阪急バス 加島線

　本日をもって阪急バスの
　加島線
　が廃止されます。そんな加島線について振り返ります。

　加島線は梅田～十三～加島駅を結ぶ路線で、大阪シティバスの９７系統と完全並行しています。でも、加島線の梅田の乗り場がＪＲ高速バスＢＴの中と他の阪急の路線と違う場所にあり、しかもこれを使っているのは加島線だけという独特な雰囲気があるというイメージでした。しかも、加島線のために出張所を持つぐらいですからね・・・。

　加島線に充当された車両たちです。阪急名物のふそう＋西工５８ＭＣ、のっぺらぼう、エアロスターノンステなどいろんな車両が入っていましたね・・・。昔は本数が多く、梅田では出発を待っている間にもう次の便が到着して乗り場に２台ということもザラでしたね・・・。こんだけ本数の多かった加島線が本数を減らして廃止になってしまうなんて信じられないですね・・・。
　ＪＲ高速バスＢＴが開業する前は御堂筋北口にバス停を置いていて、こちらも加島線のみでしたね。ＪＲの御堂筋口からすぐだったので目立っている感じでした。　

　こちらは
　西川行き
　です。加島線は梅田～加島駅前がメインですが、土休日の１本だけ加島駅から先の西川まで行きます。かって阪急塚口まで行っていた名残りで２０１８年１２月改正で免許維持という面で１本が残っていました。改正前はデータイム６０分ヘッドでの運行でした。
　西川バス停は神崎川を渡って尼崎市に入ったところにあり、神崎川を渡る橋に続く高架橋の上にあります。

　こちらは２０１８年１２月改正まで運行されていた
　１９系統加島駅前～阪急塚口
　です。元々は梅田から直接阪急塚口まで行っていたのですが、２００９年のダイヤ改正で消滅し、加島駅前からの１９系統のみが残り、最晩年は免許維持で土休日に１往復だけ運行されていました。西川～阪急塚口までの間では福知山線を跨ぎ、阪神バス塚口営業所の前を走っていました。

　梅田から阪急塚口への直通便が走っていた頃の写真です。阪急塚口行きの本数がいくつだったのか覚えていないのですが、少なかったような・・・。阪急塚口では阪急バスの尼崎線が乗り入れており、大阪ナンバーと神戸ナンバーの車両が両方乗り入れていた感じですね・・・。

　平日朝ラッシュのみ運行される
　１７系統十三～加島西
　です。加島線の区間便扱いですが、系統番号が１７系統として区別されています。十三～加島西と梅田～十三と加島西～加島駅前の両端を切って短縮しているのがミソですね・・・。加島西の加島駅前方面乗り場が加島出張所のすぐ近くだったので、到着してそのまま出張所に入庫し、折り返し待機する感じでした。

　加島線の廃止に伴って
　加島出張所
　が閉所することになりました。加島線のためにあるような感じだったので、やむを得ない感じでしょうか・・・。ほんとにこじんまりとした営業所で、停車しているバスの数も少なく、廃車車両の留置場を兼ねているような感じでしたね。

　かっては高頻度で運行されていた加島線、その廃止は何だか切ない感じです。
　以上です。