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雑草の日:その名はシラネー

2024-05-07 06:29:19 | 日記
老夫婦の会話

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、キジカクシ科 ツリガネスイセン属 ツリガネスイセン です。
 公園の花壇でひと休みしていたら近くで話す老夫婦の声。
「知らねえ」とか「完全に・・すれた」などと聞こえた気がしました。
 ちらりと見ると丈の小さな草を指さしながら会話しています。
きっと名前を聞かれた方が「知らねえ、完全に忘れた」などと答えている
のでしょう。
 ふたりの間にあるのは水色をしたきれいな花。
知らない花だったのでふたりが去った後に写真に納めました。
帰宅後に調べたらツリガネスイセンの名が出てきました。

 <ポルトガルやスペインやアフリカが原産の多年草で明治期に日本に渡来。
葉は線形で長さ20~50センチ幅は10~35ミリ。
花茎は20~50センチになり、先端の360度に10~30の花が付く。
2センチほどの花冠は6裂し釣鐘状になる>(能代市風の松原植物調査 より)
 ざっと読み流した解説に次なる文字が出て来ました。
<別名はシラー・カンパニュラータ>
 何ともエキゾチックな名前ですが、調べるとこんな意味。
<「シラー」はギリシャ語で毒性があるの意味。
Companulaはラテン語で小さな鐘を意味するcampanaが語源>(華を知る場所 より)
 シラー・カンパニュラータ・・・何かが頭の中で反応しました。
この響き、もしかしたら。
老夫婦が口にしたのは「知らねえ」とか「完全に・・・すれた」じゃなくて
「シラー・カンパニュラータ」だったのではないだろか。
 もしもそうだとしても確認のしようもありませんが。

漢字のチョイス

 花冠(花全体の形)が釣鐘状に似た花を釣鐘状花って呼ぶそうで。
寺院の鐘楼などに吊るしてある青銅製の大きな鐘と似ていることがその由来。
その名を頂くだけあってツリガネスイセンの花の形は正に釣鐘そのもの。
 でも専売特許じゃありません。
春の野山を見渡せばこの形状の花は方々で見つかります。
スノーフレーク、スズラン、アマドコロ、ドウダンツツジ、ホタルブクロ。
探せばまだ他にもあるでしょう。
 どうしてこの形状が多いのか、何がしかの理由がありそうですが、調べた
けれど答えは見つからず。
訪れる虫にとってこの形が着地しやすく掴まりやすいから、勝手にそう解釈
しました。

 調べたけれど答えが見つからなかったもうひとつの問い。
寺院の鐘楼に吊り下げられる鐘ならば「釣鐘」でなくて「吊鐘」が適していそう。
実際、国語辞典にはどちらも載っているけれどネット検索ではほぼ全てが
釣鐘を採用。
 調べたけれど答えは見つからず。
管理者の好みが反映されたから、勝手にそう解釈しました。
 もしもそうだとしても確認のしようもありませんが。

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