毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日から楽しむのは、聖霊降臨節まえに1曲だけきいたフランスのピアノ奏者、ローレンス・オルダクの「Influences」(Klarthe KLA089)です。アルバムにはバッハが5曲(後世の編曲をふくむ)、フレデリック・ショパンとエマヌエル・バッハの2曲が収録。バッハについては、すでにきいたパルティータ第2番のほか、これからきくプレリュードとフーガ第13番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)、プレリュードとフーガ第12番(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)、「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」(フェルッチョ・ブゾーニ編)、イ短調のプレリュードとフーガ(フランツ・リスト編)です。

KLA089

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聖霊降臨節第3日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「待ちこがれし喜びの光」(Hänssler CLASSIC CD 92.055)です。このカンタータは1724年5月30日の初演。音楽はテノールの長いレチタティーヴォにはじまり、ソプラノとアルトの二重唱、テノールのレチタティーヴォ、テノールのアリア、コラール、そして合唱曲(のちにザクセン選帝侯子フリードリヒ・クリスティアンの誕生日祝賀用音楽劇に転用)という6曲で構成されています。リリングたちの録音は1976年と1977年で、管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライ。独唱者はアーリーン・オジェー、ガブリエーレ・シュナウト、アーダルベルト・クラウス、ニクラウス・テュラーです。

CD 92.055

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聖霊降臨節第2日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「げに神はかくまで世を愛して」(ERATO 2564 61401-2)です。ヴェルナーたちの録音は1963年。管弦楽と合唱はプフォルツハイム室内管弦楽団とハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団で、独唱は往年の名歌手アグネス・ギーベルと、ヤーコプ・シュテンプフリです。「げに神は」は1725年5月21日に初演。全5曲中の第1曲は、シチリアーノのリズムによる美しい合唱曲です。また、第2曲と第4曲のアリアは、「狩のカンタータ」からの転用です。

2564 61401-2

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聖霊降臨節第1日(キリストの昇天から10日後)にきくのは、カール・リヒターたちによる「おお永遠の火、おお愛の源よ」です。全5曲からなるこのカンタータは、1727年6月1日に初演。第1曲は、「突然、激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊にみたされ、"霊"が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした」(『使徒言行録』新共同訳)をそのまま音楽に映したような長大な合唱曲。リヒターはこれを力強く歌わせています。管弦楽と合唱はいつものように、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団。独唱はアンナ・レイノルズ、ペーター・シュライヤー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウです。録音は、1974年、1975年におこなわれています。

439 380-2

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これから楽しむのはフランスのピアノ奏者、ローレンス・オルダクによるパルティータ第2番です。このパルティータが収録されているのは、2018年にパリで録音された「Influences」(Klarthe KLA089)。アルバムにはバッハを主体に、エマヌエル・バッハ、フレデリック・ショパンの曲が併録されています。バッハの収録曲はパルティータのほか、プレリュードとフーガ第13番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)、プレリュードとフーガ第12番(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)、「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」(フェルッチョ・ブゾーニ編)、イ短調のプレリュードとフーガ(フランツ・リスト編)で、とりあえずパルティータからきいていきます。

KLA089

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フランスのオルガン奏者、ジェローム・モンデセールが2018年に録音した「L'orgue des jardiniers」。このアルバムから収録順にオルガン自由曲をきいており、これから楽しむのはハ長調のプレリュードとフー(BWV531)です。モンデセールが弾いているのは、ストラスブール聖オーレリア教会のアンドレアス・ジルバーマン建造(1718年)のオルガン。モンデセールが解説でふれているように、このオルガンはアルベルト・シュヴァイツァーが1936年のEMI録音でもちいた楽器です。

CD : Hortus 158(EDITIONS HORTUS)

Hortus 158

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今日これから楽しむのは、ト長調のオルガンのためのソナタ(BWV530)。演奏は、一昨日、昨日もきいているフランスのオルガン奏者、ジェローム・モンデセールです。このソナタが収録されているのは「L'orgue des jardiniers」で、2018年の録音。使用楽器は、ストラスブール聖オーレリア教会のアンドレアス・ジルバーマン建造(1718年)のオルガンです。

CD : Hortus 158(EDITIONS HORTUS)

Hortus 158

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昨日からききはじめた、ジェローム・モンデセールの「L'orgue des jardiniers」(2018年録音)。収録曲の中から自由曲のみを収録順に楽しんでおり、今日きくのはト長調のプレリュードとフゲッタ(BWV902)です。この曲はチェンバロでも演奏されますが、モンデセールはもちろん、これをオルガンで弾いています。オルガンはアンドレアス・ジルバーマン建造(1718年)のストラスブールの聖オーレリア教会のそれです。

CD : Hortus 158(EDITIONS HORTUS)

