気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

京都冬の旅 その4 大徳寺・龍巡り

2024-02-17 10:39:50 | 旅行
2月4日 最終日です。

 せっかく冬に来たのだから、冬の特別拝観にも行かなくちゃ。
夕方帰るので行ける場所は限られ、大徳寺を選んだ。

 大徳寺は鎌倉時代末期に開かれ、室町時代の応仁の乱で焼けたが、
今も一休さんの名で親しまれる一休禅師により再興された。
 織田信長や豊臣秀吉などのゆかりの地で、千利休が晩年を過ごした場所でもある。

高木珈琲本店で遅い朝食

四条の本店は初めてだが、五条店は何回か利用したことがある。
レトロな雰囲気でコーヒーが美味しい。
モーニングメニューが4、5種類もあるので、一番シンプルなセットを頼んだ。

今宮神社・・・・バスを降りた近くにあったので寄ってみた。




堂々とした獅子の四隅を、ギュッと潰された鬼が支えているのが可笑しい。

 大きな神社で参拝客も多かった。
京都ではフラリと歩くだけで由緒ある寺社に出会う。

大徳寺

 説明付き。(建物内写真不可)

 禅宗の寺は仏殿、法堂、山門の三つの建物が一直線に並ぶのが正式。
大徳寺はこの形式を守る数少ないお寺だそうだ。


法堂から仏殿を見る。

 法堂(ほっとう)の天井画が狩野探幽の「雲竜図」(下線で天竜寺の説明へ。2番目の写真が雲竜図)

鳴き龍として有名。
 床に印がついていてそこで手をたたくと響く。
観光客も少なく、静かで厳かな雰囲気。

勅使門の後ろに赤く見えるのが山門(ほとんど見えませんね~)

 次は大徳寺の塔頭巡り。
高桐院が素晴らしくて(特に紅葉時)大好きなのだが、修復中で入れなかった。

特別公開中の龍源院へ・・・建造物の内、方丈と表門は重要文化財

入口

 4つの石庭が有名だそうだ。


一枝坦(いっしだん) 方丈前庭 1980年作の現代の枯山水。蓬莱山、鶴島、亀島で構成。


阿・吽の石庭 2つの写真に分かれてしまったが、秀吉の作った聚楽第の礎石、2つが配置されている。
右奥の石

左奥の石

東滴壺(とうてきこ) 方丈東庭 日本で一番小さい石庭。1960年作。


龍吟庭 方丈北庭 室町時代の相阿弥の作庭。大海と須弥山を表現


特別公開の開祖堂(普段は閉じられている)の天井には・・・

赤い龍(昭和の作)

方丈(重要文化財)・和室の襖絵にも龍 制作年不明
迫り来る迫力が凄いですね。

説明員の方からこの龍源院には7つの龍がいるので見つけてくださいと言われた。
写真不可の掛け軸や絵画に龍が3匹おり、天井画と襖絵で2匹、一つは石庭「龍吟庭」の龍。
もう一つは・・・・・あらら、忘れてしまった!!

玄関の沓脱場にも龍がいた。
これはオマケの8番目の龍だそう。

 これで大徳寺の龍巡りは終了。

 ホテルで荷物を引き取り伊丹空港へ。
大阪のタコ焼きも食べて、16時30分の飛行機で羽田へ。

 今回は予定を立てず、節分なら何か行事があるはずと軽く出かけたが、
思いがけず、楽しく、変化のある旅となった。

 なかなか来ないバスを待ちながら地元の優しいおばあちゃんとお喋りしたのが、心に残る。
今京都全体がレジャーランドみたいなんですよ~・・・と話していた。
なるほど。
今は静かですが、春になったらとてつもなく騒々しい京都になるのでしょうね。
冬に来て良かったです。

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