とうとう今年も10日足らずで終わります。ますます冬の寒さが厳しくなって来ました。
世間では師走を迎え慌ただしく人々が行き交い、なんとなく後ろから押されているようで、心が落ち着きません。
新年に向けての新たな希望に向かって進んでいる方がほとんどでしょう。
残念ながら中には色々な理由で新年を迎えることなくこの世を去らざるをえない人もおられます。
小生もこの冬に仕事仲間を病気で亡くしました。本人は養生して必ず復帰すると力強い口調で言っていたのに非常に残念です。
急変し、ICUに入る直前に電話で一言二言会話し、「早く復帰してくれないと困る」と言うのが精一杯でこれ以上会話すると
自分の声が涙声になるのがわかっていたので、会話はこれだけで、代わって担当医と予後について話をしました。
後二、三日長くて1週間と言う見通しを告げられて間も無く、コロナ禍のいま、身内のみに見守られて生涯を閉じました。
太くて短い一生だったと思いますが、自分の思うがまま好き放題に生きた良い人生ではなかったかと思っています。
黄泉の国に移り住んでも我儘し放題の生活を送っていることでしょう。本人の信仰について知る由もありませんが、
神さまであれ仏様であれビックリしておられるでしょう。
向こうで、どうか心穏やかに過ごせますよう祈るばかりです
