早上好2010

天池針灸院による日常生活から中医学(中国伝統医学)や中国針などの情報を提供します。

第8回 針治療は病気がうつりません

2011年11月26日 | 中医学
お久しぶりでございます。時間に追われている毎日の繰り返しで話したい事が山ほどあります。かすかな火花が私の胸に火がついたように言いたい事が一気にのどから溢れそうになりました。 これは言わなきゃ~、これを言わせていただきたい! 針治療は怖い、おっかない(恐ろしい)!病気がうつる・・・・ このような噂が前から、具体的にいつ頃から始まったか分かりませんが。大体この様な噂を散らばしている人は針治療を受けたことがない方が多いようですが、はっきり言わせてもらいますと受けた事がない方こそ針治療の事が分かってないです、ならば知らないこと、間違っている噂を散らばす事をしないで下さい、大勢の針治療の愛好者がいます! なぜ、私がこのような強い口調で今日のお話を始めるのか、実はこの二十数年の間、胸に溜まっていた思いが甦りました。 長年ずっと針治療を受けに来ていた中年の奥様ですが、彼女にとって針治療は一番適切な方法であり、首が捻挫した時、腰が打撲した時、背中が張ったり、ギックリ腰になったり、頭痛や五十肩や原因が分からない脇腹の痛み等々、日常生活中の体のトラブルがあった時、すぐ針治療を求めに来ます。彼女の口癖はいつもこうです→「私には針治療が一番合っています。」 最近、親族の集まり会に出席の際、体のあちこちに痛みがある方に針治療の良さをアピールしましたが、ある方から「針治療は怖い、おっかない!病気がうつる・・・・」との事を言われました。すると「本当ですか?針治療は病気がうつるんですか?」と聞き返されました。 私が彼女に以下のように説明しました。 その1. 大体このような噂を散らばしている人は針治療を受けたことがない方が多いようです。その方たちは針って聞くと注射針のイメージで注射針と混同しています。私たちが使っている針と注射針との違いは以下の様に示してみました その2. 現在、沢山の鍼灸師は使い捨て針を使用しています、又は患者個人の針を保管し、定期的に高温・高圧滅菌しています。針を刺入する前、必ず手の消毒や刺針部位の消毒などの訓練を学校で行い、実技合格試験の重要な内容として取り入れられています。 以上の説明を聞いた彼女は納得した笑顔を見せてくれました。 このような会話内容は私の仕事の中で常に繰り返されています。この場を借りて皆様に聞いて頂きたいです。無理に針治療を勧める気はないですが、正しい知識、あるいは情報を伝えたいだけでございます。病気が治るのは自分自身の考え、正しい知識、世の中の情報が必要です。 皆様のご健康を祈ります。
コメント (1)
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