今日からきいていくのは、ジェームズ・ジョンストンが2015年に録音した「J S Bach Fantasias, Preludes & Fugues」。このCDには7曲のオルガン曲が収録されており、それらを収録順に楽しむ予定です。これからきくのは、「プレリュード、ラルゴとフーガ」(BWV545a)。ふつうきかれる新稿の「プレリュードとフーガ」(BWV545)の旧稿にあたり、プレリュードとフーガのあいだに、BWV529のラルゴが挿入されたかたちです。使用楽器は、デンマークのロスキレ大聖堂のオルガン。このオルガンは16世紀半ばに建造されたもので、いくどかの改修をへて、1980年代から建造当時の状態の修復がはじまり、1991年、マルクーセン&ソン社によって完了されています。
CD : METCD1095(Metronome Recordings)