いよいよ1月も終わりです。
お正月早々、能登半島に甚大な被害をもたらした大きな地震がおきました。被害を被られた方、命を亡くされた方、
いまだに行方不明の方が多くおられる事を考えますと心が強く痛みます。
ある報道番組で、被災された家族のお話の中で、兄弟の弟さんの方が能登の実家に親御さんのお世話をする為に住まれていて、
お兄さんの方は仕事で家を出ていて被災を免れた一方で、弟さんは倒壊した家屋の下敷きになり命を落としてしまったと、
現地にて捜索に来られたお兄さんがインタビューで答えておられました。
家を弟に託した結果、被災した弟が命を無くし自分の代わりに死んだと捉えて、非常に悲しく自責の念に駆られておられる姿が、
傷ましく、自然災害という憤りの矛先をどこにも持っていけないやるせなさに胸がつかえました。
自分の事として考えると、自分が生き延びて、子供達や孫達の一人でも命を落とすような事が起こるとすれば、
原因が病気や自然災害であろうとなかろうと、自分が耐えて生きる事が可能かどうか自問自答するならば、
自分にはその先、未来を見据えて生きていく自信と勇気はありません。