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秋の気配を感じます

2023-09-23 12:07:25 | 日記・エッセイ・コラム

九月も残すところあと1週間となりようやく、夜には秋の虫達の鳴き声を耳にするようになってきました。

学校では秋の運動会の練習に余念がないようですが、今年はまだまだ残暑が厳しい上に、インフルエンザやコロナ感染が猛威を振るっています。

4年前の冬から、緊張が解けることなく医療機関は感染対策に追われ行き着く暇もない上に、

厚労省と医療費支払側の組合は我々医療従事者がどれだけ心身ともに疲弊しているかも知りながら、

コロナ患者の対応に十分備えることに熟知しただろうからと言う根拠のない理由をつけ、10月からは診療報酬の減額が決定されました。

始終医療従事者の健康管理と患者さん同士の院内での感染予防に終始し、マスクやガウンからの感染や備品をはじめ,

患者さんが接触したと思われる場所の消毒をその都度行なうことでの医療スタッフの疲弊度は計り知れないものが有ります。

実際に日々コロナ感染に対峙しているものにしか理解できないでしょう。

残念ながら日本人の日本の医療人に対するレスペクトと感謝の念はとうに失われているのが現実でしょう


葉月の終わり

2023-08-31 21:09:47 | 日記・エッセイ・コラム

葉月も最後の日。残暑厳しい日々が続いて続います。北海道も小雨と高温が続き、農作物の不作だけでなく家畜までが

熱中症になり命を落とすものもあるそうです。

当医院でも今だにコロナ感染者は絶えませんし、8月の真夏でさえインフルエンザ陽性の子供も見られます。

外が暑すぎて外出もままならず、家に籠っている時間が長いのにも関わらず感染症に罹患する子供たちは減りません。

普段なら二学期を間近に控え、熱のある子供達を診察室であまり見かけなくなる季節であるはずが、

コロナ感染が流行して以来、この4年間で様々なウイルス感染症の流行時期や好発年齢など教科書に記載されている内容と大きくかけ離れて、

さまざまなウイルス感染症の子供達が受診しています。

人々の生活に大きな影響を与えたコロナウイルスは人類に今後も新たなウイルス感染が起こりうることを示唆しました。

今後は様々なウイルス感染に対して、速やかにワクチンや抗ウイルス薬がスタートできるような下地を確立しておくことが

日本の喫緊の課題だと思います。

コロナウイルスとともに

2023-07-22 15:43:24 | 日記・エッセイ・コラム

コロナウイルス感染症が2類から5類になり季節性のインフルエンザ同等の感染症扱いになり2ヶ月が経過しました。

巷では海外からの旅行者もコロナ禍以前の人数を上回る勢いで増えてきました。

日本でも多くの方がコロナウイルス感染症の毒性が減弱し、危険性が低いウイルスに変化したように捉えられてきており、

高齢者を除いては、辺りを見回しても、マスクをつけている方は少なくなり、大勢の人が集まる場所でも

普通に大きな声で会話をされている方達が多くなって来ました。

レストランなどの外食や観劇なども客が戻って来たようです。

社会経済上は日本にとっては大変喜ばしいことではあるのですが、いまだに医療機関は従来通りの体制で,

発熱の方とそれ以外の患者さんとを時間的空間的に分けて診察しているのが現状です。

世間ではコロナウイルス感染症に対する不安が軽減した事は事実ですが、自分や家族が発熱した際は非常に不安が強くなり、

その日に医療機関を受診する傾向にあるように感じます。

コロナウイルスが医学的にみてインフルエンザ並みの危険度に落ち着いたかどうかの明確な国からの指針が示される事なく、

単に感染症としての医療機関に課せられた報告義務と管理区分が制度として変えられただけにもかかわらず、

世間の認識の変化と、脳裏から離れない恐怖心が払拭されない相反する感情が見て取れます。

この4年間、国民に具体的な医学的な情報が示される事なく、行動指針が先走って策定された反動で,

医療機関と国民は右往左往しているのが現状です。

この4年間で何も学んでいなかったのは小生だけでしょうか


くちなしの花が咲きました。

2023-06-29 23:32:47 | 日記

水無月も後残すところ1週間を切りました。

国はコロナを5月8日よりインフルエンザと同じ扱いの5類感染症に格下げしました。

医学的にはコロナウイルスの病原性は不変で、今までのウイルス感染と異なる事はなく、

基礎疾患を持つ人や高齢者は重症化や後遺症が残ることがあったり、中には小児でも感染後2-6週間目に

炎症が再燃することも有る事など何ら変わっていない事は事実です。

ところが一般の方は2から5類に変わった事で、ウイルスが弱毒化して、なんか罹患しても病状も軽くなったものと誤解が生じています。

我々診療機関では、熱発者の診療スタンスには何ら変更なく、PPE に身を包み診療するとともに、

コロナ感染を見落とすことのないよう注意を払っておかねばなりません。

ただし、小児においては重症化する子は少ないので、全身状態が良ければ心配はいらないです。

巷では、感染前の生活に戻っていますが、個々の健康管理には充分注意し、

体調に異変があれば頭の片隅にだけでもコロナ感染は残しておいた方が良いでしょう。

水無月も終わり。

2023-06-29 23:32:47 | 日記
水無月も後残すところ1週間を切りました。

国はコロナを5月8日よりインフルエンザと同じ扱いの5類感染症に格下げしました。

医学的にはコロナウイルスの病原性は不変で、今までのウイルス感染と異なる事はなく、

基礎疾患を持つ人や高齢者は重症化や後遺症が残ることがあったり、中には小児でも感染後2-6週間目に

炎症が再燃することも有る事など何ら変わっていない事は事実です。

ところが一般の方は2から5類に変わった事で、ウイルスが弱毒化して、なんか罹患しても病状も軽くなったものと誤解が生じています。

我々診療機関では、熱発者の診療スタンスには何ら変更なく、PPE に身を包み診療するとともに、

コロナ感染を見落とすことのないよう注意を払っておかねばなりません。

ただし、小児においては重症化する子は少ないので、全身状態が良ければ心配はいらないです。

巷では、感染前の生活に戻っていますが、個々の健康管理には充分注意し、

体調に異変があれば頭の片隅にだけでもコロナ感染は残しておいた方が良いでしょう。