先日着工した[島潟の住宅] 抜群のロケーション。
早くも基礎の配筋検査です。 異なる2つの機関に検査して頂きました。
地盤がすこぶる良好で、地盤改良は不要
地盤の支持力は、50kN/㎡あれば良好とされるところ、
なんと、上限値の120kN/㎡
よって、改良などの必要もなく早々に基礎工事に着手できました。
地盤や基礎もしっかりしていますが、この上に建つ木軸も構造的に安定した建物なので
今回は耐震等級3も楽にクリア。
耐震等級1は建築基準法程度。
耐震等級2は基準法の1.25倍。
そして、耐震等級3は基準法の1.5倍。の耐震性があることになります。
長期優良住宅の認定には耐震等級2以上である事が必要ですので、
弊社の仕様は最低でも基準法の1.25倍の耐震性があります。
今物件では、いつもより特別に強度を上げたわけではないのですが、
構造的にが安定したプランなので、いつもの仕様のままお金をかけずに
簡単に基準法の1.5倍の耐震等級3をクリアしちゃいました。
壁(耐力壁)や床(水平構面)がバランスよく適度にあれば、それだけで地震に強くなるという事なんです。
もちろん、高強度の壁や床を作ればそれなりに地震に強くなります。
しかしバランスの悪い建物では、耐震等級3のクリアはそう簡単にはできません
島潟の住宅は、バランスがいいといっても、真四角な総2階ではありません。
実はけっこう凹凸しています。
でもこの凸凹は間取り優先で考えたカタチではなく、
どちらかというと、構造的に壁や床のバランスを優先としたカタチなんです。
そして結果的に、使いやすい間取りとカッコイイ外観も出来た。
といった具合です。
住宅のプランニングというと、普通は[間取りが命]という感じになってしまいますが、
どんなに使いやすい間取りでも、家族の命は守ってくれません。
弊社では、まずは構造を優先にプランを考えます。
(そのわりにはアクロバティックな住まいが多いですけど・・・
)
(いいえ、構造優先だからできるのです。
)
もちろん、使い勝手、温熱環境、省エネ、意匠、などなどたくさんの要素をバランスよく考えますが
でも、一番大切なのはご家族の命。ですよね。
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