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年寄りの冷や水

2024-08-30 19:59:11 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよ明日で葉月も終わりです。

8月に入りようやく右アキレス腱の炎症も治り、いざジョギングと思いきや猛暑が続いて毎日熱中症アラートが出され、

これを無視して小児科医がジョギングしただけで無く、熱中症で救急搬送されたとなっては、

しめしもつかぬどころかおそらく世間様からバッシングの嵐と心得、自重していました。

とある日曜日の昼、炎天下のもと庭掃除に精を出し、あまりの暑さに我慢できず、冷蔵庫内の冷えた炭酸水に氷を山と入れ、

いっきに1リットルほど飲み干しました。

その翌日の昼から、胃痛と吐き気と水溶性の下痢便が出現し、急性胃腸炎(虚血性腸炎も併発)して、

また1週間ジョギングができなくなりました。

これを「年寄りの冷や水」本当は年甲斐もなく冷水を頭から浴びることを表すのでしょうが、冷水を頭から浴びるのも、

冷水を急激に多量に飲むのも同じく無謀なことだと知りながら、

喉の渇きに耐えきれなかった己の自制心の無さに反省しきりの夏でした

昭和58年来の仲間たち

2024-07-30 23:08:35 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよ明日で文月も終わりです。8月に入るまでに盛夏となり、考えられないほどの暑さが続いています。

先日、卒業した大学医学部は異なりますが、昭和58年に滋賀医科大学小児科に就職した仲間が集まり一泊してきました。

何年かに一度、気が向けば会って、一晩呑みあかし、若かりし頃を懐かしむ会です。

前回より10年が経過していました。皆んなそれなりに充実した人生を送ってきたのでしょう、ひとまわりも二回りも性格も体格も丸くなり、

温泉では海馬が氷上で日向ぼっこをしているかのようでした。

今は会えば、持病のことや孫のこと、子供が未だ結婚しないなど医者と言えども普通の年寄りと同じ悩みをつまみに酒を酌み交わしています。

これからは一年先が読めない年齢となり、10年後では無く2年後に再会を約束し家路につきました。

皆んなが、これからも患者さんの為に仕事ができることを祈りつつ、帰りに旅館の玄関で撮った集合写真を見ながら次も

元気で会えるよう祈りつつ、自宅で帰りに買った地酒を呑んでいます

未成年の飲酒喫煙

2024-07-21 11:11:52 | 日記・エッセイ・コラム

とても暑くなってきました。もう直ぐパリオリンピックが開幕されます。

残念なことに、オリンピックの盛り上がりに水を差す事件が起こりました。

女子体操の有望選手が未成年飲酒喫煙で代表辞退となってしまいました。

いろいろな年代、職種の方がその選手に対する代表辞退につき賛否のコメントをされています。

多くは未成年者の喫煙飲酒はオリンピックの代表選手といえども法律に基づいた代表辞退はやむを得ないという意見です。

しかしながら一方では未成年者の喫煙飲酒に対してオリンピックの辞退は重すぎるとの意見もありました。

将来を考えて、注意あるいは反省文の提出やオリンピック後のボランティア活動の参加等を義務付けることで

辞退は回避されるべきとの意見もあるようです。

あくまでも小生も個人的見解ですが、未成年であろうが、成人であろうが俗に言う上級国民であろうが、

人として社会生活を営む上で最低限守るべき事柄が法律であることは論を待たないと思います。

小さな子供が飲酒運転の車にはねられたり、携帯を見ながら運転をしている車に横断歩道を通行中にはねられた結果、

これからの未来を失う子供たちがいることを考えると、未成年がやったことだからとか、

未来のある人が起こした事故だからと言って許されることがあってはならないと考えます。

当然その選手には十分な精神的サポートは必要であることや、未来の競技人生やその後の社会生活が人として

まっとうにできることに手を差し伸べることは言うまでもありません。


研修医の誤診でSMA症候群の10代の患者が死亡。

2024-06-24 22:33:10 | 日記・エッセイ・コラム

昨年、大きな病院で、高校生の患者さんが救急を2回も受診したにもかかわらず、適切な対応が取られずに尊い命を失ってしまいました。

新聞紙やネットニュースの見出しには「研修医の誤診により18歳の患者さんが死亡」と出ています。

これは大きな誤りです。

小生から言えば研修医はあくまでも研修中の立場で救急をローテート中で、救急専門医ではありません。

必ず研修医を指導する立場にある上級医がいたはずです。患者さんを亡くした責任を取るべき立場の人間は、

診断や,なされた検査の所見の診断に責任を持って患者さんの治療にあたる上級医と

その統括責任者である病院長を含む病院管理者だと考えます。

この病院の大きな取り返しのつかない過ちは、適切な治療を速やかに行わず18才の若者の人生を奪っただけでなく、

未来ある若い研修医に指導する事なく責任を転嫁してしまい、これからの医師としての希望と人生,

そして人間不信に陥らせた事だと思います。

大いにこの病院の責任者と研修医の指導医は今後の余生を反省と懺悔の中で生きていくべきかと思います。

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同志が亡くなりました。

2024-05-27 20:22:39 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、中学校、高校そして部活も一緒で職業も同じ同級生の告別式に参列してきました。

彼は非常に優秀で、最初は医学部に行かず、心理学の勉強に勤しみ、父親と同じ道を進むため、大学卒業後すぐに医学部に学士編入し、

老年内科を専攻し、お年寄りの悩みに寄り添い充実した医師生活を送っていました。

奥さまの話から推測すると急性白血病に罹患し、臍帯移植を受け、一旦は骨髄機能も正常に戻ったかのように見えたのも束の間、

抗癌剤と放射線治療で叩ききれなかった腫瘍細胞が再び増殖したところに重症感染症を発症し、半年の間に急変したとの事でした。

昔から聡明で、決断力に優れ、リーダーシップに関しては右に出る者がいないぐらいに発揮できる人間でした。

まだまだこれからという時に亡くなってしまったのは非常に悲しく残念でなりません。

ようやっとできた一粒種の御嬢さんが、赤ちゃんの時、同じ病院に勤めていた頃、一度だけ診察した記憶があります。

彼女がこれからどんな人生を歩むか、あと少しだけでも見たかっただろうと思うと悲しみと悔しさがますます込み上げてきます。

これからクラブのOB会や高校の同窓会で彼が凄く愛した日本酒でお互いの残された時間を愉しもうと思っていたのに。

小生がそちらに行った際は、美味い酒を用意してまってくれ。

今はそれぐらいしか言えません。