ようやく日本では5月からの高齢者の方々のコロナワクチン接種が始まりました。
まだまだ日本では総人口の3%ぐらいしか接種できていません。あと2ヶ月で東京オリンピックが始まろうとしています。
どう考えてもオリンピック開催までに高齢者や基礎疾患のある方の2回目のコロナワクチン接種が全て終了することは現状では不可能と考えます。
今、全国でコロナ感染者は東京、大阪を除いて増加傾向にあり,その流行株は全てと言って良いほど感染力そして重症化率の高い変異株です。
各都道府県で緊急非常事態宣言が出され、国民の皆さんが制限された生活を強いられている中で、世界ではコロナ感染が猛威を振るい、
多くの方々がワクチン接種など受けることなど到底不可能な状況であり、いわんや、なんら治療を施されることなく道端に放置され命を失う人たち
がたくさんおられることを報道などで見聞きするにつけ、心が痛みます。
何をもって日本の地において、オリンピックが安心安全にできると言うのか、理解に苦しみます。
厚労省は保育園での子供達のプール遊びは禁止しています。オリンピックの水泳競技は国策であるので許されるのでしょうか。
子供たちは、楽しみにしている園での遠足や水遊びまでが制限され、国民は自由な行動を制限される状況にあるにもかかわらず、
国民の真意を聞かないままオリンピックを開催することに自由や民主主義を誇る日本が有るとは思えない有り様です。
オリンピックを目指すアスリートに対しても為政者は明確な言葉でなぜオリンピックを中止せずに行うかを説明する義務があると思います。
オリンピック開催は国の威信を示す為だけのものとなった今では平和と民主主義の象徴ではなくなっていると思います。
今、日本の為政者はオリンピックを開くことに苦心するのでは無く、それよりも国内の安心安全を確保しながら
未来を担う子供達の健全な心をはぐくみ、身体の健康と安全を担保するには何をなすべきかを一番に考えては如何でしょうか。