私、管理職になる前に、あまりにも不条理なことが多々あり・・・転職してしまったわけですが。。。
以前から思っていたことがあり、今は、もっとひどくなっているなと思う事があります。
特に、私のようなソフトウェア開発では顕著に。
とはいっても、社会生活でも多々あるように思えます。
それは
「やり方の答えを教えてください」
これが多い。本当に多い。
ソフト開発で出る言葉ですよ。
たぶん、別業界の人から見ると、ソフト開発の人ってプロフェッショナルな集団だと思われていると思います。
ところがです、どう作ったら良いか分からない人が作っているわけです。
愕然とするでしょ?
それが、官公庁や国のシステムでも同じで・・・そう考えると怖いでしょ。
まあ、「技術的なことで不明点がある」と言うのは、良くあることなので良いです。
ただ、これを聞く人は必ず、少しも考えずに聞くのです。
少しは考えたり、あがいたりしてから「アイデア頂戴」的に聞くのであれば良いのですが、少しも考えずに聞くのです。
考える気が無いという感じです。
「今どきの若い奴は~」
と考える人もいると思いますが、50歳代から20歳代まで、まんべんなく存在します。
そして一番困るのが、プロジェクトのリーダーで存在する点です。
リーダーがこれだとすると、絶対失敗します。
というか、右腕となる人が必要になります・・・こういうリーダーの場合は、以前から人に恵まれた結果なのでしょう。
右腕となる人が、退職したりすると・・・その会社がダメになります。
なぜ、答えを知りたいのでしょうか?
ベストじゃないにしろ、ベターぐらいは考えたらどうなのでしょうか?
開発や研究というものは、そもそもが「答えが無い」ものだと思います。
答えが無いから、答えに近づくため考えないといけない。
それなのに、1から10まで答えを聞かないと何もできない感じと言うのは、いかがなものかな?と。
そりゃ、日本はGAFAにも置いて行かれるし、中国にも大きく離されるでしょうね。
日本のほとんどの技術者は、技術者ではなく「作業員」なのだから。
そして、技術者と作業者は、工数商売をやっている以上、報酬が変わらないという現実。
どんどん諸外国に置いて行かれるでしょうね。
で、もう一つ。
「マスクをするか、指示してください」
と、テレビの街角インタビューで堂々と答える人を見ると、同じ匂いがしますよね。
それも、堂々と答えていることから見ると、「作業員」を求めている人たちかと思われます。
でも40歳代、50歳代のおっさんも、こんな感じななんですよね。。。
そんな時代だから・・・と言うわけではなく、昔からの日本の悲しい性なんでしょうか。
そして、人の失敗を喜ぶという流れになっちゃうんですね。
努力した、考えたうえで失敗するのは、称賛されるべき。
「ナイス、チャレンジ!」