毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




宗教改革記念日(10月31日)にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによるカンタータ「われらが神は堅き砦」(ERATO 2564 61402-2)です。昨年の同記念日もヴェルナーたちのカンタータをきいたので、今年も、ということになります。演奏は旧全集によっているようなので、第1曲ではトランペット(フリーデマンの加筆)が鳴り響きます。独唱者は、インゲボルグ・ラインハルト(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、ヘルムート・クレープス(テノール)、フランツ・ケルヒ(バス)。管弦楽と合唱は、プフォルツハイム室内管弦楽団とハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団です。録音は1959年ですから、すでに還暦を過ぎています。

2564 61402-2

コメント ( 0 )




今週きいているのは、ケネス・ギルバートによる6曲の「フランス組曲」。今日からは長調ばかりの後半3曲で、これから楽しむのは変ホ長調の第4番(BWV815)です。使用楽器はこれまでとかわらず、ルッカースの1636年製(エムシュによって拡張)。録音はすでに半世紀近くまえの1975年です。

CD : HMC 90437.38(harmonia mundi)

HMC 90437.38

コメント ( 0 )




バッハを離れ、秋の夜長にしばし楽しむのは、ジルヴィウス・レーオポルト・ヴァイスの「組曲 ニ短調」(解説書表記は「組曲:レ短調」)です。同組曲は、佐藤豊彦、佐藤美紀父娘共演で2008年に録音された、CD「AYUMI」(CARPE DIEM CD-16275)に収録されたもので、リュート二重奏での演奏。いまきいている「フランス組曲」の楽器、チェンバロも弦を弾いて発音される楽器ですが、指で弾くリュートやハープはチェンバロとはちがった味があります。この時期には虫の音との共演も楽しめ、どちらもじゃまをしません。

CD-16275

コメント ( 0 )




ケネス・ギルバートのチェンバロで楽しんでいる6曲の「フランス組曲」。これからきくのはロ短調の第3番(BWV814)で、短調ばかりの前半はこれでおわりということになります。ギルバートが弾いているのは、エムシュによって拡張されたルッカースの1636年製。録音は1975年と半世紀近くまえなのですが、音の鮮度はまずまずで、オリジナル楽器の音も美しくとらえられています。

CD : HMC 90437.38(harmonia mundi)

HMC 90437.38

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、ケネス・ギルバートによる6曲の「フランス組曲」。今日きくのはその第2番(BWV813)で、ルッカースの1636年製オリジナル(エムシュによって拡張)を弾いての録音(1975年)です。ところで、1975年というと、グスタフ・レオンハルトも「フランス組曲」をSEONで録音しています。レオンハルトは1928年生まれ、ギルバートは1931年生まれで同世代。しかし、二人は経歴上ほとんど交わることなく人生を終えたのですが、多少なりとも相互に意識はしていたかもしれません。

CD : HMC 90437.38(harmonia mundi)

HMC 90437.38

コメント ( 0 )




今日からきいていくのは、ケネス・ギルバートによる6曲のフランス組曲です。2枚組のCDには番号どおりに収録収録されており、まずは第1番(BWV812)から楽しみます。ギルバートが弾くのは、エムシュによって拡張されたルッカース(1636年製)のオリジナル。録音は1975年です。

CD : HMC 90437.38(harmonia mundi)

HMC 90437.38

コメント ( 0 )




先週からきいてきたイタリアのアンサンブル、トリプラ・コンコンルディアによるトリオ・ソナタ集(1996年録音)。これまできいたのは、オルガンのためのトリオ・ソナタからの編曲でしたが、これからきくのはリュート組曲(BWV997)を編曲したものです。原曲のハ短調をニ短調に移調しての編曲で、編成はリコーダーとチェンバロ。奏者はリコーダーがロレンツォ・カヴァサンティ、チェンバロがセルジョ・チョメイです。なお、原曲のジーグに付されているドゥーブルは、ここでの編曲にはふくまれていません。

CD : C 9701/2(Cantus)

C 9701/2

コメント ( 0 )




三位一体節後第20日曜日の早朝にきくのは、パトリック・コーエン・アケニーヌたちによる「われは行きて汝をこがれ求む」(BWV49)です。この曲が収録されているのは「Concerto in dialogo」と題されたCD。ここでの「Concerto」はもちろん協奏曲のことではなく、いわゆる教会カンタータのことで、対話形式によるカンタータという意味です。したがって、BWV49はソプラノとバスの対話によって進められ、全6曲中、いわゆる合唱曲はありません。独唱者は、ソプラノがサロメ・アレール、バスがステファン・マクラウド。華麗なオルガンはフランソワ・サンティヴが弾いています。オーケストラはレ・フォリー・フランセーズで、2007年の録音です。

CD : CYP 1652(Cypres)

CYP 1652

コメント ( 0 )




