昨年暮れからインフルエンザが流行っています。
冬休みを挟んで小康状態だったインフルエンザが小学生の間で流行り出してきました。
毎度のことながら幼稚園、保育園や小学校では学校運営の問題もあり、
少しでも体調が優れず熱が有る子供は早期に帰宅させて小児科医院を受診の上
インフルエンザかどうかを検査してもらって下さいと先生方から強く念押しされて、
受信されます。
小児科医からすれば検査は熱発後12時間は経過している方が信頼に足る結果が
得られます。
最近の検査キットは感度が優れており、発熱後2時間で判定が出るものもありますが、
個人差もあり一概にそうだとも言い切れないので、12時間は経ってからの検査が
お勧めです。
検査は鼻腔奥の鼻水を採取してその中にインフルエンザウイルスがいるかどうかを
見ます。昨年や一昨年にもこの検査を受けた小さな子供たちはインフルエンザ検査を
しますとお母さんに伝えるや否や顔をしかめるか大泣きします。
綿棒を鼻腔奥深く挿入するわけですから、痛いやらジンジンする感覚に見舞われるので
たまったものではありません。出来る限り粘膜を擦らず鼻水を採取するように
努めてはいますが、小さな子供には酷な検査です。
中には泣かずに痛みにグッと堪えている子がいて、感心のあまり頭を撫でて、
キャラクターの描いたシールをあげたくなるような我慢強い強者もいます。
一方で小学校の高学年や成人でも恐怖心が強く体動が大きく危険なため
検査が出来ない事があります。こう言う方達は良く言えば人にも自分にも優しい人が多いと
感じます。