Hortus 158

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今日からきいていくのは、ジェローム・モンデセールの「L'orgue des jardiniers」(庭師のオルガン)です。モンデセールは、ストラスブールの聖オーレリア教会のオルガン奏者。アルバムにはバッハのほか、ヨーハン・ゴットフリート・ヴァルター、ゲオルク・ベームの10曲が収録されており、ここではバッハの自由曲のみを収録順に楽しみます。今日きくのはイ長調のプレリュードとフーガ(BWV536)。オルガンは、聖オーレリア教会のアンドレアス・ジルバーマンが1718年に建造した楽器です。録音は2018年です。

CD : Hortus 158(EDITIONS HORTUS)

Hortus 158

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これから楽しむのは、アンドレア・ブッカレッラの「Toccata」から、ニ長調のトッカータ(BWV912)。「Toccata」の副題は「From Claudio Merulo to Johann Sebastian Bach」で、バロック初期のクラウディオ・メールロからバッハまで、音楽家11人の11曲が収録されています。ブッカレッラは、1987年生まれのイタリアの鍵盤楽器奏者、指揮者。2019年に録音された「Toccata」では、4台のチェンバロを弾きわけており、バッハではフィリップ・ユモーの2014年製チェンバロ(ヨーハン・ハインリヒ・グレープナーの1722年製にもとづく)をもちいています。

CD : RIC 404(RICERCAR)

RIC 404

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今日は復活節第6日曜日ですが、じっさいにきくのはキリストの昇天日(キリストの復活から40日後。2023年は5月18日)のための「昇天節オラトリオ」(神をそのもろもろの国にて頌めよ)。これは復活節第6日曜日のためのカンタータの手持ちが少なくなってきたため、その代替です。「昇天節オラトリオ」は1735年5月19日に初演。バッハのほかのオラトリオと同じく、合唱曲やアリアはカンタータやセレナータからの転用とされます。カール・リヒターたちによる同オラトリオは1973年から1975年にかけての録音。エディト・マティス、アンナ・レイノルズ、ペーター・シュライヤー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウというすぐれた歌手たち、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団が力強く歌い演奏します。

439 380-2

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今週のバッハは、マリオ・ブルネッロの「Bach: Sonatas and Partitas for Solo Violoncello Piccolo」に収録された、ヴィオロンチェロ・ピッコロによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ6曲を番号順に楽しんできました。これからきくのは、のこるパルティータ第3番(BWV1006)。これまでの5曲と同じく、アントニオおよびジローラモ・アマティにもとづく、フィリッポ・ファッサーの2017年製のチェロ・ピッコロでの録音(2018年)です。

CD : A 469(ARCANA)

A 469

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これから楽しむのは、マリオ・ブルネッロの「Bach: Sonatas and Partitas for Solo Violoncello Piccolo」から、無伴奏ヴィオロンチェロ・ピッコロのためのソナタ第3番(BWV1005)です。低いところから湧き上がってくるようなアダージョは、ヴァイオリンのような天上的な印象はなく、やや重いかも。そのかわり深みをおびた哲学的な味わいはあります。ラルゴはチェロ組曲にあってもよさそうで、違和感なく楽しめます。なお、アルバムの録音は2018年。チェロ・ピッコロは、アントニオおよびジローラモ・アマティにもとづく、フィリッポ・ファッサーの2017年製です。

CD : A 469(ARCANA)

A 469

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今週のバッハは、イタリアのチェロ奏者、マリオ・ブルネッロによる「Bach: Sonatas and Partitas for Solo Violoncello Piccolo」を楽しんでいます。2018年に録音されたこのアルバムは、6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを番号順に収録。ただし、ブルネッロが演奏しているのはもちろんヴァイオリンではなく、ヴィオロンチェロ・ピッコロ(小型のチェロ)で、無伴奏ヴィオロンチェロ・ピッコロのためのソナタとパルティータということになります。これからきくのは、有名なチャッコーナ(シャコンヌ)をふくむパルティータ第2番(BWV1004)。使用楽器はフィリッポ・ファッサーの2017年製のチェロ・ピッコロ(アントニオおよびジローラモ・アマティにもとづく)です。

CD : A 469(ARCANA)

A 469

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すがすがしい朝にきくのは、マリオ・ブルネッロのヴィオロンチェロ・ピッコロで、2018年録音の無伴奏ヴィオロンチェロ・ピッコロのためのソナタ第2番(BWV1003)。もちろん、この原曲は無伴奏ヴァイオリン・ソナタです。楽器はフィリッポ・ファッサーの2017年製のチェロ・ピッコロ(アントニオおよびジローラモ・アマティにもとづく)。ヴァイオリンのオクターヴ下ということで、響きの重心は下がっており、軽快さはありながらも深みのある音色が魅力です。

CD : A 469(ARCANA)

A 469

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