毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週きいていくのは、ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ)とフローランス・マルゴワール(ヴァイオリン)による、6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナです。録音は2003年。収録順は番号順ではなく、第1番、第3番、第5番、第6番、第4番、第2番となっており、今日のロ短調の第1番(BWV1014)から、その収録順に楽しみます。使用楽器は、ランヌーがルッカースおよびエムシュにもとづくアンソニー・サイデイとフレデリク・バルの1985年製、マルゴワールがアマティにもとづくピエール・ジャキエ(マティアス)の1981年製で、弓はダニエル・ラトゥールによるものです。

CD : ZZT050801(Zig Zag Territoires)

ZZT050801

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大天使ミカエルの祝日(9月29日)にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め」です。2019年9月29日は三位一体節後第15日曜日でもあるのですが、大天使ミカエルの祝日のためのカンタータですごします。このBWV130(全6曲)は、いわゆるコラール・カンタータ(パウル・エーバーの同名コラールによる)で、1724年に初演。ミカエルのためのカンタータらしく、3本のトランペットをともなう勇壮な響き。また、第3曲のアリアは3本のトランペットとティンパニー、通奏低音というめずらしい編成ですが、こちらも剛毅な音楽です。BCJは、パート3人の12人編成(合唱も歌う独唱者もふくむ)の合唱に、21人編成(フルートは第5曲のアリアのみ)のオーケストラで録音(2005年)にのぞんでいます。

CD : BIS-SACD-1541(BIS Records)

BIS-SACD-1541

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これからきくのは、小糸恵のオルガンで、ニ長調のプレリュードとフーガ(BWV532)。このプレリュードとフーガは、2018年録音の「Back to Bach」に収録されたもので、「若きバッハの代表作のひとつ」(『バッハ事典』)です。湧き上がるようにはじまるプレリュードは、若々しく勢いがあります。フーガは、めまぐるしく旋回をくり返すような主題からなり、こちらも勢いを感じさせます。

キレのあるアーティキュレーション、冴え冴えとしたレジストレーションなど、じつにすばらしい演奏をきかせてくれる小糸は、京都生まれのオルガン奏者。もはや日本の奏者というより、スイスの奏者といったほうがしっくりくるのですが、知名度のほうは日本ではなぜかまだまだです。ケルンでラインハルト・ゲーベルにバロック音楽を学んだようで、演奏をきくととなるほどと思わせるところがありますね。

ここで小糸が弾くのは、アルプ・シュニットガーが1691年から1692年にかけて建造した、フローニンゲン(オランダ)のマルティニ教会のオルガン(1983年から1984年にかけて修復)。なお、「Back to Bach」の収録曲中、未聴分の9曲(いずれもコラールにもとづく曲)は、またの機会に楽しむことにします。

CD : 19075863432(deutsche harmonia mundi)

19075915582

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今夜きくのも小糸恵のオルガン。音源は2018年に録音した「Back to Bach」で、収録曲の中から自由曲のみを収録順に楽しんでいます。これからきくのは、一昨日にきいたト短調のプレリュードとフーガの初期稿(BWV535a)。フーガは未完のため、きくのはプレリュードのみです。小糸が弾くのはアルプ・シュニットガー建造のオルガン(フローニンゲンのマルティニ教会)で、1983年から1984年にかけて修復がおこなわれています。

CD : 19075863432(deutsche harmonia mundi)

19075915582

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今日これから楽しむのは、小糸恵によるト長調のプレリュードとフーガです。このBWV550が収録されているのは、一昨日からききはじめた「Back to Bach」。ここでは自由曲のみを収録順に楽しんでおり、今日が3曲めです。オルガンは、アルプ・シュニットガーが1691年から1692年にかけて建造したもの(フローニンゲンのマルティニ教会)です。

CD : 19075863432(deutsche harmonia mundi)

19075915582

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これからきくのは、小糸恵のオルガンでト短調のプレリュードとフーガ(BWV535)です。弾いているのはアルプ・シュニットガーが、フローニンゲン(オランダ)のマルティニ教会に建造したオルガン。建造は1691年から1692年にかけておこなわれ、1983年から1984年にかけて修復がおこなわれています。鈴木雅明が2014年に録音したBWV535も、同じオルガンで演奏しており、とてもすぐれた歴史的オルガンです。BWV535の音楽は「北ドイツ楽派の影響を色濃くとどめた作品」(『バッハ事典』)で、これを弾くにもふさわしいオルガンのひとつだといえるでしょう。

CD : 19075863432(deutsche harmonia mundi)

19075915582

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今週のこりは、小糸恵が2018年に録音した「Back to Bach」をきいていきます。副題には「Famous Organ Works」とあり、CDには自由曲が5曲(今週きくのはこちらのみ)、コラールにもとづく曲が9曲、計14曲が収録されています。ただし、一般的にいうところの有名曲はほとんどなく、渋い選曲です。小糸はクラーヴェス(Claves)で、「Organ Masterworks」と題されたシリーズを5巻録音しており、その収録曲との重複を避けたのかもしれません。ともかく、今日から収録順に、まずは「ドリア調」のトッカータとフーガ(BWV538)を楽しみます。小糸がこのCDで弾くのは、アルプ・シュニットガー・オルガン(フローニンゲンのマルティニ教会)です。

CD : 19075863432(deutsche harmonia mundi)

