水無月も後残すところ1週間を切りました。
国はコロナを5月8日よりインフルエンザと同じ扱いの5類感染症に格下げしました。
医学的にはコロナウイルスの病原性は不変で、今までのウイルス感染と異なる事はなく、
基礎疾患を持つ人や高齢者は重症化や後遺症が残ることがあったり、中には小児でも感染後2-6週間目に
炎症が再燃することも有る事など何ら変わっていない事は事実です。
ところが一般の方は2から5類に変わった事で、ウイルスが弱毒化して、なんか罹患しても病状も軽くなったものと誤解が生じています。
我々診療機関では、熱発者の診療スタンスには何ら変更なく、PPE に身を包み診療するとともに、
コロナ感染を見落とすことのないよう注意を払っておかねばなりません。
ただし、小児においては重症化する子は少ないので、全身状態が良ければ心配はいらないです。
巷では、感染前の生活に戻っていますが、個々の健康管理には充分注意し、
体調に異変があれば頭の片隅にだけでもコロナ感染は残しておいた方が良いでしょう。