今日の食事 ～サンマの塩焼き、衣かつぎ

　旬の秋刀魚はやはり大根おろしとカボスで。今日は中秋の名月。別名「芋名月」
と呼ばれますので、衣かつぎ（小振りの里芋を皮付きのまま茹で、或いは蒸した
もの。塩か醤油で戴く）で祝いました。素朴に甘く、何とも美味。味噌汁の具は
キャベツ、しめじ、ワカメなどの海草。他に人参ときゅうりの糠漬け。

　玄米にマグロや白身魚は合わないけれど、サバやイワシなど青背の魚、鯉など
の川魚、掌に収まる程度の小魚とは相性が良い。調理法で言えば、刺身をはじめ
とする生々したものはダメ。焼き魚や煮魚、佃煮にすると合う。この辺りを整理
すると面白い法則が見付かりそうです。

素朴で美味しいゴーヤチップス ～白ワインやビールのアテに

　ゴーヤを縦半分に切り、スプーンでワタと種を取り除いて厚さ１mmにスライス
する。塩をして２～３分。すっかり汗をかいたら、ペーパータオルの上に広げ、
更に上からペーパータオルで挟んで押し叩きながら、充分水気を取る。片栗粉を
くぐらせ、少量のオリーブオイルでしっかり揚げて取り出し、油を切る。遠目に
振り塩して供する。厚さは１mm、水に晒さないのがポイント。

今日の食事 ～休日夕食前の食卓

　そろそろ夕飯。頼むとアルコールとアテを出してくれる。
　本日はビールとゴーヤ・チップス。

　ゴーヤ・チップスの作り方は次項。

今日のブランチ ～ドライフルーツ入りシリアル、ポテトサラダ

　『有機シリアル　メープルグラノラ』（註）にアボカドとクランベリー、
カボチャの種をトッピング。豆乳で戴く。昔からあるコーンフレークや加熱
するオートミールは牛乳を使うのが一般的だけれども、これには豆乳が合う。
ドライフルーツは甘みばかりでなく酸味もあり、その酸味には豆乳のほうが
馴染む。植物性同士だからか。
　サラダは、電子レンジでチンしたジャガイモにリンゴ酢を振り掛けておき、
チンした人参、塩もみしたきゅうりを加え、芥子マヨネーズで和えて粗挽き
胡椒を少々。食後にオーガニックの紅茶。

　食物繊維の多い食品、特に玄米やシリアルを食べ慣れると、噛むこと自体
と、歯触り噛み応えを楽しむようになる。また、噛んでいるうちに滲み出す
食材の繊細微妙な味が、唾液と混ざって増幅し、妙なる甘みに変わってゆく
さまに満足を見出し、尊ぶようになる。ご飯（特に玄米）と野菜は、噛めば
噛むほど滋味と甘みが出るけれど、肉、とりわけスーパーで安く売っている
牛肉は概して甘みが少なく、味の抜けが早く、よく噛むと美味しくなくなる。
そのあたりのことは、牛丼チェーン店の牛肉、ファーストフード・ハンバー
ガーの牛肉をゆっくり噛んで食べてみると、実によく分かる。他方、時間を
掛けて自然に育てた肉は、ときにゴムのように固くて顎が痛くなるほどだが
旨味が強く、味も抜けにくい。


【註】原材料名：有機オート麦、有機小麦、有機ライ麦、有機メープル
（記載のまま）　シロップ、有機ローストヘーゼルナッツ、有機ココナッツ

なお。グラノラとはシリアル加工品の一種で、オーツ麦のフレークに甘味料
と植物油を加えてオーブンで炒り、ドライフルーツやナッツを混ぜたものを
総称して呼ぶ。