早上好2010

天池針灸院による日常生活から中医学(中国伝統医学)や中国針などの情報を提供します。

京都の女将さん

2014年04月09日 | 徒然

今月の4~6日に二泊三日研修のため

京都に行ってきました。

桜開花の時期のためなのか

京都駅周辺の宿泊施設ほぼ満室のため、

ようやく決めたのは京都駅から

電車と徒歩で1時間以上かかる

日吉駅近くの日吉荘でした。

便利さと安全性に対してとても不安でしたが、

4日の夜9時半になっても、

私はまだ京都駅から日吉駅に向う電車の中でした。

突然携帯が鳴り出して、

慌てて相手の名前を確認してみたら、

「日吉荘」からでした。

柔らかい、やさしい京都弁で話す女将さんが

何時に到着するのかの確認の電話でした。

あと1時間以上かかることを伝えたら、

駅まで迎えに来てくれるとおっしゃって下さいました。

とても優しい女将さんの存在に、

今までの不安は一気に消えていきました。

ようやく日吉駅に着き

改札口もない小さい駅でした。

チケットを先頭車両のボックスに入れ、

駅から出てきたら、

中年の素敵な女将さんが車から降りてきて、

「日吉荘です」と挨拶されました。

ホッとした私は実家に帰ったような気分でした。

日吉荘はちょっと大きめな一戸建てのような宿でした。

築年数は経っているように感じましたが、

中に入ると玄関からすぐに広い食堂へと繋がり、

隅々まで掃除が行き届き、清潔感が最初の印象でした。

二階に上がって真正面の部屋に案内されました。

部屋に入ると、煌びやかな派手さはないものの

テレビや机など全ての室内備品がピカピカ磨かれており、

1階同様清潔感がありました。

その後、夕飯をまだ食べてない私に女将さんは

湯沸かしポットを持って来てくれ、

札幌から持ってきたカップ麺を作ることが出来ました。

その夜は、ゆっくりお風呂に入り、移動の疲れを

取ることが出来ました。


翌日、快晴。

窓から見えたのは、山と川の間に出来た細い道路、

山桜がピンクと白い花をつけて見事に咲いていました。

朝食は何年ぶりかの和食でした。

「納豆は食べれますか?食後のコーヒーどうですか


札幌はまだ雪がありますか?

今日の京都は例年より寒いですよ」などと


朝食を食べながら女将さんとの会話を交わしました。

食後、女将さんから

「行事は何時からですか?車で送りますよ。」


え?ビックリした私は一瞬、言葉を詰まらせました。

「よろしいんですか?」うれしく、ありがたく思っている私の

無意識な一言でした。

「いいですよ、近いから。

車で10分間もかからないですから、

歩いたら大変ですよ
。」

やさしい京都弁、心に沁みる!

実は、今回研修先京都を選んだのは

26年前、新婚旅行に一番印象深いのが

京都でした。

日本の文化や人の心など濃縮した町、

やさしい京都弁で話す女将さんのようなお方

おもてなしの心遣いの

京都が大好きです。








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