行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

スペイン紀行 バルセロナ

2011-06-01 19:03:05 | Weblog

スペインには20年前にマドリッドに滞在した。欧州にしてはイスラムの影響の強い国という印象で、その後の9.11事件でイスラム教と欧米のキリスト教との確執が強くなるにつけ、スペイン再訪を計画した。欧州の中でもイスラムに長い間支配された国だけあってグラナダやコルドバでは日本人には驚くような歴史を積み重ねてきた。

ヨーロッパ人がパリの次に好む街だけあってバルセロナは緑も多く、美しい街だ。サグラダファミリアは予想以上にすばらしい建築で、設計者のガウディ以来数々の建築家(日本人では外尾悦郎による生誕の門のハープを奏でる像)が参加しただけに各時代の特色が盛り込まれている。教会の中に入ると、天国を望むような遙か高い処にまだステンドグラスがはめられてない窓もあり、完成したら是非訪れてみたい。2025年にそれだけの体力が自分にあるかだが

ピカソ美術館では若い頃のだまし絵作品からキュービズムに至る作品が鑑賞できた。後日、マドリッドでゲルニカとの再会したのも感激だった。

グエル公園は何となく楽しい雰囲気で、バルセロナの街と地中海が展望できる。ガウディと計って住宅団地を造ったが売れなかったので公園にしたというが、企業家グエルの道楽は公園の陶器製ベンチや噴水などのガウディの作品と相まって今や必見の観光スポットでにぎあっている。

ガウディ独特の特長のある建築物は街中のアパートでも見ることができるが、現代人の建築物でもすばらしいデザインのものも見受けられ、スペイン人のデザイン感覚はすばらしい。

市中で見かけるサラリーマンやサラリーウーマンは黒のスーツをびっしと決めて、早足で歩く姿はミラノやパリと変わらない。

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