来月着工予定のNEWプロジェクト
西本成寺の住宅です。
隣地には、敷地に影を落とす様な障害物が全くなく
日照条件的にはベストな計画が可能です。
この良好な日照条件を最大限に活かすためにも、
夏の日射、冬の日射を立体的に確認しながら
間取り、開口部、ヒサシを検討。
南北の軸と建物の軸をズラす事によりで、
夏期の日射侵入を減らし、冬期の日射所得が増える事を確認。
さらに、南の大きなヒサシで、
リビングの大開口窓からの日射侵入を防ぎたい。
しかし、ヒサシが大きすぎると、冬期の日差しが入らない。
そこで、南北の軸にズレを考慮したヒサシ形状とする。
季節や時間による、リビングへの日の入り方を
立体的にアニメーションで確認しながら調整。
ちょっと、分かりにくいかもしれませんが・・・
結果、三角形状+ねじれた軒裏のヒサシの形状が完成。
表面的なデザインは、短命で数年後には陳腐なものになりますが、
この様な 意味のある 理にかなったデザインは、
不変的で意味あるカタチとして残るのだと思います。