今日は朝から冷え込み久しぶりの雪景色を見ました。
本来の2月はこのような寒くて雪が降るのが当たり前だと思うのですが、
このところの暖冬で、寒く無いのが普通になっていました。
昨年急激な腹痛に見舞われ緊急入院を余儀なくされました。
診断は虚血性腸炎で、加齢による大腸粘膜血流の循環障害によるものです。
主治医から念のため大腸の内視鏡検査を勧められ、生まれて初めて大腸内視鏡検査を
受けました。
前日より下剤を内服し検査当日の朝9時頃より洗腸液2Lを約3時間かけて飲み、
定期的に透明軽度黄色の水様便が排出されるまで洗腸液の摂取と
排便を繰り返すものです。
その間は腸の動きを高める為に院外を結構な距離歩きました。
検査は午後の2時に始まりました。
内視鏡が肛門に挿入され順次下降結腸から横行結腸そして上行結腸と
進んでいく中でその道中、内視鏡の先端が腸管にあたるときの痛みは
結構強いものでした。
精査の結果ポリープが2個見つかり一個はその場で切除し
残りは生検を施行し悪性のものかを病理検査に委ねることで終了となりました。
1日がかりの検査でした。
愚者は経験に学ぶようですが、この学びはかなりの精神的な負担でしたが、
これから大腸の内視鏡検査を受ける予定の患者さんには自信を持って詳しく
検査のことを説明してあげることができます。
小さな子供は歴史から学び取ることはできません。
小さな経験の積み重ねによって知識を獲得し、知恵の出し方を体得していきます。
そうして更なる経験を重ね、知識を積み上げ、歴史から学ぶことが出来るようになり
ます。
経験とそれによる知恵を重ねていき賢者となるのであり、生まれた時から
賢者である者はいないと思います。
小生も既に時遅しの感がありますが是非とも今からでも経験を積み、
更に歴史から学ぶことができる賢者に近づきたいと思います