斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

真岡鉄道 6103列車

2016-10-03 21:57:37 | 鉄道
 真岡鉄道に下館発真岡行きの
 6103列車
 が設定されています。この列車とはSL列車の運行日に限ってSL列車の回送を兼ねて運行される列車のことです。この列車は乗車券のみで乗れる事がポイントで、全国で唯一となった客車普通列車となっています。
 そんな列車ですが、8月27日に開催されたさくら自動車&吉野交通の貸切のツアーの中に6103列車乗車が組み込まれていて、その中で乗車してきましたので、レポートします。


 6103列車を牽引するのは
 DE10 1535
 です。このDE10形はSL列車の回送用としてJRより購入したもので、基本的に回送時に牽引します。しかし、6103列車はDE10形にとって唯一となる旅客列車という事になります。DE10形はSL列車が下館~茂木間を往復している間に下館で待機しています。SL列車が下館に戻って来ると、客車に連結され、6103列車になるわけなんですよね・・・。




 6103列車の客車は
 50系客車
 です。もちろん、JRからの購入です。写真は上から
  3号車 オハフ50 33
  2号車 オハ50 22
  1号車 オハ50 11
 です。3号車のみ車掌室付きのオハフですね。6103列車は3両編成であるものの、乗車できるのは下館寄りの3号車のみです。


 サボはSL列車用のままでした。6103列車は真岡への回送を営業運転化したものなので、そこまで用意していなかったのかもしれませんね・・・。


 50系客車の車内です。モケット以外はほぼ原形を留めています。現存する50系客車の中で原形を留めているのは真岡鉄道のものだけなので貴重なんですね・・・。乗客は座席の半分ぐらい埋まっていますが、このうち40~50%は我々の貸切の参加者だと思われます・・・。
 客車普通列車に乗車するのは1999年に乗車した筑豊本線の50系客車による普通列車以来なので、17年ぶりです。列車が出発した時や減速する時の衝撃、本当に懐かしく感じました。これこそ、客車列車の醍醐味なんですよね・・・。筑豊本線の客レは2001年の電化に合わせてに消滅したので、本当にギリギリだったような感じです。



 下館から28分で終点の真岡に到着しました。ここで乗客を降ろして運行終了となるわけですが、乗客を降ろしてすぐに乗務員が雑巾を持ってC12 66と50系客車の車体を拭きはじめました。しかも、中にはホウキなどを持って掃除する姿も見られました。こういうシーンを見ると、真岡鉄道はSL列車を大事にしているんだなと感じさせました。
 因みに6103列車が真岡に到着すると、隣のホームに茂木行きの131列車が停車していて、6103列車からの接続を受けていました。131列車は6103列車が運行されない日は下館発茂木行きで運行されています。


 しばらくすると、入り換えが始まり、SL列車はDE10形と共に側線に入って行きました。

 6103列車に乗車して一言で言うと、「懐かしい」でした。
 以上です。

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1 コメント

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部品等が活用されてます。 (みやのこ)
2016-10-15 10:11:36
おはようございます。
武州・大宮にある山丸公園のなかに、画像の同型カマであるC12 29号機が保存・展示(因みに山丸公園以前は、旧・大宮市役所正面まえにて同機を展示)されてますけど、かなり前に66号機の動態保存に伴う復元工事を、JR大宮総合車両センターにて施工されたさい、同型式ゆえに一部の部品を、29号機から66号機へ提供されたエピソードがあります。

以上をもちまして、私はこの辺にて失礼します。
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