毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これから楽しむのは、アウレル・ダヴィデュクによるト短調のファンタジーとフーガ(BWV542)。ダヴィデュクは、2000年、ハノーファー生まれのオルガン奏者で、演奏は2023年録音の「B-A-C-H “Hommage à ... ”」に収録されたものです。収録曲はバッハのほか、ヨーハン・ルートヴィヒ・クレープス、フランツ・リスト、ジグモンド・サットマリー、マックス・レーガーの4曲のオマージュ。オルガンはシュタットカジノ・バーゼル音楽ホールのオルガン(2020年、メツラー・オルガン工房およびクラーレ・オルガン工房)です。

CD : GEN 23824(GENUIN classics)

GEN 23824

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今週前半は、トーマス・ゲッチェルイヴォンヌ・リッターの「J.S. Bach: Sonatas for Viola da Gamba and harpsichord」を楽しんでおり、これからきくのはのこる、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第2番(WV1028)です。アルバムの録音は2020年。そのセッションと思われる映像が、リッターのYoutube公式チャンネル「Yvonne Ritter」に投稿されており、ソナタ第2番の第1楽章を視聴できます(まったりとした、とても美しい演奏です)。映像をみていると、リッターの楽譜は紙ではなくタブレットですね。両手がふさがっていてもページめくりができる(じっさい1分15秒あたりで次頁にとんでいるのが見てとれます)ので、利用する奏者が増えています。

CD : TXA23181(TYXart)

TXA23181

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今日これから楽しむのは、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第3番(BWV1029)。昨日からきいている「J.S. Bach: Sonatas for Viola da Gamba and harpsichord」に収録された録音で、ヴィオラ・ダ・ガンバのトーマス・ゲッチェルとチェンバロのイヴォンヌ・リッターの演奏です。ゲッチェルは、5歳からギターを学び、12歳でガンバを手にしたという奏者。リッターは、1983年、ムリ(スイス)生まれ。はじめにリコーダーを、のちにチェンバロを学んだ奏者です。使用楽器は、ゲッチェルがヨーハン・クリスティアン・ホフマンが製作したとされるヴィオラ・ダ・ガンバ。リッターが、ヨーハン・ハインリヒ・グレープナー(子)にもとづく、デンジル・ライト製作(2018年)のチェンバロです。

CD : TXA23181(TYXart)

TXA23181

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今週前半に楽しむのは、トーマス・ゲッチェル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とイヴォンヌ・リッター(チェンバロ)の「J.S. Bach: Sonatas for Viola da Gamba and harpsichord」です。アルバムは表題どおり、3曲のオブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタを収録(第1番、第3番、第2番の順)。録音は2022年におこなわれています。

これからきくのはソナタ第1番(BWV1027)。ゲッチェルの使用楽器は、バッハと親交のあったヨーハン・クリスティアン・ホフマンが製作したとされるヴィオラ・ダ・ガンバで、弓はフェリックス・ラスト製(2020年)。リッターのそれは、ヨーハン・ハインリヒ・グレープナー(子)にもとづく、デンジル・ライト製作(2018年)のチェンバロです。

CD : TXA23181(TYXart)

TXA23181

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三位一体節後第25日曜日にきくのは、クリストフ・シュペーリング、ダス・ノイエ・オルケスター、コールス・ムジクス・ケルンによる「汝 平和の君、主イエス・キリス」(BWV116)です。このカンタータの初演は1724年11月26日。全6曲中の第1曲と第6曲は、ヤーコプ・エーベルトの同名コラールの第1節と第7節を歌詞しており、いわゆるコラール・カンタータです。シュペーリングの録音は2018年。ピリオド・アプローチとしては、比較的大きめな合唱と管弦楽で録音に臨んでいます。

CD : 19075874862(deutsche harmonia mundi)

19075874862

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今週きいてきたのは、中丸まどかワウター・ドゥコーニンクの「Sechs Sonaten f¨ur Violine und obligates Cembalo」(2017年録音)。このアルバムは6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタを収録したもので、ここまで収録順に5曲を楽しんできました。これからきくのはのこるソナタ第6番(BWV1019)。ほかのソナタとはことなりこの第6番は、急、緩、急、緩、急の5楽章構成で、真ん中の第3楽章はチェンバロの独奏となっています。ドゥコーニンクの演奏はよく弾んでおり、推進力もじゅうぶんです。中丸の演奏は奇を衒うところのない自然なもので、とても楽しめます。2人の使用楽器は、ヘンドリク・ヤーコプス製作のヴァイオリンとステイン・ドゥコーニンク製作のチェンバロ(ヨハネス・ダニエル・ドゥルケンの1740年製にもとづく)。録音は2017年です。

CD : CD 117(Organroxx)

CD 117

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これから楽しむのは、中丸まどかワウター・ドゥコーニンクの「Sechs Sonaten f¨ur Violine und obligates Cembalo」(2017年録音)から、オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第4番(BWV1017)です。このソナタの録音セッションは、YoutubeのOrganroxxの公式チャンネル(https://www.youtube.com/@Organroxx)で公開(Organroxxの公式サイトからも視聴可能)。また、中丸のYoutube公式チャンネル「Madoka Nakamaru」には、録画セッションの別動画も公開されています。

CD : CD 117(Organroxx)

