健康断食のススメ

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断食に役立つ栄養学 “カルシウムを排出してしまう食品”

2012-10-24 21:12:22 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。
そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。







明治以前、日本人のカルシウム事情は、それほど悪いものではなかったようです。



もちろん、水や大地にカルシウムは少ないのですが、少ないながらも吸収率を高めることによって、カルシウムは不足することはなかったようです。



実際、学校給食が始まるまでは、日本人の子供は骨折などしなかったのです。



では、なぜカルシウムが不足するようになったのか?



それは、カルシウムを体外に排出してしまう食品を食べるようになったからです。



お肉・乳製品・砂糖。(タンパク質・リン・砂糖)



これが、代表的なカルシウムを体外に排出してしまう食品です。



日本人がこれらの食品を食べるようになったのは、明治以降の話で、消費量が格段に増え始めたのが、学校給食法が施行された昭和29年以降です。



日本人が明治以前に、お肉・乳製品・砂糖を食べてこなかったのは、宗教上の理由だと言われていますが、果たしてそうでしょうか。



私は、日本人の知恵としてこれらの食品を食べてこなかったんだと思っています。



日本人の知恵は、敗戦により、アメリカの手で潰されてしまいました。





カルシウムの摂取が難しいのは、日本の大地や水のカルシウムが少ないからでなく、食生活の欧米化により、カルシウムを排泄してしまう食品を多く食べるようになったからなのです。



カルシウム不足が深刻になった日本人の健康がどうなったか。



ガン・脳血管障害・虚血性心疾患が、死亡原因の1位、2位、3位を占めるようになったわけなのです。



佐下橋聡 拝


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