19075915582

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秋分の日にきくのは「コーヒー・カンタータ」(「おしゃべりはやめて、お静かに」)。台風の影響で風はあるもののむし暑くなっていますが、熱いコーヒーをお伴に楽しみます。演奏はアンサンブル・マスクで、ここではオリヴィエ・フォルタン(チェンバロ)らによる7名編成。これに、ハナ・ブラシコヴァ(リースヒェン)、レイナウト・ファン・メヘレン(語り)、リザンドロ・アバディ(シュレンドリアン)の3名の歌手がくわわります。フルートの独奏は1988年生まれのアンナ・ベッソンで、じつにうまい奏者です。なお、このBWV211が収録されたCDは「コーヒーの道」と題されており、コーヒーの伝播を耳で楽しむ趣向です。

CD : Alpha 543(Alpha)

Alpha 543

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三位一体節後第14日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「イエスよ、汝はわが魂を」(ARCHIV PRODUKTION 439 387-2)です。このカンタータは、ヨーハン・リストの同名コラールにもとづく、いわゆるコラール・カンタータ(1724年9月10日初演)。全7曲中では晴朗な二重唱(第2曲)がひときわ人気があり、ここで節度をもって歌っているのは、ウルズラ・ブッケルとヘルタ・テッパーです。ほかの独唱者は、ジョン・ファン・ケステレン、キート・エンゲン。管弦楽と合唱はいつものようにミュンヘン・バッハ管弦楽団(独奏者はアンスバッハ・バッハ週間の出演者)、同合唱団です。1961年7月の録音です。

439 387-2

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今週きいてきたのは、オランダのチェロ奏者、ルシア・スワルツによる6曲の無伴奏チェロ組曲。2017年から2018年にかけての録音は、番号順におこなわれたようですが、CD の収録順は、CD1に第5番、第2番、第3番、CD2に第1番、第4番、第6番となっています。この順番にはなんらかの音楽的な意図がはたらいているというより、おそらく収録時間のつごうでこうなったと思われます。ともかく、これからきくのは最後に収録された番号順最後の第6番(2018年9月録音)。ここでの使用楽器は、マルクス・スネック(あるいは周辺の製作家)のヴィオロンチェロ・ピッコロで、弓はルイス・エミリオ・ロドリゲス(1985年)です。

CD : CC72784(Challenge Classics)

CC72784

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これからきくのは、ルシア・スワルツによる無伴奏チェロ組曲第4番(BWV1010)です。スワルツのここでの演奏は、全体としてはおおらかさが印象にのこりますが、じっさいにはこまやかに表情づけされています。使用楽器は、第1番からこの第4番までは、ピーテル・ロンバウツ(1710年)のチェロで、弓はルイス・エミリオ・ロドリゲス(1985年)。録音は2017年9月です。

CD : CC72784(Challenge Classics)

CC72784

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今週のバッハは、ルシア・スワルツによる6曲の無伴奏チェロ組曲。収録順は、第5番、第2番、第3番、第1番、第4番、第6番となっており、この順で楽しんでいます。これからきくのは組曲第1番(BWV1007)。スワルツの使用楽器は、この第1番から第4番までは同じで、ピーテル・ロンバウツ(1710年)のチェロ。弓はすべてルイス・エミリオ・ロドリゲス(1985年)です。アルバムの録音は2017年から2018年にかけておこなわれており、第1番は2017年6月の録音です。

なお、第5番の記事でもふれましたが、オランダ・バッハ協会のプロジェクト「All of Bach」の公開映像では、スワルツがこの第1番の担当でした。ちなみにほかの5曲の担当は、第2番がステュアート・ピンコム、第3番がライニア・ウィンク(なんと録画時14歳)、第4番がブリュノ・コクセ、第5番が鈴木秀美、第6番がセルゲイ・マーロフ(ヴィオロンチェッロ・ダ・スパッラ)、という多彩な面々です。

CD : CC72784(Challenge Classics)

CC72784

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一昨日から楽しんでいる、ルシア・スワルツによる6曲の無伴奏チェロ組曲。ここでは収録順に第5番、第2番ときいてきて、今日これからきくのは組曲第3番(BWV1009)です。スワルツの使用楽器は第2番と同じく、ピーテル・ロンバウツ(1710年)のチェロで、弓はルイス・エミリオ・ロドリゲス(1985年)。アルバムは、2017年から2018年にかけて録されています。

CD : CC72784(Challenge Classics)

CC72784

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昨日からききはじめた、ルシア・スワルツによる6曲の無伴奏チェロ組曲。今日これからきくのは、収録順どおり、組曲第2番(BWV1008)です。スワルツの使用楽器は、昨日とことなり、ピーテル・ロンバウツの1710年製のチェロで、弓はルイス・エミリオ・ロドリゲスの1985年製です。アルバムの録音は、2017年から2018年にかけておこなわれています。

CD : CC72784(Challenge Classics)

CC72784

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今週きいていくのは、ルシア・スワルツによる6曲の無伴奏チェロ組曲です。スワルツは、さきごろ亡くなったアンナー・ビルスマと、リデヴェイ・サイフェスに学んだチェロ奏者。オランダ・バッハ協会のプロジェクト「All of Bach」の公開映像では組曲第1番を担当し、Youtubeでもその映像を視聴することができます。ここできくのは、その映像ではなく、2017年から2018年にかけて録音されたCDで、これを今日の第5番(BWV1011)から、収録順にきいていきます。第5番での使用楽器は、バス・ド・ヴィオロン(エヒディウス・スネックが1715年ごろ製作)です。

CD : CC72784(Challenge Classics)

CC72784

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