真夏ですね
いつも通勤は自家用車でほぼ決まった時間に決まったルート
を通り、医院まで行きます。
車内では好きなジャズを聴きながら至福の時間をすごします。
自宅を出て、二三分車を走らせますと大通りに出て、すぐに
バス停があります。その辺りで必ず出会う二人が今日の話の
主人公です。
一人はダウン症の青年です。いつもハイテンションで、バス停
で待つ間、得意のダンスを披露してくれています。
雨の降る日や、出勤前にお母さんと喧嘩した日なのか、
時々は気が乗らない日があるみたいで、バス停前をうろうろ
するだけの日もあり、こちらも彼の元気のなさにテンションは
下がります
もう一人は、おしゃれなウエアーに身を包んだジョギング中の
お嬢さんです。ペースを崩さず走っている姿はなかなかの
アスリートとお見受けします。
できればご一緒させていただきたいものです
当然ストーカーではありませんので後ろをついて行くのでは
なく併走したいと言う意味ですので誤解のないようにお願い
します
各々が全くの他人で面識もなく、私と何の接点もない若者
二人が同じ時間に、同じ場所で出会い、またそこを何事も
なかったように瞬時に立ち去っていく光景が毎日繰り返されて
います。
変化のない日々を送れることが幸せであるということを噛みし
めながら、若い二人がいつまでも元気で過ごせる日々が続く
ことを願いつつ、いつもの医院に向かいます