CD 117

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今週レギュラーできいているのは、中丸まどかワウター・ドゥコーニンクの「Sechs Sonaten f¨ur Violine und obligates Cembalo」。勤労感謝の日にきくのも同アルバムからで、収録順どおりソナタ第5番(BWV1018)です。録音は2017年。録音での使用楽器は、中丸がヘンドリク・ヤーコプス製作のヴァイオリン、ドゥコーニンクがステイン・ドゥコーニンク製作のチェンバロ(ヨハネス・ダニエル・ドゥルケンの1740年製にもとづく)です。

CD : CD 117(Organroxx)

CD 117

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今夜きくのは、中丸まどかの「Wachet auf」(ETCETERA KTC 1735)です。アルバムは2022年の録音。収録されているのは、レギュラーできいている「Sechs Sonaten für Violine und obligates Cembalo」で言及した、ワウター・ドゥコーニンク作曲・編曲の音楽で、作曲はピリオド・アプローチによるものです。アルバム名は、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」によっており、ここではこのパルティータのみを楽しみます。

全4楽章からなるコラール・パルティータとでもいうべきこの曲は、フィーリップ・ニコライの有名なコラール旋律にもとづいたもの。2011年から2014年にかけて作曲され、中丸に献呈されたとのことです。パルティータはコラージュ的なところのある多面的な音楽で、とてもおもしろくきくことができます。収録曲のなかでは瀧廉太郎の「花」にもとづく「すみだの花」(この曲のみチェンバロとヴァイオリン)もすごく楽しめます。こちらは時代をクロスオーバーしており、バロックと明治が違和感なく共存しています。

KTC 1735

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これから楽しむのは、中丸まどかのヴァイオリン、ワウター・ドゥコーニンクのチェンバロによる、オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1016)です。演奏は2017年に録音された「Sechs Sonaten für Violine und obligates Cembalo」に収録。添付の解説書(日、仏、英、蘭語)には、2人による簡便な解説が付されており、録音にいては外形的な完璧さではなく、音楽性を最優先したことなどが語られています。

CD : CD 117(Organroxx)

CD 117

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昨日からききはじめた、中丸まどかワウター・ドゥコーニンクによる「Sechs Sonaten für Violine und obligates Cembalo」(2017年録音)。今日きくのは収録順どおり、ソナタ第1番(BWV1014)です。中丸は1981年生まれのヴァイオリン奏者。シギスヴァルト・クイケンに学んでおり、ねばりのある音色や音楽づくりは、たしかに師を思わせるところがあります。ドゥコーニンクはチェンバロ、オルガン奏者であるとともに、作曲家として注目すべき存在。ピリオド・アプローチで作曲した音楽については、いずれ紹介します。使用楽器はヘンドリク・ヤーコプス製作のヴァイオリン、そしてステイン・ドゥコーニンク製作のチェンバロ(ヨハネス・ダニエル・ドゥルケンの1740年製にもとづく)です。

CD : CD 117(Organroxx)

CD 117

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今週きいていくのは、中丸まどかワウター・ドゥコーニンクによる「Sechs Sonaten für Violine und obligates Cembalo」です。収録順は、第2番(BWV1015)、第1番(BWV1014)、第3番(BWV1016)、第5番(BWV1018)、第4番(BWV1017)、第6番(BWV1019)で、今日の第2番からその順にきいていきます。使用楽器は、中丸がヘンドリク・ヤーコプス製作のヴァイオリン、ドゥコーニンクがステイン・ドゥコーニンク製作のチェンバロ(ヨハネス・ダニエル・ドゥルケンの1740年製にもとづく)。録音は2017年です。なお、音源はOrganroxx公式ショップからダウンロードで購入したハイレゾのファイルで品番は不明。CDの品番も記載がないのですが、URLから推測し、仮の番号として「CD 117」としています。

CD : CD 117(Organroxx)

CD 117

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三位一体節後第24日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「おお 永遠、そは雷の言葉」(Hänssler CLASSIC CD 92.019)です。このカンタータは1723年11月7日に初演。全5曲は第5曲のコラールをのぞき、アルト=恐怖、テノール=希望、バス=イエスの対話で進行します。リリングたちの録音は1977年および1978年。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライ。独唱はヘレン・ワッツ(アルト)、アーダルベルト・クラウス(テノール)、フィリップ・フッテンロッハー(バス)です。

CD 92.019

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今朝これから楽しむのは、ジャン・リュック・オー(ホー)による「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)です。オーは1984年生まれのフランスのチェンバロ、オルガン奏者。チェンバロは8歳から弾きはじめたらしく、その後、オルガンやクラヴィコードにも興味を示したということです。「ゴルトベルク変奏曲」の録音は2022年。使用楽器はエミール・ジョバンの1983年製の2段鍵盤チェンバロです。録音はケン・ヨシダが担当(そして解説書の写真も)。ヨシダは近年すばらしい録音を多数担当している録音技師です。

CD : ECL2201E(L'Encelade)

ECL2201E

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週をまたいできいてきた、マティアス・ハヴィンガの「J.S. Bach: Italian Concertos」。これからきくのはのこる1曲、ハ長調の協奏曲(BWV594)です。原曲はアントーニオ・ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「ムガール大帝」(RV208)。編曲にあたり、バッハは原調のニ長調をハ長調に移調しています。ハヴィンガのアルバムは2010年の録音。マルティ・ポルタンの1998年建造のオルガン(フィンランドのコトカ、ルーテル教会)を弾いて収録しています。

CD : 94203(Brilliant Classics)

94203

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