これからきくのはイタリアのアンサンブル、トリプラ・コンコンルディアによるフルートとオルガンのためのトリオ・ソナタです。原曲はオルガンのためのハ短調のソナタ(BWV526)で、ホ短調に移調しての編曲です。演奏はロレンツォ・カヴァサンティとセルジョ・チョメイの二人。使用楽器は、フルートがアレン・ウィーメルス製(アウグスト・グレンザーによる)、オルガンがグイド・ピンキ製(18世紀のオリジナルによる)です。録音は1996年。

CD : C 9701/2(Cantus)

C 9701/2

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、トリプラ・コンコンルディアによる「トリオ・ソナタ集」(1996年録音)。今日これからきくのは、オルガンのためのハ長調のソナタを原曲とする、リコーダーとチェンバロのためのトリオ・ソナタです。奏者は昨日と同じで、リコーダーがロレンツォ・カヴァサンティ、チェンバロがセルジョ・チョメイ。それぞれの使用楽器は、(ピーテル・)ブレッサンとトーマス・ステインズビーにもとづく、フレデリック・モーガン製のリコーダー、そして(アンリ・)エムシュにもとづく、アウグスト・ボンツァ製のチェンバロです。

CD : C 9701/2(Cantus)

C 9701/2

コメント ( 0 )




今日からきいていくのは、イタリアの室内アンサンブル、トリプラ・コンコルディアによる「トリオ・ソナタ集」。1996年録音のCDは2枚組で、1枚目にテレマン、そして2枚目にバッハのトリオ・ソナタが収録されています。バッハのほうは4曲収録されており、すべて、原曲を2人編成のトリオ・ソナタに編曲したものです。つまり、独奏楽器が1声部、鍵盤楽器が2声部を担当するかたちのトリオ・ソナタですね。これからきくのはフルートとチェンバロのためのもので、原曲はオルガンのための変ホ長調のソナタです。このブログでも同じ趣旨の録音をいくつかきいていますが、ここでは、ロレンツォ・カヴァサンティのフルートと、セルジョ・チョメイのチェンバロという編成です。

CD : C 9701/2(Cantus)

C 9701/2

コメント ( 0 )




一昨日からきいてきた、トン・コープマンとアムステルダム・バロック・オーケストラによる「ヴァイオリン協奏曲集」。1985年に録音されたCDには、3曲のヴァイオリン協奏曲が収録されており、今日はのこる1曲で3曲中もっとも好きな、2つのヴァイオリンのための協奏曲(BWV1043)を楽しみます。独奏はモニカ・ハジェット、アリソン・バリーです。

CD : ECD 75358(ERATO)

ECD 75358

コメント ( 0 )




今日これからきくのは、トン・コープマンとアムステルダム・バロック・オーケストラ(ABO)によるヴァイオリン協奏曲第1番(BWV1041)です。独奏は昨日の第2番に続き、イギリスのヴァイオリン奏者モニカ・ハジェット。ABOの編成は、チェンバロのコープマンをふくめ11人編成です。なお、ハジェットには、ソヌリー(トリオ・ソヌリーを拡大したアンサンブル)とのヴァイオリン協奏曲集の録音(2005年)もあり、こちらの編成は弦3人、通奏低音3人、計6人ですね。

CD : ECD 75358(ERATO)

ECD 75358

コメント ( 0 )




今日から明後日にかけてきくのは、トン・コープマンたちによる3曲の協奏曲。2曲は1挺のヴァイオリン、1曲が2挺のヴァイオリンのための協奏曲です。録音されたのは1985年。いまだったらもう1曲は収録するのでしょうが、CDとレコードが共存していた35年まえだと、3曲45分弱がふつうでした。それはさておき、これから楽しむのはCDの収録順どおり、ヴァイオリン協奏曲第2番(BWV1042)。ヴァイオリン独奏はモニカ・ハジェットで、アムステルダム・バロック・オーケストラは、チェンバロのコープマンをふくめ11人編成です。

CD : ECD 75358(ERATO)

ECD 75358

コメント ( 0 )




三位一体節後第19日曜日にきくのは、クリスティアン・センたちによる「われは喜びて十字架を負わん」(BWV56)です。センはチリ生まれのバリトン。カンタータが収録されているのは、「Johann Sebastian Bach The Solo Cantatas for Bass」と題されたCD(2017年録音)で、ミラノの器楽・声楽のアンサンブル、ラ・バロッカ(ルーベン・ヤイス指揮)との共演です。センは明るい美声で、ちょっとドイツ語に難がありますが、表情豊かに歌っています。コラールは8名の歌手によっており、ひさしぶりにレガートな合唱をききました。なお、第2ヴァイオリンには、益田弥生の名があります。

CD : GCD 924102(GLOSSA)

GCD 924102

コメント ( 0 )



« 前ページ