早上好2010

天池針灸院による日常生活から中医学(中国伝統医学)や中国針などの情報を提供します。

人情(日本での生活30年になる)

2018年02月28日 | 癒し系

「人情」という言葉は普通に

中国語でも通じます。

幼い頃から、母方のおばあ様が

「人情」を受けたら、必ず返せと

よく言われていました。

 

日本での生活はもうはや

30年になります。

「人情」の風習の根強さは

つくづく実感しています。

 

「人情」を返すという理解は

年齢と共に変化しています。

若い頃はそれ程重要と

思っていなかったのですが、

段々とお金で返すものではないと

認識する様になりました。

 

「人情」はどの様に

解釈されているのでしょうか?

日本語WordNet(類語)では

意義素としてこの様に

「思いやりのある性質」

「人の痛みを理解し、何かを

してあげたいという、

人道的な性質」

説明しています。

類似する言葉は

「人間味」、「人情味」、

「同情」などがあります。

 

「人情」を人間の素の性質と

解釈するのは人間の素晴らしさを

強調されていると感じています。

生理的、構造的の内容が

動物と異なるより、

「人情」がある人間は一番重要な

ものではないでしょうか?

逆に、「人情」がなければ、

人間ではないと理解します。

 

日本に来てから、私がどれだけの

人情を受けていたかを

言い切れないです。

その重み、価値は

お金で返せるものではないと

おばあ様の人情を受けたら

人情で返せという意味が

良く分かりました。

 

思いやりのある

人の痛みを理解する、

何か私ができる事を

してあげるという人道的な

こころ(精神)を持ち続け、

言動で実現させ様と思っています。

 

私の家族、スタッフ、友人、患者、

すべて私と関わっている方達、

これからの人生をかけて、

「人情」で「人情」を返します。

宜しくお願い致します。

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