて、結局、再度解体。大部分を捨てて、やり直すか、廃棄するしかないことになった。

こんな根本的な大失敗は、若いときなら「未熟者」で済むが、後期高齢者では、単に完熟をすぎて、「腐敗」しているだけだ。いや、脳みそが、さ。参ったねえ。

 


野山に遊ぶ

2023年06月22日 | 気象

2023年6月22日(木曜日)午前6時30分:[  18c/25c/100%  ]{ Getup0500 } 雨のち曇り、また雨

予報は終日雨で、この時間は本降り。昨日とは大違い。奥山集落のゴルフコンペが昨日で、実に良かった。18人の田舎者、8割は60代以上、半数は70代。で、運良く、ハンディに恵まれて、思いがけず、2位になってしまった。

優勝は相変わらず、先日福井カントリーに私を乗せていってくれた、ひとつ後輩の元厚労省の役人。私は、障害者のような地元悪友は相手にせず、越前町の小柄で少し、足の悪い、元大工のTさんを相手に、思いっきり喋りながらプレイして、「楽しかった!わしゃ、こんな楽しいゴルフをしたのは、生まれて初めてだ」と、何度も言わせた。

彼は、私と同じ昭和23年生まれ。しかし、3月だから、学年ではひとつ上になるのだが、武生カントリーのメンバーの25年生まれのKさんの友人で、大工仕事はほぼ引退後の近年にゴルフを楽しむようになったらしい。

変則だが、よく飛ばすし、ルールも詳しくない。飛んでいく先をよく見てあげないと、一人遅くなってしまう。グリーン上では「どっち、曲がるかのお?」などと、長いパターラインを同伴競技者に聞いてくる。競技では、もちろん、ペナルティなのだが、そんなルールなど、全く気にしなくていい会。

「あっち曲がるよ」「こっち曲がる」などと、私も適当に答え、2、3mだと「大丈夫、大丈夫、気にせず、穴に向かって打ちなさい!穴に入ったら、こっちのモンだから!」などと適当なものだ。

「Kさん、見ていてよ、ボールを左側から、ビューンと曲げて、ピンの手前にトンと落として、コロコロ、バーディチャンスにするから」などと、自分が打つ前に解説する。彼は、それを非常に喜ぶのだ。

悪友と後輩は、「早く、打てよ!」と後ろから急かすのだが、私とTさんは気にしない。

大工のTさんは、釘を金槌で打つように、ボールをクラブで叩いて、まっすぐ飛ばすことしか考えたことはない。もちろん、結果は大いに左右に曲がるのだが、当事者は、当然のように、全部、まっすぐ飛ばそうと考えている。それを私のように、最初から「曲げよう」と言うのだから、不思議で仕方がないのだろう。

宣告通り曲げると感心し、失敗して、真っ直ぐ飛んでしまうと、実に大喜びするのだ。私は、バーディーも取れたし、パーもいくつも取れた。ダブルスコアもダボも叩いたが、結果的に悪友とは10打も差がついてしまった。

楽しい1日が、奥山集落の共同農作業保管庫の建物を開放して、そこでミニ表彰式と飲食のパーティを開いて大いに盛り上がって、終わった。

今朝は多少体中筋肉痛だが、雨の完全休養日。小雨程度なら、山椒畑周りの草刈りをしようとさえ考えていたが、この雨では、一日静かにしているしかないだろう。